大島鉱泉
富士山を眺めながら湯に浸かりました
2009年09月08日
秋の空気から冬の空気にすっかり変わり、遠く富士山がこの足利からも見えるようになったある日のマァとの会話です。
「寒くなったねえ。」「こんな寒い日は温泉に行こう。」
こんな会話で温泉に行くことになったのですが、景気付けみたいなものでして会話の中身は関係ないのです。この日が例年より暖かい日でも温泉に行くのです。
ナビは素晴らしい機械ですねえ。どんな秘湯でも電話番号を入力すれば連れて行ってくれます。ここ大島鉱泉もナビがなければ来ることはできなかったかもしれません。でもそんなナビでも電話番号を間違えて入力してしまうと別のところに連れて行かれます。実は「大島鉱泉」も私のミスで一度目は失敗してしまったのでした。だから是非来たいと思ったのです。
ナビを頼りにたどり着くと、昭和をを感じさせるいかにも好ましい一軒家の旅館がありました。声をかけると人の良さそうなおばちゃんが出てきました。
「日帰り入浴をお願いしたいのですが、よろしいですか。」
「いいのだけれど、いま浴槽にお湯を張っているのでもう少し待ってくれるかね。」
「わかりました。ここに書いてある北向観世音というのは近くですか。」
「この道をすぐ行ったところにあるよ。珍しいから行ってきたらどうかね。」
時間つぶしに北向観世音に行ってきました。北を向いているのは珍しいのだそうです。マァはありがたがっていました。
戻ってきて早速お風呂に入らせてもらいました。男湯の方だけしかお湯が張られていないので二人一緒に入りました。銭湯によくある、シンプルなタイル張りの浴槽です。そして壁にある絵が・・・。
富士山ですよ、富士山。愉快な気持ちになりますね。やはり風呂は富士山を見ながらに限ります。
二人で湯に入ったのは良いのですが、まだぬるいものでした。蛇口が二つあり、片方には湯とあったのでそれを出し続けました。20分くらいすると適温になりました。おかげでぬる湯にじっくり浸かることができました。
少し黄色がかった湯はつるつるした感触がありました。臭いはほとんどしないのですが、ほのかに硫黄臭がしているかなあという感じです。
想像以上に気持ちよく入ることができました。
飾り気のない鉱泉宿でした。若い人には面白くもない宿かもしれませんが、私くらいの年になるとなんでもないこんな宿が良いのです。長編小説を持ち込んで2、3日過ごすのもいいかもしれませんね。
温泉データ
源泉名・・・・・・・・・・・榊の湯
日帰り入浴時間・・・・?
定休日・・・・・・・・・・・毎月10日、25日
入浴料金・・・・・・・・・大人(中学生以上) 360円 中人(小学生) 150円 小人(幼児)70円
泉質・・・・・・・・・・・・・単純硫黄冷鉱泉(アルカリ性低張性冷鉱泉)
泉温・・・・・・・・・・・・・17.1℃
pH値・・・・・・・・・・・・ 9.2
加水の状況・・・・・・・・?
加温の状況・・・・・・・・あり
循環・ろ過状況・・・・・ なし
入浴剤の有無・・・・・・ なし
消毒処理の状況・・・・・なし
入浴施設・・・・・・・・・・内風呂男女別1
調査日・・・・・・・・・・・・2008年11月22日
HP・・・・・・・・・・・・・・・不明
※関連リンクに画像があります。
住所: 群馬県富岡市大島148
電話 : 0274-62-1490
関連リンク
タグ
関連コンテンツ( 北向観世音 の関連コンテンツ )
地図
関連情報