キャブレター分解清掃①

前回の故障が疑われる箇所というのがこの、加速ポンプのノズルから、ガソリンが出っぱなしになってる件です。
一回吹かす毎に一回噴射するのが加速ポンプでしょ？それが出っぱなしって・・・

チェックバルブとか、ダイヤフラムが付いてるのに。
確かチェックバルブ(銀玉)がフロート室に流出して、加速ポンプが作動しなくなるって話は聞いたこと有りますけど。

出っぱなしになるってのは・・・
無理矢理押し出されている感じ？

フロートレベルはかなり高い。

(本来はこのガラス面中程、といっても結構アバウトでも性能に影響は無いとされる)

エンジンがブレると上の方で僅かに液面がブレているのが(何となく)見える。

フロートレベルを調整するには、ビス7本を緩めアッパーボデーを外す。
写真の「フロート」、整備解説書には、これの金属部分の角度を変えて燃料液面(フロートレベル)を調整してはならない、と書いてありますがまぁ・・・

それよりこんな、穴の空いたようなフロートで大丈夫かなと思いますが、、、
まぁ浮くから大丈夫なんでしょう。

アッパーボデー裏側に付いているニードルバルブ。
これをフロートが押し上げるとガソリンの流入が止まり、液面が一定に保たれる仕組みです。

本来はこちらのワッシャーの枚数で、フロートレベルを調整します(整備解説書によれば)。

上部のフィルターを清掃、バルブは漏れ無く正常に作用している様でした。

ここらへんの部品がダメな時に備え、予備(1600用)を用意しました。
これはスロットルシャフト周辺からエアを吸っており、どのみち使えないキャブです。

こちらがフロート室。
かなり汚いですね～。
とりあえずこのまま組んで再始動・・・したものの、液面が高いのは変わらず。

次はかなり大胆に角度を変えました。
再度組み付けて始動・・・
この時はキャブに入る燃料ホースを組み忘れ、ガソリンをぶちまけてしまいました。
繋いでからまたエンジンを掛けると間もなくストール、フロート室が空です。

これは一度ホースを外して掛けた為に、エアを噛んで燃料を吸わなくなったんだ！と思い、ひたすらクランキング、バッテリー上がる寸前でもう一度燃料ホースを外すと、燃料来てるじゃありませんか。