コンソールコンパートメントドアの分解方法と LED の追加 - その4

コンソールコンパートメントドアの分解方法と LED の追加 - その3 からのつづきです。

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赤丸の部分、緑矢印の部分に穴を開けて配線を通します。

赤丸部分はフタの可動部の真上です。

つまり…

フタからコンソールボックス側へ配線を渡すため、配線を通します。

先ほどの穴は赤矢印のところ。

それとは別に左右2カ所ずつ、合計4カ所に直径 2mm ほどの穴を開けて配線を通します。

あと配線の色を途中で黒に変えた理由は、ここを通すため配線自体が目立たないようにしたかったのでこのようにしました。

外したカバーを取り付けるとこんな感じ。

配線はカバーから出ている部分を長さを 約10cm 取りました。理由はアームレストとしてフタがスライドするからです。

あとは分離していた上下を組み合わせ全てを元に戻して車両側に取り付けたのですが、この方法だとスライドしたときに電線が暴れてしまい、音がしました。また、場合によっては配線がす雷の機構に挟まり断線…とかありそうです。

そこでもっと確実な別のやり方を検討してそれを実施しました。(これが結構大変… (+_+) )

思い出したのが、最初から付いていた板バネ。

これは、スライドの最初と最後にロックがかかるための板バネなのですが、スライド時は下側のプラスチック部分とこすれ合っています。常に接触している…。

ああっ、よし！ それやろう！

閃いたのは、スライドするところのどこかに薄い鉄板を張り付けてそれに配線をハンダ付け。

その板と接触する接点を作れば、スライドしても点灯が途切れることも無ければ、配線が引っ張られる心配もしなくていい。

名付けて N ゲージ作戦 (笑)

(N ゲージとは、鉄道模型のこと。鉄道模型はレールに電気が流れていて接触している車輪から電気をもらいモーターを回します。いつも車両がレールにふれあっているから思いつきました。)

まずはどこに薄い鉄板を貼り付けるか、そして接点をどこに作るか…。

これを決めるのにかなり時間がかかりました。

どこに付けるのかはお楽しみ♪

ホームセンターでリボン状の鉄板 (幅10mm × 厚さ0.5mm × 長さ1m) を購入。 291円 (税別)

加工前に念のため電気が通ることを確認。

これを取付場所に合わせてグラインダーで切断、加工。

これに配線をハンダ付け。

一般的なハンダだとハンダが乗らなかったため、溶接のように鉄と鉄をつなげる板金用のハンダとフラックスを購入。

フラックスを1滴たらしてそこにはんだ付け。ハンダが付いたらアルコールや水フラックスを流します。(板金用のフラックスは有毒なので取扱には注意です。また本来は電気用でもありませんのでその点も注意が必要かも。またフラックスを流すために水を使うと当然ながら鉄板はさびるので、洗浄後に再度パーツクリーナーで洗浄するのがいいかも。私はアルコールのウェットティッシュで拭き上げました。)

これに PP (ポリプロピレン) / PE (ポリエチレン) 対応の両面テープ (車内内装用) を貼って…

できあがった電極を赤矢印のここに貼り付けました！


(その5 につづく)