エアバッグの外し方

エアバッグを外す前には、バッテリーのマイナス端子を外して90秒以上待ってから作業する。また、手を地面に触れるなどして、衣服に溜まった静電気を放電させてから作業する必要がある。
上記の作業手順は、以前にダイハツの整備書にあった記載なので、CTも同様かは分からない。誤爆が起きないよう自己責任でお願いしたい。

取り外しには内部の構造を知っていると作業がしやすいので、初めに内部構造を示す。
エアバッグは丸印の3箇所でステアリングに固定されている。

エアバッグの3箇所の突起をステアリング側の赤丸に押し込むと、ばね棒でロックされる構造だ。このバネ棒のロックはステアリングの側面から赤矢印方向に押すことによってリリースできる。

右側はこのカバーを外す。左側も同じ位置のカバーを外す。

右側は赤矢印位置のバネ棒の先端を、マイナスドライバーなどで奥へ押し込むことで右上のロックを外すことができる。

左側は上のバネ棒を押し込むと左側のロックが、下のバネ棒を上方向に押し上げることで下側のロックが外れる。
これでエアバッグがフリーになる。

エアバッグのインフレーターに接続されているコネクターは、黄色のロックを引き上げてから抜き取る。このとき静電気のスパークが起きないよう注意する。
後はホーンの配線を抜けば、エアバッグを取り外すことができる。

取り付けは配線を接続し、エアバッグを定位置に当てがって押し込むだけである。