花屋のブログ一覧

筑波遠征４日目といいたいところですが、

厚木からは福岡までの帰路ということで番外編です

宿の入り口にはお雛様




トラックで連なって長距離移動するのは疲れるので

それぞれのペースで帰路に着きます

行きは見れなかった富士山もとってもキレイ♪




順調に東名を走り、新東名に入ったところで事件は起きました

積載車が振動しだしたのです

最初はタイヤのウエイトが外れた感じ

バランスがとれていないような感じでゴトゴトと・・・

少しペースを落として様子を見ますが振動は大きくなるばかり

そして、パンッ！という音がして、振動は収まりました

タイヤバーストです

高速道路上なので安全優先で、低速で路肩走行して近くのインターで下りました



タイヤを確認すると、左後輪の内側です

とりあえず、スペアタイヤに交換することにしましたが、

２トントラックとはいえ、素人がそのへんで交換できるものではありません

困った時の宇佐美（ＧＳ）を探します

普通のＧＳでは、トラックのタイヤ交換はできないところが多いのです

やがて、対面で宇佐美が２軒あるところにたどり着きましたが、

２軒とも改装中とか、乗用車専用とかで作業できないとのこと


近くのトラックタイヤセンターを紹介してもらい電話をかけました

が、そこも日曜日で休み

しかし、困ってるんだろ？って親切な社長さんが工場を開けてくれ

交換作業をやって頂きました




さすが職人さん！という感じのスムーズな作業で見事復活！

深々とお礼をして、新東名に戻ります


しかししかし、またまた事件が起きます

新東名に戻ってすぐに再びタイヤからの振動が・・・


スペアタイヤに交換してくれたタイヤ屋さんも忠告してくれていたんです

距離は１５０００キロしか走ってないクルマだけど、タイヤは８年オチと古い

こういう場合、溝はあっても早めに新品に交換する方が良いよって・・・


少し前に経験した振動と同じ

路肩を低速走行してまた高速を下りてタイヤ屋さんを探します

運良く営業中でタイヤの在庫もあるというタイヤ屋さんがみつかりました

今度は右の内側がこんな感じに・・・




先のタイヤ屋さん同様、タイヤが古いのでできれば全交換が理想だと

福岡まではまだ１０００キロ近くあります

９８っちが積載車のオーナーさんと連絡を取り全交換してもらうことに


作業中目の前にあったカッパ寿司で昼食

静岡の醤油はやっぱり苦手ですｗ




１時間足らずでタイヤ交換完了！

漢の６本新品交換です







時間はすでに１４時

なるべく無駄な時間を省いて帰福するために１ストップ作戦を立てます

長距離移動で一番時間が掛かるのは、休憩なんです

なので、静岡から福岡まで給油１回だけ、そこでトイレ休憩＆買い物

という作戦を立て実行しましたｗ




そこからの帰りはとてもスムーズ

予定通り１ストップで無事に福岡に戻ることが出来ました

朝の出発時の予定より４時間遅れでしたが・・・




よく考えれば、９８っちの厄年パワーだったのかなとか

仲間みんなが９８っちの持ってる感にビビッてましたｗ

自分は多分、運気の良い週末だったはずなので、

プラマイゼロというか、この程度で済んでよかったなと思う方でｗ

一歩間違えば大事故にもなりかねないトラブルでしたし・・・


それでも、ギリギリのところでいろんな方に助けて頂き

無事に筑波遠征も終了できました


いろんなところでお世話になった方々

貴重な経験をさせてくれた九州男児チーム

本当にありがとうございました


今回は残念な結果だった９８っちもまた次回を目指して・・・

そしていよいよ、アタック筑波本番当日です

宿で朝食をとっている時間はありません




朝７時にサーキットに到着




前日の練習走行のおかげで、走行前の準備は余裕を持ってできます




筑波サーキットは近所に民家が多いので

騒音対策のため走行開始は９時から

早い時間は暖機も注意しなければいけません




前日夜の打ち合わせどおりＮＳＸのセット変更

タイヤはウォーマーで温度調整

あとは、朝イチのスーパーラップに集中です




イベント開始

気温の低い朝イチが一番タイムが出やすい時間帯です

コースインして２周目

ＮＳＸが刻んだタイムは、５４秒１

前日からタイムアップし、イベント参加車でも１位のタイムです


大魔神３４Ｒは５５秒台

しかし、大魔神君は１年ぶりの筑波で、練習なしでいきなりの本番

そこで、きっちり自己ベスト更新してしまうという凄いことやってます



次の走行準備をしてしばし休憩

セット変更も当たっていたようで、タイム更新もでき

トミヨシ３兄弟もほっと一息です






イベント会場では、いろんな出店もあり








走行会の参加台数も多く、他のイベントも開催されていたので

狭い筑波サーキット内は通行規制なども行われるくらい

沢山の参加者（車）と見学者でした





その後、中古タイヤの削りで日中の走行を行い

夕方、最後のスーパーラップに備えます


インターバルが長いので、他の車両を見学してみたり










はじめての地下通路を通って






他のクルマの走行を見学したり







そして、午後４時過ぎ

日が傾いてきて再び気温も下がってきたところで

最後のスーパーラップ




結果は、５４秒１

ドライバーさん曰く、コンサバに行き過ぎたと

後で車載をチェックするとミスもあり

タラレバでいけば、５３秒中盤も狙えた感じだったようです


大魔神３４Ｒも、最後に５４秒台に入れたのはさすがです！

トトロ３３Ｒは目標にはちょっと届かなかったけど、トラブルを抱えて５７秒台


当日のイベントのリザルトを見れば、７０台中の１位、３位、１７位

なんですが、

先にも書いたように、大事なのは順位ではなく

それぞれが目標としているタイムを更新することです


なので、

例えば関東の方からみれば、九州からやってきて

ぱっとタイム出して凄いなんて話になるのかもですが、

ここへ来るまでに、オートポリスで走りこんでクルマを作りこみ

データを集めしっかりと準備をしてきての結果なんです


ほぼ、その目標に近い結果が出たのは良かったけど

それぞれのクルマの能力を考えると

今回のタイムはまだまだどれも通過点に過ぎない感じ


この有名なＳ１５も、イベントの最後に３周だけチェック走行していましたね

最初に見たのは５年前でしたが、同じクルマとは思えない進化具合

みんなが、あれは宇宙船だからと言いたくなるのもうなずけます

が、これを目標にしているクルマも沢山いるはず・・・





そして、イベント終了

撤収後、ＮＳＸ＆９８っち３４Ｒチームは、圏央道からの厚木へ

翌日は日曜日ということもあり、厚木で一泊してゆっくり九州へ戻ることに

とりあえず夜は軽くお祝い的な感じで打ち上げでした

筑波遠征二日目の朝

ドライバーが走るのは午後からの走行会




九州男児チームの各積載車やトランポも現地で集合

それぞれのペースで九州から移動してきました


ＮＳＸは、ＴＡＩＴＹＯＵが、トランポはＨさんが、




トトロ３３Ｒはステルスさんが、




大魔神３４Ｒはケンズの親分が、




自分らは９８っち３４Ｒを、




九州男児以外の他のチームの遠征組なんかも

前日の練習走行のために続々と到着されています


今回のイベントは筑波サーキットでの開催ですが

オートポリス、鈴鹿、セントラル、菅生、筑波の

アマチュアのレコードホルダーも参加しています

つまりは、各サーキットの最速マシンが集まって

筑波でタイムを競い合うというハイレベルなイベントです



午後からの前日走行始まりました


各車、メンテナンスをしているショップさんや

自分らみたいなお手伝い要員が協力して走行準備を進めます

ドライバーさんはなるべく、走行のみに集中してもらいます




それぞれ、新品タイヤは最低２セット、

ＮＳＸの親分は、新品６セットを持って乗り込んでいます




走行開始です




車の状態を確認したり、コースに慣れたり

まだタイム云々の走行ではありません




ＮＳＸも最初は中古タイヤで慣熟走行でしたが、

走行会途中で、新品タイヤ投入です

こんなカンジで準備して、５人くらいで…

それでも４本交換するのに５分くらいかかります




そして、ＮＳＸは早くもＮＡ時代の自己ベストを２秒ほど縮め

ターボ化後の基準タイムになる５４秒７を記録

エンジン以外で気になる箇所はあるものの順調な感じでした


残念だったのは、９８っち３４Ｒ号

走行会終了間際に、足回りのトラブルでコースアウト


現地の知り合いやネットワークを駆使して

壊れた部品を手配したり、入手に動いたのですが

すぐには、手に入らない部品の破損もあり・・・


ＡＰでのポテンシャル的には、ＮＳＸや大魔神３４Ｒと同レベル

ドライバーも上手いので筑波でもタイムが期待できて

一緒に行った自分もとても残念でしたが、

いろんな意味で今回の遠征に賭けていた９８っちは言わずもがな…


初遠征で結果を残すことの難しさ

他の仲間は数回目の遠征だけど、やぱり普段出ないトラブルも出たり

パーツが手に入りやすい関東とはいえ、やはりすぐには出来ないこともあります


沢山の方々に協力してもらって日が暮れてもなんとか復帰を試みましたが

９８っちの走行は１日目で終了ということになりました

ご協力いただいた方々、本当にありがとうございました！




前日より遅い晩飯をみんなで食べながら

翌日の本番でのクルマのセットやタイヤの使い方を真剣に話し合い

車載ビデオはもちろん、データロガーも何度も確認しながら…


たかが、サーキット走行、アマチュアのタイムアタックなんて見る人もいるかもですが

しょぽいプロのレーシングチームよりも、よほど真剣だったり、アツかったり、団結していたり


といっても、イベントで１番を獲りたいわけではなく、

ターボ化されたＮＳＸの現在での目標タイムをいかに達成するかが大事なことで


クルマの能力以上のタイムは出ないわけで

過去のＡＰ＆筑波でのデータと、今回の細かいデータをつきあわせ

本番での想定タイムと、そのための準備を入念に話し合うという

そんな感じで二日目の遅い夜も更けていったのでした