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soundproの愛車 [ホンダ プレリュード]

整備手帳

作業日:2022年1月23日

プレリュードをカロッツェリアのデッキとスピーカーでサウンドアップ♪その2

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目的 チューニング・カスタム
作業 ショップ作業
難易度

中級

作業時間 12時間以内
1
ドアトリムを外したところです。

20年以上たったクルマですので、それなりにホコリを吸い込んでますが、だいぶキレイな方です。
中にもサビは出てないようですし、程度はかなり良いですね。
2
アウター側の仕事が終わったところです。

ビニールシートを剥がして、清掃と脱脂を済ませた後、アウターパネルを防振します。
ドア防振には、制振力の強いデッドニングと、効果がマイルドなドアチューニングを基本メニューとして用意していますが、今回はドアチューニングの方をお選びいただきました。

使用する素材はオーディオテクニカのAT-7560Rです。
3
インナーパネル側が終わったところです。

スピーカーケーブルを引き込んだら、サービスホールを塞いでいきます。
加えて、平らな部分に防振材を配置していきます。全体的には平面ですが、等高線のように巧妙な凹凸がつけてあるので、ねじれ耐性が高くてビビりにくそうです。

最近のドアオープナーは、自転車のブレーキのようなワイヤー式ですが、このころは折り曲げた金属棒のロッド式が主流でした。
防振材との接触による抵抗増で、動きが渋くならないよう、コルゲートチューブを使って通路を作ります。
4
スピーカー取り付け位置の様子です。

「純正ドアスピーカー」のコマでご説明しましたように、スピーカーユニットはドアトリムにネジ止めする構造になっており、さらにカップ状の雨除けでガードされる造りになっています。

これを前提として、今回は、市販の4穴スピーカーが付くように、3穴のネジ穴が設けられている面にバッフルを組み、スピーカーのお尻のクリアランスを確保するためにカップ部分は切除することにします。
5
カップを切除して、バッフルのテンプレートをあてがっているところです。

カップ部分がそっくりなくなっているのがおわかりになると思います。
あてがわれているバッフルは、製品版を切り出すための「テンプレート」ですので無塗装ですが、製品版のほうは、硬さを増すためにMDF改質剤を含浸させた上で、黒サフェーサーで防護しています。

固定の方法はちょっと複雑です。
(1)バッフルとドアトリムの締結は、ドアトリムの既存の3つのネジ穴を貫通させてから、ドアトリム裏側から木ネジを締め込むことによって行っています。
(2)次に、バッフルと一体化したドアトリムと、インナーパネル(鉄板)の締結ですが、これはバッフルに空けてある4つのネジ穴から、インナーパネル側に新たに設けた穴に向かってボルトを通し、締め込むことで行っています。

上記(1)の加工のみで、純正スピーカーの取り付けと同等の締結力は発揮できているわけですが、スピーカーバスケットを出来るだけ強固に固定するには、(2)の工法をとって、(土木系のアンカーボルトのように)インナーパネルにまでボルトを到達させておきたいところです。

最後になりますが、バッフルに空いている穴をヘコませてある(皿穴といいます)のは、ネジ頭を沈ませることで、スピーカーを取り付ける際に、ネジの頭がスピーカーのフランジ面にあたって、浮かないようにすることを目的としています。
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スピーカーを取り付けたところです。

前カットでは、バッフル⇔ドアトリム⇔インナーパネル(鉄板)同士の締結方法についてお話しましたが、スピーカーをバッフルに取り付けるためのネジ穴は、これまでの説明に登場していません。

このネジ穴は、前カットで触れた(1)の穴とも、(2)の穴ともカチ合わない位置を別途見つけて決めています。
結果的に、スピーカーバッフルには3+4+4=11本のネジが刺さっていることになりますね。
7
今回はホンダの名車プレリュードのサウンドアップ事例のドアスピーカー交換をご紹介しました。

ヒストリックカーの楽しみ方は、ガチガチに純正状態を維持するスタイルと、適度に時代の空気を入れるスタイルに二分されると思います。
一昔前、「エンスー」なんて呼び方が新鮮だったころは、圧倒的に前者が主流だったように思いますが、今はもっと洗練されたんでしょうか、オリジナルのエッセンス・テイストを最大限に尊重しながらも、時代に応じた使い勝手や、安全面を十分な水準にまで高める手の入れ方が主流になってきたように思います。

このクルマの場合、センターコンソールにはきれいな2DINスペースがあります。1DINのカセットデッキ+ポケットが標準形だったようですが、オプションでCDプレイヤー(+CDチェンジャー)も選べたようです。
やっぱりナビがないと。とお考えの場合は、お好きなデザインの2DINナビを入れられますし、今回の事例のようにデッキの雰囲気が残したければ、DEH-970なり、DEH-970なりの1DINデッキとポケットという選択ができます。

むしろ、きちんとやりたいなら、手をかけるべきはスピーカー周りですね。
本文で詳述しましたように、フロントスピーカーは3本ネジ止めで、窮屈なカップ入りと独特な造りをしています。当然ながらポン付け交換はできませんので、加工が前提になるわけですが、「オリジナルスピーカーバッフル制作」のカット内の(1)でご説明した工法、あるいはそれに準じて、ドアトリムになんとかしてスピーカーを取り付けるところで完成にしてしまうケースは少なくないようです。(鳴るには鳴りますので)

内装にスピーカーを取り付ける(ぶらさげる)取り付け方は今も存在しますので、それ自体は尊重しますが、このクルマのように、もうひと手間で頑強なインナーパネルに締結できるような条件であれば、そこはキチッとやっておきたいところです。

ツイーターの追加は、確実に見た目が変わるポイントですので、お考え次第ですね。
ホンダ車は若々しさ・明るさが信条だと思いますので、ガチガチのオリジナル原理主義にこだわらず、時代に合わせて形を変える柔軟性を許容できる空気があると思います。

そう仮定したとして、常識的で平和な雰囲気を重視するならオンダッシュでいいでしょうし、機能性を優先させて、すこしエッジを立てた雰囲気を出すならピラー取り付けもありです。また、後者をインテリアに溶け込ませたい場合は、深めに埋め込んでレザー張りで仕上げるのもありでしょう。
また、音質も求めたいけど、オリジナル外観を維持する楽しみを優先したいとなれば、ドアスピーカーをコアキシャル(同軸)スピーカーにするという手もあります。

オーナーさまのご希望とご予算に応じて、柔軟にプランさせていただきます。
どうぞお気軽にお問い合わせください♪♪
https://www.soundpro.jp/contact/index.php
直接のお電話もお気軽に♪
03-5913-8450です!

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