成功の陰にリーザスパイダー

【意外なヒット】ダイハツ コペン 初代…リーザスパイダー があったので、という記事を拝見致しました。



　販売台数はまったく売れなかったAZ-1の1/10程度というので、失敗というになんら問題のないモデルです。
　ビートやカプチーノがバブル期に登場したのに対して、AZ-1、リーザスパイダーは、バブル崩壊直後のモデルです。高くても120万円くらいだった当時の軽自動車からすれば、バブル崩壊後に150万円もする二人乗りの車を買う気になれなかったと思われます。
　仮にバブルが崩壊しなければ、唯一のAT車であったリーザスパイダーもそこそこ成功したかもしれません。その結果、x-021が販売となり、コペンは登場しなかったかもしれません。x-021はかなり良い車だったと察するところですが、ロードスターと真っ向勝負して、勝算があったのか疑問です。ともすれば、大失敗に終わったx-021を引きずり、コペンの開発ＧＯが出なかったかもしれないという仮説です。この仮説が正しいとすると、リーザスパイダーがこけてくれてありがとうと言ったところであり、先に読んだ記事と大筋で同意件です。

　しかし、リーザスパイダーがリーザの天井を切断しただけのモデルで、さほど投資が見られないという点では、AZ-1より被害が少なかったとも言えます。それでも製作には手間がかかるので、150万円という価格は妥当なところでしょう。

　まあ、リーザターボに乗っていた私からすれば、とても懐かしい話題、ということでした。