インナーバッフル加工／切り出し／6-5

トリマーで切削出来る深さは刃の長さでも変わりますが、60mmもの深さは到底無理で、表裏に分けても30mmずつと無理があります。特に山桜は固いのでここまでの作業でもトリマーの刃は結構痛んでしまいました。素人が刃に無理をさせているのも一因だと思います(汗)。そこで、この後はジグソー君にバトンタッチ！この機種は結構な厚みも問題なく切ってくれるので安心です。

外側から切っていきます。実は以前使っていたジグソーだと出力が足りなくて、この厚みを切る事が出来なかったんです。コレはパワーが前の倍以上あるのでトリマーで引いた線から外れない様に順繰り焦らず切りました。

実は平面の削り出しの時に気がついていた芯割れです。木材が乾きながら反って行く過程で、反りに耐えきれない部分が割れてしまいます。大きな家具や家屋などで見られるものは、割れを止めて繋ぐ為に小さなクサビのようなものを切り出してはめ込みますが、今回のはサンプルですし、作業中にどこまで割れるか、経験の為にも経過を見てみたいと思います。

外側が完了しました。パズルみたいで子供の様に何度もはめたり外したりしちゃいました(笑)。

内側を切り出す前にジグソーの刃が入る穴を開けます。刃の厚みと幅を測ると開ける穴は12mm位必要です。ボール盤で穴を開けた後、ここを手がかりにジグソーで切っていきます。

と、サクサク、サクサク、て感じで内側も抜けました。

厚みは携帯電話の幅と比べてみればわかり易いですかね。今のところ58mm位になっています。厚みについては最後にカンナがけして調整予定です。

何となく想像してはいたものの、斜めになっちゃってます。ジグソーの刃は60mmの材を切る為にそれ以上の長さが必要です。用意した刃は180mmの長さなので、刃の根元と刃先にかかる力が変わってしまい刃元を材に押し付けると、刃先は外に逃げるという結果に(涙)。素人ってホントこんな事ばかりで作業が進みませんねぇ。さっきカタログ見てみたら、堅い木材用とか正確な切断用の刃ってのがあったみたいです(汗)。