ELテープで2代目グリルにイルミネーション【後編】
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
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後編は、ELテープを貼り付けるためのエンブレム土台への工作を中心に、フォトギャラ的に解説していきます。「こうやったらうまく出来ます」ではなく、「とにかく無理矢理くっつけました」というあがきの記録です。
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具体的な工作は、テープの通る切り込み、ずれないための溝、無理矢理三次元的にねじって巻き付けるための逃がし部分。ルーター大活躍です。
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間接照明的に、ということなので、エンブレム内側は、目に付きにくい上側だけにELテープを貼り付け。
EL1本で一筆書きするために、裏側ではこんな具合にぐねってます。グリル内側のラジエーター部分にも光が回りますが、元々依頼主様のクルマには黄色いイルミが施されていますので気にしません。
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両面テープで貼り付けたELの点灯試験。
露出の具合で写真ごとに色が違って見えますが、肉眼ではELそのものは黄色く見え、周辺の反射光は緑がかって見えます。
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ところで、ELは、それ自体の発光色とフィルターとして各色のクリヤシートを組み合わせて、様々な発色を得ています。だから、昼間見た消灯時のELテープの色と夜の光は同じとは限りません。画像は、いつもお世話になっているLEDパラダイスから拝借してきたものです。
これがELテープで照明デザインするときのネックでもあります。
黄色で統一している依頼主様のクルマに緑色の光が加わったのは、デザイン上のものというよりこういうパーツの事情からです。
ちなみにYellowのテープでも実際の光は緑っぽいですが、これは黄色のクリヤシートを重ねても暗くなるだけだったので、潔く緑でいくことにしました。昼間黄色いから許してもらえるだろうということで(笑)
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バスコークやホットボンドで、固定と防水を兼ねてなりふり構わずベタベタです。特にエンブレム土台上部の隙間は、一番目立ってしまう部分ですが、バスコークでコンクリの基礎打ちのごとく埋め込んでいます。
土台下側のテープふくらみは、雨水を逃がすための、 …ウソです(笑)
そして写真でお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、エンブレム内側の土台床と、上部EL隙間部分がストロボで妙な光り方をしています。これは黒の反射シートを貼り込んだものです。夜間駐車中に対向車のライトでこんな具合に光るはずです。昼間はただの艶あり黒シートにしか見えません。
文字部分のLEDテープは前バージョンからの移植。5060LEDテープに黄色のクリヤシートを貼ったもの。この懐なら、その気になればもう一列追加できます。
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裏側の配線。何ヶ月も試行錯誤したあとの最終工程です。配線の取り回しを考えてまとめていくのは、さほど時間をかけていません。コードを切って被膜を剥いてハンダ付けして、粛々と進めていきます。
インバータは強力両面テープで貼り付け。上の方の四角い箱です。各配線の接続部分は、このあとさらにバスコークで封印しています。
インバータは「チーッ」という高周波音を発しています。製品や電源の質によって音の大きさは変わりますが、いずれにせよ室内使用する場合は遮音対策が必要です。
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完成写真。昼間見ると、黄色のテープがいい色してます。
用途外使用ということで心配していた防水ですが、装着後、梅雨の季節をなんとか乗り切ったようですので、とりあえず良しとします。
最後に。今回使用したELテープは、あくまで屋内使用を前提として作られています。今回のような使い方はすべて自己責任において実施したもので、たとえヒューズが飛ぼうとも、ショップやメーカーさんには一切責任はありません。また、この弄りを真似したあなたの大切なクルマが壊れても、私も責任は負えません。その点、くれぐれもご注意ください。
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