ガンダムチョコスナックのゾゴック（製作編）

今回は約３０年前に販売されていた、森永チョコスナックのおまけプラモのゾゴックを作ります。

ランナーは画像のような感じデス。
全体的にユル～イモールドが時代を感じさせますね(^_^;)

そのまま組み立てると、概ね画像のような状態となります。

ちなみに頭部にあるブーメランカッターは削ってしまったあとの状態です。（後ろの転がっている小さな部品がそれ）

なんか、いかにも「トンデモＭＳ」って感じですね。
やはり両腕が体から離れていることや、両足の付け根が胴体から離れていてガニマタ状態になってしまっていることなどから、ボロット的な印象を受けてしまうのではないでしょうか。

逆に言えば、そうした部分に手を加えると、ものすごく印象が変わり、一気にスパルタンなＭＳに変貌してしまうかもしれません。

さて、私の技術でどこまでスパルタンに出来ますか・・・。

胴体の改修です。

体全体のシルエットは、キットの状態ではスクエアな印象ですが、これを逆三角形になるようにパンツ部分をすこし削り込みます。

もう少し小さめくらいにしたほうがよかったかも(^^ゞ

あと、根性があれば、腰のくびれ部分を、もう少し胴長になるように、１～２ミリ程度延長してあげると全体的にスリムな印象が強調されるのではないでしょうか。
今回は、その事に気づいたのが遅かったので、そこまでの工作はしていません。

ブーメランカッターはダルダルモールドを削り取ってしまい、プラバンで作り直します。

当初は１ミリプラバンでブーメラン本体を作り、その間に０．３ミリプラバンをはさむような工作をしようと考えていたのですが、ジャンクボックスにあった1ミリ厚と思っていたプラバンが実は１．２ミリだったことが、切り出した後に判明！

作り直すのがめんどくさくなってしまったので、０．３ミリプラバンを挟まずにそのままくっ付けてしまいました(^^ゞ

画像右上がキットの状態、左下が自作部品ですが、やはり効果てきめんですね。
がんばった甲斐があったと思える工作でした。

次にバックパックです。

画像の上がキットのものです。
全体的にゆるゆるモールドです。

本体背中にはバックパックを装着するための溝が作られていますが、この幅が広すぎて隙間が開いてしまいます。
これを防ぐため、バックパック両側のタンク状のモールドを削り、０．５ミリプラバンを両側に貼り付けて幅を広げ、再びタンクを取り付けます。
また、下部にはバーニアを2基増設し、中央から両側に向けて4本展開されている部品（排気筒？）も1ミリプラ棒で追加します。

なんだかネコの顔に見えるのは私だけでしょうか（笑）

腕の工作です。

キットの腕は、手首部分が若干延長されており、のび～るパンチを表現していますが、今回はその表現は省略。
そのかわりに二の腕部分をプラ棒に交換して、少し長めにすることで、若干スパルタンな雰囲気を出す努力をします。

画像左は試作1号。
二の腕は単なる5ミリプラ棒そのままです。
でもなんだか寂しい。

ということで、5ミリプラ棒＆３ミリプラ棒の輪切りによって蛇腹状のモールドを再現してみました。

なお、手部分はキットのものは使わず、代わりに1ミリプラ角棒によって指を自作。
細かい作業が老眼に堪える・・・。
でもやっただけの甲斐はありましたね♪

ちなみに指は、当初の設定が4本だったそうなので、そのようにしてあります。

足は、例によって関節ごとに切り離し、それぞれを作りこむ方法を採用しています。

足首以下は、設定画などを見ると、足の甲がかなり鋭角的に立ち上がっているようですが、それだと足首が前に曲がらないだろうという事で、ズゴックに近い形状に改めてみました。
造型はザク違クオリティということで、ご勘弁をm(__)m

スネ部はあまり手を加えていませんが、すそ両側の丸モールドは5ミリプラ棒の輪切りに交換してあります。

ふともも部も５ミリプラ棒に交換した上で、両側に伸ばしランナーで情報量の追加をしてあります。
ここはあと１～２ミリ程度長めにしたほうが、全体的なシルエットを細身に見せる効果が出たのではないかと反省している部分です。

バックパックからおしりに伸びる動力パイプは、どのように表現するか悩みましたが、安直に1ミリアルミワイヤーを付けただけにしてしまいました。でもそれはそれで金属的な表現が悪くないかなと(^^ゞ

以上の工作を終えたのが、画像の状態です。

こうしてみると、けっこう手を加えていますね♪

追加アイテムとして、ヒートホークも同スケールで作ってみました。

画像の左が1/144サイズです。

動力パイプは真鍮線ですが、太さが足りないので、もう少し太いものに交換する予定です。
動力パイプがつながっている上部の部品も、プラ棒から6角形に切り出してありますよ（´▽｀）ノ