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soundproの愛車 [アルファロメオ ジュリア]

整備手帳

作業日:2021年5月12日

ジュリアをDSPとブルームーンスピーカーでサウンドアップ♪その2

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目的 チューニング・カスタム
作業 ショップ作業
難易度

中級

作業時間 12時間以内
1
トランクルーム内に移動して大魔神の御尊顔を拝みます。

(日本のカーオーディオ市場では)今はなきJBLの30センチウーファーです。
GTO1214という型番の製品で、当店で以前提供しておりましたJBLコンプリートパッケージの構成コンポーネントとしてお求めいただいた製品です。

施工させていただいたのが2014年ですので、もう7年も経ってますが、PCやスマホのように、メーカーが全身全霊をかけて陳腐化させてくるデジタル製品ではないので現役バリバリ元気そのもの。気を利かせて席を譲ったら「失礼な!」と逆ギレされそうな勢いです。

アナログ製品は古くなりにくい、、なんて表現がありますが、むしろデジタル製品のドッグイヤー化のほうが異常なのかもしれないですね。
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リアトレイ(トランクの天井)を下から覗き込んだところです。

ここに吊ってあるのはDSPアンプ(audison prima AP 5.9bit)とチャンネルミキサー(AUDIO CONTROL LC8i)です。
冒頭でご説明しましたように、純正オーディオの多チャンネル出力を集約するためのミキサーと、スピーカー構成に対して必要十分なDSPアンプを組み合わせて、コストダウンを図った結果です。

アンプボードは奥の壁からロフトのように立ち上げて、物理スイッチのないDSPを上段に、調整ツマミとインジケーターのあるミキサーを下段にレイアウトしています。

ミキサーによって純正オーディオの8ch分の出力(フロント3way(6ch)+サブウーファー(1ch)+センタースピーカー(2ch))からステレオフルレンジ(左右2ch)を合成し、DSPアンプで5ch(フロント2way(4ch)+サブウーファー(1ch))を出力するようになっています。

なお、純正オーディオアンプには、直接スピーカーが接続されていないと動作を止めるフェイルセーフ機構が付いているので、audison製のダミー抵抗 USS4を2個(8ch分)取り付けて解決しています。

手前のアルミテープは、積荷に配線が触れないための養生です。普段目につくところでもないので、コスト優先で簡易に済ませました。
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最後はレーダー探知機です。

前後ドラレコ。ほどのマストアイテムでもありませんが、スピードが出てしまう車に限っては、やっぱりマストですね。
最近は国庫金の歳入アップ♪のための切り札としてレーザーによる検知システムが導入されましたので、最新のレーダー・レーザー探知機を取り付けました。

検知能力・性能の点では、メーカー間の差がほとんどないのが正直なところですが、総合的な評価で一歩リードしているコムテックのワンボディタイプ、ZERO608LVです。
より高い検知能力を求めて、受光部をダッシュボード中央に設置するセパレートタイプを選ぶ方もいらっしゃいますが、すっきり外観を優先したい向きはこちらですね。
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今回はアルファロメオ・ジュリアのサウンドアップ事例を御覧いただきました。

ベース車は、昨今の高級車によく見られる多チャンネルアンプ・スピーカーを備えたオーディオシステムを装備していました。
こういった車の音質改善を図る場合、スピーカー出力をDSPに取り込んで、聞こえ方を最適化するというアプローチが主流です。

DSPを機能させるために必要な情報は、ステレオのフルレンジ信号(2ch)だけあれば足りる(※)のですが、今回のようにあらかじめ帯域分割された信号が出力されている場合は、①全帯域分の情報を揃えるために必要なチャンネル数を考慮しなくてはなりません。
また、これと並行して、求める音像を得るために②鳴らすべきスピーカーの数も考え、DSPまわりのシステムの姿を総合的に判断することになります。
(※)警告や案内等のシステム音声が出力される特定のチャンネルがある場合は含めて考える必要があります。

①入力チャンネル数については、今回のようにフロントで3帯域、それに低音域のサブウーファーと几帳面に分割されている場合、最低7チャンネル必要になりますが、ボルシェやBMWのようにツイーターとスコーカーが1系統になっている場合は、その分、減算してよいことになります。
②出力数については、一番受け入れやすいのは全スピーカーを鳴らして総合的に制御するという方向だと思います。この場合は出力系統数に応じたプロセシングチャンネル数ならびに内蔵アンプ数(不足分は外部アンプも動員)を有したDSPである必要があります

以上が検討に必要なファクターになります。

①の方は、全チャンネル分の情報が揃わないことには話が始まりませんので、それだけのキャパのある機種を選ぶことになります。6ch対応が主流で、それで足りる車がほとんどですが、8ch対応、12ch対応(ヘリックスのV-TWELVE DSP・税込264,000円)といったハイスペ機もあります。

②の方は悩みどころです。「全スピーカーを鳴らして総合的に制御」というフレーズは銀河系の支配者のような甘美な響きがありますが、今回のベース車を支配しようという場合、12チャンネル対応のDSPが必要になります。
しかしながら、前席の搭乗者を前提とすれば、フロント2wayあるいは3wayと、サブウーファー(5ch or 7ch)が鳴れば十分ですので、この線が検討の目安になります。それを踏まえて、今回のように、後部座席系のチャンネルにはDSPを介在させず、純正のままにしておくという手もあります。

今回のようにスピーカーたくさんの高級車だと、ちょっと頭を悩ませることになりますが、判断の基準をうまく設ければ後悔なく納得できる線を見出すことはできます。
なお、大方の標準オーディオ車ではフロント左右4chまででフルレンジが確保できますのでもっと気楽です。

機種ごとの入出力チャンネル数や、内蔵アンプのスペック等については、こちらのDSPデータベースページでまとめてありますので、必要に応じて御覧になってみてください。

また、DSP導入に関するご相談についても、お気軽にご相談ください。

メールフォームはコチラです。
https://www.soundpro.jp/contact/index.php
電話もお気軽に♪03-5913-8450です!

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