マツダ カペラ GC後期 アラン・ドロン バージョン。
投稿日 : 2014年01月26日
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昭和57年(1982)9月にFF車となってフルモデルチェンジしたのが、GC系カペラでした。
「たまらなくテイスティ。」のキャッチコピーでアランドロンを起用したTV・CMをご記憶している方も多いかと思います。
新開発の4気筒エンジン「MAGNUM」1.6&1.8リッターを搭載して、「俊足FFスポーツ」を謳っていた意欲的なモデルでした。
その後、2リッター・ディーゼル車やターボ車が追加になり、昭和60年(1985)5月にマイナーチェンジ。5drハッチバックも追加になりエクステリアはもちろんインテリアの変更が行われましたが、特にインパネ周辺は大幅に変更されました。
このGCカペラは、国内はもちろん欧州でも大ヒットし生産が追い付かないほどだったそうです。
画像は、MC後の昭和60年(1985)5月発行カタログです。
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そんな好評だったカペラに登場したのが、イメージキャラクター・アランドロンのADマークやサイン満載の「カペラ アラン・ドロンバ-ジョン」でした。
ベースはセダン1.8SG-Rで外装色ノーブルホワイトの全国限定700台の特別仕様車でした。
昭和60年(1985)9月頃に発売されていたようなのですが、資料などが少ないので発売が一度限りだったのか?それとも複数回発売されたのかがはっきり把握出来ませんでした・・・。
カタログは今回紹介する1枚モノの他に2種類は確認できています。
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ベースとなったのは、比較的スポーティなグレードであるセダン1.8SG-Rで、搭載エンジンはグロス95psのキャブレター仕様1.8リッターMAGNUMでした。
このGCカペラは、このクラスにしては珍しくボディサイドのピンストライプが全車に標準だったんです。
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13インチのアルミホイールやブロンズガラス、ハロゲンヘッドランプの採用を謳っているのが時代ですね。
意外なのが、電子制御式サスペンションA・A・Sが標準なんですよね。U11ブルーバードでもスーパーソニック・サスペンション標準のグレードが限られていたのに・・・。
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内装では、ターボ系の2スポークステアリングを採用してセンターパッドには「AD」マークが入っています。
シートは専用の高級シェニール織シートを採用、アランドロンのサインがしっかりと入っています。
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高級シェニール織シートは、バケットタイプのスポーツシートで結構ホールド性が良い感じがしますね。
185/70SR13インチ・ラジアルタイヤ&専用アルミホイールが装着してありました。
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特別装備としては、
エンジン回転数感応式パワーステアリング。
ブロンズガラス。
タイマー付パワーウインド。
大型衝撃吸収式バンパー。
ドアポケット付成型ドアトリム&ドアカーテシーランプ。
ボディサイド アラン・ドロンストライプ。
フロントフェンダー「AD」オーナメント。
「AD」マーク入りイグニッションキー。
AM/FM電子レシーバー(25Wx2内蔵)オートリバースデッキ、パワーアンプ(25Wx2)4スピーカー オーディオ。
オーストリア製カットパイルフロアマット。
アクリル風リアガーニッシュ。
など、豪華装備テンコ盛りの内容でした。
こんな希少なアラン・ドロン バージョンですが、凄い事にいまでも現存している個体がイベント等に参加されているみたいです。
最近は、こんな充実装備で特別感のある限定車が少ないのが残念ですね。
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