エアクリーナー交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
2
まずは、エアクリ導風ダクトを外します。
2箇所のプラリベットで留まっているだけですか、私はこのリベットを外す作業が大嫌いです。
特にプラスドライバーで回すタイプ。
外す時はネジ回してもプラネジがまず緩んでこない。
マイナスドライバーを横から突っ込んで引き上げながらプラスネジを回すと緩む場合もありますが、今回はダメ。
結局、1つはぶっ壊してラジオペンチで外しました。
もう1つは、なんとか再利用可能状態。
こういうのは、使い捨てのプッシュタイプがいいですよ。再利用はあまりできませんが、外しやすい。
3
ところで、余談ですが、導風ダクトを外すと、ファンで冷やすように配置される赤矢印で指したパーツが見えます。
これは何の機能があるのでしょう?
ファンコントローラーか何か?
コネクタが挿さっていないところがあるのですが。
(後日談で、やはりラジエーターのファンコンで、何も挿さってないコネクタがあるのも仕様でした。)
まあ置いといて、まずはサクションとエアフロセンサーを繋ぐゴムパイプのところのホースバンドを緩めます。
青矢印で指したところ。
8mmナットでした。
緩める時はラチェット使ってあとはマイナスドライバーの方が早い。
4
しかし、とにかくインタークーラーパイピングとの組み合わせが知恵の輪状態であり、エアフロセンサーごとエアクリを外すのにとても時間がかかりました。
エアフロセンサーのコネクタも、簡単に抜ける位置にない。
取り付け時はショップ作業で、自分で取り付けていないので、考えながら外さなければなりませんでした。
オイルキャッチタンクを外したりなどしましたが、意味がなかった。
結局、バッテリーを外しました。そうしたら手が入るようになった。
バッテリーを外すと、インタークーラーパイピングも可動域が増えるのですが、スロットルのところのTボルトクランプを緩めてみたが、これはあまり意味が無かった。
また、元のエアクリが、謎の自作ステーで車体に固定されていた。
このように、色々試行錯誤しながら発見して行き、ようやく知恵の輪が解けて外せました。
外したら、サクションパイプからゴミが入らないように、ビニール袋とか軍手とか被せておきます。
社外と純正のソレノイドバルブが並んでいるのも、久々に見ました。
5
外したエアクリ。
錆びてます。
金網の錆は内側にまで及んできてました。
一方、フィルター自体はゴミで詰まったりはしてなかったです。
タンポポの種がとか、虫の死骸がとか、ありがちですが、無かったです。
錆を落としてフィルターを洗えば、まだ使えそうですよ。
どなたか差し上げます。
箱入りです。
ただ、送料を負担するつもりはありませんので、そこはよろしくお願いします(笑)
来週末には捨てますので、それまでに。
6
エアフロセンサーを外しました。
センサーはエアクリに直付けで、4本のボルトで留まっています。
ゴムのパッキンが挟まってますが、潰れたり硬化したりしてないので、綺麗にして再利用します。
新旧比較してみましょう。
両方、円錐台形ですが、新バージョンの方が上面の面積が若干広く、ファンネル形状。そして黒塗装。
底面の面積は同じです。
錆には強くなってそうです。
ファンネルは未知数。
7
画像無しですが、外したエアフロセンサーを、ウエスとKUREのエアフロクリーンで掃除しました。
エアフロクリーンは、カルマン渦式エアフロセンサーには使うなと書いてあります。
どうせ勢いよく整流用のハニカムに至近距離から噴射したら変形するからでしょ?と思ってましたが、違いました。
ハニカムからゴミがかなり取れるのですが、奥深くて手が入らないので、ゴミがエアフロの筒の中に残るんですね。
上手く、エアフロクリーンで流したり、ウエスを突っ込んだりして、綺麗にしました。
エボのエアフロは、溶剤がかかると不味いような部分はありませんが、超音波を使う精密機器だし、整流ハニカムは触るだけで崩れるし、取り扱いには注意が必要です。
8
エアフロを新しいエアクリに付けたら、サクションに挿します。
サクションのゴム配管は、サムコの多層タイプなので、入れにくい。
ほんの少しだけエンジンオイルを塗って、ヌルっと入れました。
外す時に発見した謎の自作ステーは、きっと取り付けてもらったショップの工夫でしょうが、基本的に、サクションパイプか吊られているためにエアクリは浮いていてどこにも接触していないため、不要と判断し、再利用しませんでした。
しかし、エンジンが前後動すると、エアクリも若干動いて接触する可能性があります。
よって、画像の通り、インタークーラーパイピングやバッテリーの台座など、エアクリが動くと当たる可能性があるところに、スポンジをカットして両面テープで貼り付け、クッションにしました。
赤い矢印で指した4箇所。
9
全部戻して完了ですが、私、バッテリーの取り付けも大嫌いなのです。
二本の棒を引っ掛けて、ナットで締めますよね。
寒冷地仕様でB24のバッテリーが付いていたのにB19に換えているので、棒の長さがB19用と違うんでしょうね。
普通に付けようとすると、棒の長さが長すぎて毎回非常に苦労します。
今回も苦労して、結局取り付けられなくなったので、今回は作業時が明るかったこともあり、1から研究して、棒の長さに合った取り付け方法を開発しました。
バッテリーの上に載せる押さえの治具も、向きが逆さになってます。
エアフロセンサーは、取り付け角度を調整して、コネクタが抜きやすくなりました。
次からは、サクションのホースバンドを緩めるだけで、エアクリは脱着できそう。
10
最後に、バッテリー外したので、ECUの再学習と、社外メーターのワーニング値の再セットと、時計合わせをして完了です。
ECUの再学習は、まず、バッテリーのマイナス端子か外れて10分以上経っているのが前提で、バッテリーをつけ直した後、以下に続きます。
①初期化
まずは、キーをオンまで回して、直後に速やかにオフに戻して10秒は待つ。
②負荷無し学習
エアコン、ライト、カーナビなどをできるだけオフにした無負荷(軽負荷の方が正しいかも)の状態でエンジンを始動させ、アイドリング10分。(水温が暖気完了になるまで上がれば、もっと早く終えて良い)
③負荷無し学習の反映
キーをオフにして10秒以上待つ。
④負荷有り学習
エンジンを再始動。エアコンを温度最低・風量マックス、ライトもハイビームやフォグまで全てオン、カーナビもオンなどで負荷をかけて、10分程度アイドリング。
風量マックスだと、早くに冷えてしまってコンプレッサーが止まる場合もありなので、涼しい時は風量を弱める。
寒い日には向いてない。
⑤負荷有り学習の反映
キーをオフにして、10秒以上。
です。バッテリーを外さなければならない作業が無くとも、エアフロを洗浄したとか、センサーを交換したとかあれば、再学習はやった方がいいです。
その際は、もちろんバッテリーのマイナス端子を10分以上外すところからスタートです。
正味、4時間かかりました。
腰が死んでます。
寝転がると、起き上がるのも苦労するほどの腰痛。
これってギックリ腰?ブチっとは来てないんですが?
11
翌日のインプレ。
降雨で高湿の時に、プラグ交換しただけでは少し不満が残りましたが、エアクリ交換・エアフロ洗浄・ECU再学習のセットのどれが一番効いているのか分離は難しいですけど、さらに良くなりました。
街乗りでの、低回転で負圧の領域からトルクフル。
一方、フルブーストはかけてません。
オイルが純正なので。
なお、エアクリからの音。
空気吸う音とか、ブローオフの音とか、少し控えめになりましたね。
昨日の作業でプラスドライバーが一本行方不明だったのですが、これも発見。
バッテリーの取り付けも、さらに改善させました。
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