エンジンOH（ヘッド組み立て）

部品が揃ったので組み立てに入ります。

部品が少ないように見えますが、カムシャフトやラッシュアジャスタはカムホルダーと一緒に組むので出番はまだです。

しょっぱなから落とし穴があります！

スプリングシートとバルブステムシールを組みますが、順番は
スプリングシート→ステムシールです！
間違えると組めなくなってしまいます！
これはK6のヘッドでも同じですね。

もしやらかすと、ステムシール全交換です…。

ステムシールはシリコンオイルを吹いてから組めば手で入れられます。
変形させないように注意しましょう。

バルブスプリングには上下があります。

バネの密巻き部を下（ヘッド側）にして組みます。
間違えると…どうなるんでしょうね？
高回転でバネが暴れてしまうのでは？

バルブ、バルブスプリング、リテーナーを入れます。
バルブステムにオイルを塗布するのを忘れずに。

次にバルブスプリングコンプレッサーで縮めながらコッタを入れて固定します。

これを12ヶ所。付いていた部品は確実に元の場所に組みましょう。

全て組み終わったらバルブステムの頭部を軽く叩いてコッタの座りを落ち着かせます。

できました！

見た目もだいぶキレイになりました。

ここまでくるのが長かった…。
もうバルブ摺り合わせはしたくない！（^-^;）

燃焼室のアップ。

…今思えば手抜きに見える（^-^;）

旋盤があればきれいに削れるような気がするけど、あんまり削るとバルブが欠ける可能性も…。
次回に期待しましょう！（笑）