さて5万キロ達成記念に、取り付けたパーツは、
ノプロスペック KONI SPORTダンパーです。
いままでの足回りは、RS用純正ビルシュタインにノプロさんでCリング溝切り加工で、
25mmほど下がる加工をしてもらって2011年4月から乗っていました。
乗り味としては、ノーマル車高時に比べて、
妙なフワフワ感も消えて町乗りから峠まで気分よく走る分には、
よく伸びる足回りが、とても良い感じでした。ネガな部分としては、
やはり柔らかすぎる足が、峠のタイトな下りのコーナーや
歩道をまたいで道路に出る時など、
ゆっくり出ないとラバー製のフロントリップ部分を擦ってしまい。
気を使い安心して走れないこと。年1のミニサーキットでの盛大なインリフトする足など、
ちょっと不満な所が出て来ていました。
また、16インチホイールにしたことと、ヘタリなども合わさり
車高がディーラーの規定値より下がってしまうことなども交換理由のひとつでもあります。
足回りに関しては、
沢山のメーカーから発売されているし、乗り味など実際に乗ってみないと
分らない部分が多いので、どれを選ぶか非常に悩むパーツだと思います。
今まで、みんカラのお友達やショップのデモ車などにも、
わずかですが乗らせてもらった中からが候補に。
値段なども高額なので、あこがれのオーリンズなどは、まず除外。
自分の中での他の候補としては、
マルハモータースのオリジナル車高調、エグゼのキジマスペックの車高調などでした。
そんな事を考えていたら、
昨年ノプロさんからノプロスペックのKONI SPORTダンパーが
車高も弄れる仕様で発売がされ、俄然候補の1つに上がってきました。
最終的には、試乗もしていないKONI SPORTダンパーにしましたが、その理由は。
ミリ単位の車高調整は出来ないけど、自分の場合は1度決まれば早々弄らないから
Cリング式の調整でOK、ダンパーの伸び側を調整する事ができて、
町乗りからサーキットレベルまで対応してくれる懐の深さ、
ノーマルビルのパーツを流用出来ることなどのメリットがあると思い決定しました。
いろいろ調べて行くと、魅力的なKONI独自の機構などがあり、
■ピストンロッドにあけられたオリフィス(特許)により、0.01m/secの
極低スピードからでも減衰力を発生。
■バンプ側(縮み側)の減衰力を一切変 えず、リバウンド側(伸び側)のみの
減衰力を変化させる調整機能(特許)。
■ツインチューブならではのロングストローク。
■KONI RACING にも使用されている KONI 独自の高純度オイルがもたらす
安定した減衰力を発生メカニズム
KONIは重心を低く抑えることが出来る。
独自のバルビング機構により、縮み側を適度にロールさせ、
内輪側のリフトアップを極力抑えるという優れた特性を持っているそう。

そしてこの低重心が、
極めて安定したコーナリングフォルムを生み出すと共にロール感を減少させ、
コーナー出口の立ち上がりでトラクションを稼ぐ事が出来るらしい。と
なかなか興味深い特製のようです。
さらにDテクニックのDさんや、JFのIさんなどもベタ誉めなので俄然興味が湧いて来ます。
http://www.fet-japan.co.jp/koni/products_roadster_sv01.html
http://www.fet-japan.co.jp/koni/products_roadster_sv02.html
そして21日に予約を入れて於いた、
ノプロさんに朝から交換してもらうため葉山に向かいます。
ノプロスペックのKONI SPORTダンパーは、前から
FETから売られている車高固定式の、
KONI SPORTダンパーをベースに、ローダウンスプリングにも対応した
20ミリほどショートにしたシェルケースに、
ノーマルビルシュタインのロアシートを流用してCリングによって、
車高をフロント7段、リア5段階の調整が出来るようにし、
減退も伸び側を無段階(約2回転半)で調整出来るダンパーです。
今回の設定は、現状の下がり過ぎた車高を1cmほどアップする方向でお願いしました。
スプリングは今回ノーマルRHT用をそのまま使います。
まずは、ノーマルショックを外します。
結果、Cクリップの位置は、フロントは7段のうちの上から3段目、
リアはRHT車のため後ろが重いので5段のうちの1番上にセット。
伸び側の減退の調整は、最弱から180度(半回転)位置にセットしてもらいました。
1G閉めでしっかりと車高を安定させます。
無事取り付け完了で。
まずは、取り付けてくれた、野上ジュニアさんが、いつものテストコースにテストラン。
続いて、野上さんが最終チェックランに、問題無いそうです。
どんな感じの乗り味なのか、非常に楽しみです。
これで写真のような、フロント指2本半位の空きに、
リアはオープン時指2本位の空きの車高に成りました。
見た目は、これノーマル車高でしょ。てな感じの凄く普通の車高に成りました。
車を受け取り、ノプロテストコースに向かいます。
この日は、雨で路面が濡れている中での感想です。
スプリングが、ノーマル流用なので柔らかすぎないか不安でしたが、
ぐっと踏ん張りの効く足回りに成っています。
気持ち良く、自然な感じでロールしていきます。
それでいて、乗り心地も損なわれていないので快適ですね。
勢いよくマンホールの上などを通ると、
ダンと音は大きいく響きますが、安定して通れます。
帰りの第三京浜での高速走行でも問題無し。
減退は、まだまだ締め上げることが出来るので、
これならサーキットなどでも自分のペースなら十分楽しめそうな気がしますね。
さて、明日は箱根でToshiミーティングに参加するので、
箱根のワイディングで新しい足まわりの感触を確かめたいと思います。
いや〜、これは楽しみでしょう。