KIJIMA ／ ワイヤーインジェクター  

購入したのは1985年頃ですので価格や日付までは覚えていません。
単車のメンテナンスに欠かせない工具で、アクセルワイヤーのシースの中をクリーニングして注油する時にはとても助かりました。その昔は片側にビニール袋を縛り付けてその中にエンジンオイルを注ぎ、重力でシースの中へ潤滑油を注入していたのだからその手間を掛けていた先輩諸氏には頭が下がります。

当時この手のパーツをリリースするのはキジマが上手で、購入したのもキジマ製です。
ネットで検索すると最近は締め込みノブがふたつ付いているタイプが出てるんですね。購入するならふたつノブの方がおすすめです。
ノブを締め込んだ時、シース側とワイヤー側で太さの違いがあるために、ノブがひとつのタイプは若干隙間ができてしまい、その隙間から潤滑油が噴き出してくるので、ノブが二つあればしっかり締め付けられるからいいのになぁ、と何度思ったことか。

クリーニングにはパーツクリーナー、潤滑油だと昔はCRC556やWD40などを使用していましたが、最近はシリコンスプレーを使っています。

車のアクセルワイヤーも動きが渋くなってきたらこれを使ってメンテナンスすれば、踏み込みも軽くシームレスな踏み心地を取り戻せます。