またまたとてもお久しぶりです。
事業の成績が大変な状態なのに、結構へぷぃ~な仕事が立て続け。
仕事は、方向を大転換を強いられる程の、市場の変化。
相続案件が立て続け。なんと、初のM&Aまでやる始末。
M&A!!
専門会社への紹介手数料だけの話だった筈が、矢面立って交渉までしないといけなくなってしまった。
こりゃ大変だわ。
結婚もそうだったけれど、自分の人生、大きく変わろうとしているようです。
さて、5月の末頃(何と誕生日!)、追突事故を食らってしまい、車両価格の問題で、敢え無く廃車となってしまったおっちゃんです。
…まあ、事故の件は、もうどうでもいいや。相手があまりにも…だったので、トコトンいたぶるか、それともこれで終わりにしてさっさと仕事に集中するか、その選択肢を考えている最中です←こんなのとても簡単です。実務の中でもいやがらせしてきたからアホらしい程度のことでして(笑)。
さてさて。
このような事態から、クルマを買い替えることになりました。
…さて。
皆さん、ワタクシが何に乗り換えると思いますか?
乞うご期待!!
…って。
既に仕入れが終わって名変だけの状態なので、発表しましょう。
意外な車種???????
それは…
アイシスです!!
それも、マイチェン前の極上品です。3万キロ行っていないピカピカもの。
はい~??
なんて、右京さんみたいな反応をした方々ばかりかもしれないな;;;;;;;;;;
実は、昨年10月末、両親と妻を連れて、両親の故郷である高知県へ3泊4日の旅行へ行ってきたのです。
帰ってきた直後に、何故だかヒョイと中古車サイトを見る気になり、「あ、これ欲しい」と何かに導かれるように見付けていた車種でした。
ワタクシがAT…というだけでも「フッ…終わったな、アイツ」と思われたかもしれないというのに、なんとミニバン系統を選択するとは。
でも、これは、必然に近い。
簡単に言えば、両親と妻と旅行に行くときに、マークXでは、乗り心地と疲れない点を除けば、とても制約が大きかったからです。
両親も80代後半、元気なうちに、何度か高知を見せておきたい。
それと、家族で旅行するなら、しっかりしたクルマで、サイズも合い、しかもある程度キチンと走るクルマを選ぼうとしたら、何故だか選択していたクルマでした。
一番は、両側のパワー・スライド・ドアが欲しかったこと。
次に、制約がないトランクルーム。車椅子が載せたかったからです。
だから、三列目シートが跳ね上げ式ではないものが欲しかった。
値段もそこそこで、シンプルな飽きないデザインであること。
さらに、今、カローラ・アクシオを借りているんですけど、一昔前とは違ってCVTの凄さを体験したので、古くてもCVTが欲しいな、と。
正直、もはやこれ以外の選択肢は、結局見つかりませんでした。
マークXに乗るようになってから、つくづく思うようになったのは、「ファミリー・カーって偉大だな」ということ。アイシスは、マークX以上に、ホンマに欲しくなりました。
ここで、結構気に入った(??)意外な点もあった。
10年以上作られ続けている事実。
何故だか、この点は自分の中では結構プラスでしたよ。
ただ、実際に買う車両を見つけるのは、結構苦労したみたい←クルマ屋さんが、ね。
この車種、オトーさんが買っても、日頃乗るのはオカーさんだったりするので、ボコボコに擦った車体が異常なほどメチャクチャ多かった。それだけ、実用クルマと言ってよいものなのではないかなあ。
箸にも棒にもかからない車体ばっかりで、その中で、社長からワタクシに送られてくるタマというタマの写真が、社長の苛立ちを煽る煽る!(汗)実際、とても不機嫌になっていましたよ。もう少しで、ややこしい車種の注文をしてきたワタクシに恨みつらみが向けられそうだったのではないかな?(大汗)
その上、どうやら輸出にかかっている車種らしく、値段が上がり気味。ただでさえ中古車の値段が上がり気味なのにねぇ。
社長は、クルマ屋さんとしての矜持が許さないというか、ワタクシにきちんと条件が合う車両が出てくるまで、ホンマに気を許さずに探してくれていました。
そしたら、丁度10年前の車体だけれど、内装のビニールも外していない部分すらある、ホンマのピカピカを探し出してくれて、オークションでは炎のボタン押し(笑)、。実際、ホンマに条件通りの価格で落としてきてくれました。
中身を見たら、ホンマ、どこにも欠点がない!日光にあたった形跡が全くなく、ライトも透明なピカピカ。フロントガラスも擦り傷一切なしのピカピカ。内装はホンマに10年前?というほどのピカピカ。距離は3万キロ行っていない。タイヤは、多分3年以内のピレリでバリ山。バッテリーも去年7月に換えてありました。多分、屋根付きシャッター付きガレージで、たまにしか乗らなかったとしか考えられない車体でした。
年式以外、非の打ちどころがない…
これで、家族で高知に何時でも行ける。
〇10年経っても生産している=間違い??
さてさて。
昨今、エスティマのマイナー・チェンジについて、中々うるさい人もいる。
ちょっと引用してみようかな?
http://autoc-one.jp/toyota/estima/special-2751959/
トヨタ 新型エスティマ、なぜ小変更でも話題になるのか?10年経ってもモデルチェンジしない理由
トヨタのマイナーチェンジした新型エスティマを取り上げた記事のアクセス数が、驚くほど多い。
10年経ってもモデルチェンジしない話題の新型エスティマを写真でチェック(画像110枚)
人気記事のランキング上位を独占しているほど。冷静になって考えてみると、マイナー前の月販台数は1000台を下回っている上、今回の変更点といえば安価なタイプの自動ブレーキが付いたこととフロントのデザイン変更のみ。
なぜ皆さん気になるのか?
現在の日本市場の特殊性がハッキリ出ていると思う。まず一つ目の「深刻ですね」は、「トヨタですら日本専用車を作れなくなってきた」というもの。
エスティマの場合、毎月1万台以上売れていた時期もあった。10年前なら2~3年でマイナーチェンジ。4~6年経てばフルモデルチェンジするのが当たり前だったろう。エスティマなど、とっくに新型になってるハズ。
また、10年すれば技術が大きく進化し、シャシはもちろんエンジンや駆動系も一新されて当たり前。なのにマイナーチェンジの内容をみたら、燃費を含め10年前と変わらないハイブリッドシステムだし、普通のガソリンエンジンだって今や当たり前のアイドリングストップさえ付いていない。「コストを掛けられなかった」ということである。
二つ目の「深刻ですね」は、前述の通り技術面で“ほぼ”進化していない車種なのに、アクセス上位になるほどニュース不足だという点だ。
一昔前まで日本で販売されている車種と、海外で販売されている車種は基本的に同じだった。したがって毎年たくさんの新型車がモデルチェンジされていたのである。自動車専門誌などページ不足になるほど。
ナゼ小変更のマイナーチェンジでメディアは主役級扱い?
考えて欲しい。毎月フルモデルチェンジが2車種あれば、専門誌やWEBなどで新車の紹介記事と試乗、ライバル比較などで、毎号6記事くらいの新型車が巻頭グラビアを飾る。
新しい技術どころかエンジンの刷新すらない今回のマイナーチェンジ程度なら、せいぜい白黒ページ半分といったイメージ。なのにエスティマのマイナーチェンジが主役扱い!
どんなジャンルにも言えることながら、二軍同士の試合など盛り上がらない。実際、内容的にもツマらないと考える。
日本市場の販売台数が大きく低迷しているのは当然かもしれません。
今後はどうか?ヒットするかどうか二の次にして、世界市場に出している日本車を売るというのも面白いと考える。勢いがあるベンツは、多くの車種を日本市場に出している。
フロントグリルの変更と、必要最低限といえる自動ブレーキが付いただけでトップニュースになるより、「これだけの変更内容でニュースになるのが理解出来ない」ことが話題に上がるようにならないと、自動車産業の元気は戻らないと思う。
[Text:国沢光宏]
…まあ、評論家なんて、何も気にする必要はないのですが、問題は、この人が陥っている穴は、ユーザーを含め、どんな人も嵌っているし、そして、何よりも重要なことは、そのことに自分だが気が付いておらず、そして更に、周りがバカに見えているけれど、自分はそうだとは決して思っていない、自分だけは「何もかも分かっている」と思っていること。
では、嵌っている穴とは??
これね、とても簡単なんです。
この世で、「正しい」なんてものはない。物事に意味を与えているのは、実は人間の主観だけ。
仏教じゃ「
色即是空、空即是色」という言葉ですね。
つまり、国沢氏は、簡単に言えば、「自分だけが分かっている。この答えが絶対だ!!」と勝手に思い込んでいるだけなのに、そのことに全く気が付いていない、ということ。
〇見方を変えてみると、自分が勝手に意味を与えていることが分かる
例えば。
この中で、考え方を変えたら最も愚劣かもしれないことを書いていること、気が付きました?
「
マイナー前の月販台数は1000台を下回っている」
…言い方を変えれば、年間数千台から1万台近く売り上げている、ということに他なりません。
この人の勝手な思い込みは、十数万台売れてこそクルマだ!というだけに過ぎない。それは、人が数字にどのような意味を与えているか?ということなのに、この人は、「誰もが自分と同じように数字を捉えている」という前提を疑いもせずに物事を考えているだけです。
ワタクシは、最も売れなくても残っていたクルマもあったことを知っている世代ですから、このことはむしろ「ああ、日本も成熟したのかもしれないな」とい捉え方をしていました。
だってね?10年以上その状態を続けているということは、既に単純に10万台以上、世の中に供給し続けているということだからです。
ということは、現在進行形で、
既に10万人に支持され続けている、という評価すらできるということです。
では、なんでこんな考え方ができないか?ということなんですけど、それは、自分が意味を与えているだけに過ぎないことに気が付いていないからです。
〇世の中のものは、変わっていること、変わらないでいることが繋がっている
世の中のものは、変えてはならないものと、どんどん変化すべきものとがあり、それはどちらも繋がっています。
これは、「
不易流行」と呼ばれます。
特に真の経営者は、このことを痛い程知っています。
しかし、国沢氏は、残念ながら、全く分かっていない感じがする。
変えてはならないものとは、誰もが大事にし、そのことを揺るがせにすると、その上に育つべき価値が全て吹き飛んでしまうようなもののことです。「根っこ」と呼んでもいいし、信念、基準、理念、いろんな呼び名があります。これは「不易」。
そして、変わっていいものとは、常に留まらない世の中で、不易の上に立って変えていくべきもののことです。これは「流行」。
国沢氏は、ただ「流行」の部分を重要視しているに過ぎない。
〇「クルマの存在意義は何?」
では、皆さんも問い直せばいい。
「クルマの存在意義って何?」
スタイル?色?ドライビング・プレシャー?はたまた燃費?
クルマが与えてくれている価値って色々あるでしょうね。
でも、それを突き詰めて考えていくと、たったこれだけ?というものにぶち当たってくる。
それは。
「世の中の人と物が、安全に、便利に、しかも快適に楽しく移動できること」
実は、これだけです。
これだけが、クルマの存在意義です。
ビートルは、2000年代に入るまで製造され続けていました。それは、この命題を満たし続けていたからに過ぎません。
つまり、世の人が、その存在意義を認めていたから。
実際は、このことだけなのは、皆さんも、言葉にしてみると「当たり前じゃん!」と言えると思うんですよね。
ところが、変化の方が重要になり、それが全てと勘違いしてしまう。もし、彼がそのことをよく分かっているなら、古いからダメ、駆動系がどうとかなどと言う点を最優先に書かず、エスティマが望まれている美点を検証し、その上で、時代の流れのために変わらなければならないものを検証して提言していた筈です。
それが、彼の場合、完全に皆無。
多分、彼も昔は違っていて、クルマの本質(不易)は分かっていた筈です。それが、失われてしまった。
これも原因は簡単。「自分は分かっている人間だ」と思った瞬間から、原点を振り返らなくなっただけです。そうしたら、簡単に失われてしまう。
これはとても不思議なんですけど、超一流と呼ばれるトップ・ランナーにお会いすると、皆さん共通したところがある。
それは、どこかアマチュアリズムを持ち続けているんですね。
簡単に言えば、「自分はまだまだ分からないし、これからも勉強し続けて分かる部分を増やし続けていくだけだ」と本気で思っている点。
言い換えれば、自分の中の可能性に限りを付けていない。
少し、物事から離れて見て、本質(不易)と変わろうとすること(流行)とを見えるようにしたいものです。そうすると、彼の言うようなことは、実はあまり大したことでもなく、変えない点が何に問題があるのか?もっと違った重要さを皆さんに訴えかけられるようになるのではないかな?と思うのです。
さてさて。
実は、アイシスも10年以上生産し続けているクルマなんですよねぇ~。
…ワタクシの場合、単に「カネがない」というだけで、この車種を選択していただけなんですけどねぇ。変わった変わらないなどという高尚な理由では決してなかったのになあ(涙)。