DSPユニットの取付手順

純正オーディオユニットにDSPケーブルを割り込ませるため、オーディオユニットを取り出す。

まずセンターの吹き出し口パネルとエアコンパネル下の目隠しパネルを外す。
吹き出し口パネルは手でグリグリ引っ張れば外れるし、下の目隠しパネルも隙間に指または内装はがしを差し込めば簡単に外れる。
その後、赤丸4か所のネジをトルクスT-20で外し、エアコンパネルを外す。

エアコンパネル下から出現したオーディオユニットの赤丸4か所をトルクスＴ-20で外し、ユニットを引き出す。

ユニット裏側の一番大きなコネクタを外す。
レバーが付いているのでそれを徐々に持ち上げればコネクタ全体が外れる。
絶対無理にコードを引っ張らないこと。

BMW車の場合はMOSTパスケーブルというケーブルだけは別系統でバイパスさせなければならないため、オーディオコネクタからMOSTパスコネクタ（赤丸部分）を抜く。ツメがあるのでツメを浮かせながら抜く。
これも絶対無理やり引っ張らないこと。

3で外したコネクタとオーディオユニットの間にDSPケーブルを割り込ませる。

4で抜いたMOSTパスコネクタをDSPケーブルの同じ位置に差し込む。

助手席足元からケーブルを引き出し、DSP本体に接続。好みのチャンネルにセットした後、DSP本体は助手席下に格納。
逆の手順でオーディオユニットを元に戻し、パネル等も戻して完成。

所要時間は1時間程度。使用した工具は
・トルクスT-20
・内装はがし
・精密ドライバー（MOSTパスコネクタ取り外し用）
の3点のみ

・作業のコツ
①車両のオーディオケーブルが短くケーブルを外す際の作業スペースが限られるため、センター周辺はブランケットなどで保護しておくとよい。
②あらかじめ割り込み用のDSPケーブルでツメやレバー形状を確認しておくと、オーディオユニット本体からケーブルを外す時にわかりやすい。