法師温泉 長壽舘

温泉ファンにとってはあまりにも有名な温泉です。「日本秘湯を守る会」の会員の宿であり、旧国鉄の「フルムーン」のコマーシャルでここが使用され全国的に有名になりました。上原謙と高峰三枝子がテレビコマーシャルにも出ていましたが、高峰三枝子の豊満な乳は本物かということも話題になったりしていました。上原謙と高峰三枝子といっても知らない人が多くなってしまいました。国鉄も知らないのかもしれませんね。当時、温泉に興味のなかった私は、法師温泉など知りもしませんでした。
国道17号を北に進み、猿ヶ京温泉を過ぎ、三国峠の手前に法師温泉はあります。もう少しで新潟県です。
明治の初めに作られた建物は、日本の温泉の歴史を今に伝えてくれるものです。庭には与謝野晶子の、「草まくら手枕に似じ借らざん 山のいでゆの丸太のまくら」の歌碑があり、文人達が好んだ温泉であることがわかります。
この日もマァと行きました。混浴の「法師の湯」に再び挑戦しようと思ったそうですが、今回も女性専用の「長寿乃湯」の方に行きました。男ばかりでしたからね。
「法師の湯」は脱衣所こそ別ですが、中は混浴です。前回行ったときは、私が入っている間に3人の女性が浸かっていました。最初は視線がそちらのほうに行きそうでしたが、すぐに気にならなくなりました。それというのも、温泉の造りが他にはないものだからです。脱衣所を出ると階段を数段下りるのですが、そこに通路があり、その壁には作り付けの棚があります。その棚は建てられた当初から脱衣場として使われています。全て木を使って作られています。更に温泉の中にも丸太があり、8つに仕切られています。浴室内は薄暗く情緒があり、不思議な空間となっています。混浴であろうがなかろうが関係なくなってくるのです。
湯も素晴らしく、足元には玉石があり、そこから源泉が湧き出ているのです。丸太を頭にしながら温泉に浸かっていると全てを忘れてしまいそうです。
湯に浸かった後、長壽舘の裏庭の方を散策しました。花畑のようなものがありました。さらに歩くと「末はころり観音」なんて言うのもありました。私もそんなことが気になる年になってきましたので、しっかりと拝んできました。
15分ほど歩いたところには滝がありました。「逢初の滝」といいます。滝好きのマァは大感激でした。
「法師温泉長壽舘」を味わい尽くすには、やはり宿泊でないとだめですね。私もいつかは泊まって、マァと混浴を楽しもうと思います。(本当かいな)
温泉データ
源泉名・・・・・・旭の湯
日帰り入浴時間・・10:30~13:30
定休日・・・・・・毎週水曜日(要問)
料金・・・・・・・1000円
泉質・・・・・・・カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉
泉温・・・・・・・42.7℃
pH値・・・・・・8.2
加温・・・・・・・なし
加水・・・・・・・なし
循環・ろ過・・・・なし
消毒・・・・・・・なし
入浴施設・・・・・法師乃湯(混浴)、長寿乃湯(ご婦人風呂)、玉城乃湯(宿泊のみ)
調査日・・・・・・2009年6月30日(2)
HP・・・・・・・http://www.houshi-onsen.jp/index.htm
※データは「法師乃湯」のものを紹介しました。
※関連リンクに画像があります。《パート1・パート2 16枚》
住所: 群馬県利根郡みなかみ町法師温泉
電話 : 0278-66-0005
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