Ｗ２０８ ベンツ ＣＬＫ エアコン不具合

走行中、突然エアコン停止。
幸いにも自宅付近を走行中に発生。
さっさと買い物を済ませ、窓全開で帰宅。
早速、CarSoftにて診断開始するが「ＯＫ」
とのこと。
クライメートコントローラのオンボードライブデータにて確認すると診断項目５：エバポセンサーが５０℃を示している。エンジンを切って、再度始動しエアコンを掛けると１分程度動作する。しかし、診断５の結果は８０℃にまで上昇しエアコン停止。エバポセンサー不具合確定。
CarSoftはオープン、ショートモードであれば、エバポセンサー「ＮＧ」を返すと思うが、半死状態なので「ＯＫ」と応答。
エンジン始動後、エアコンは動作するがエバポセンサーの応答が５０℃や８０℃なのでエアコンを強制停止しているのだろう。
スターファインダーにて、エバポセンサー取り付け位置はパーキングブレーキペダル付近であることが判明。早速調査開始。

パーキングブレーキペダル付近を調査すると丁度、パーキングブレーキペダルＡ’ｓｓｙのプレート裏にセンサー発見。
そのまま引き出せるかトライしたが、１５分程度格闘し断念。パーキングブレーキペダルＡ’ｓｓｙを取り外すことに。
１３ｍｍ２本で固定されていた。画像手前にぶら下がっているのが、エバポセンサー。

外した、エバポセンサー。
単なる、サーミスタのみ。こんなのセンサー単体であれば、秋葉で５０円程度で購入できそう。

電特を確認し、エバポセンサー単体評価してみる。周囲温度３０℃程度なので２ｋΩが期待値。

早速テスターにて確認。
結果：２．２ｋΩで正常値

ドライヤー加熱して確認。
結果：０．５３ｋΩで正常値

アイサーで冷却して確認。
結果８．３８ｋΩで正常値
結論として、エバポセンサー正常。
もしかして、、、
コネクターに接点復活剤を塗布して仮接続。

クライメートコントローラーオンボードライブデータにて、診断５：３５℃。
結果：正常。

またかよ。コネクターの接触不具合。

車両を復元し、CarSoftにて診断実施。
結果：「ＯＫ」
その後、２日程度走行したが、エアコン不具合解消。

コンプ不良とかでなく良かった。

接触不良なのであれば、抵抗値は増えると思われ、オンボードライブデータの結果とことなる。念のためオークションにて同一部品を格安手配。受け入れ検査も両センサーとも抵抗値２ｋΩ程度であり、合格。
ストックしておく。