この間から、エコとかエネルギーについて調べていて、気付いたことがあります。
それは、あなたのクルマも、僕のクルマも実は「原子力エンジン」で走ってるんだってこと。
まーた天然野郎がアホなこと言ってる、と思われるでしょうが、これ正真正銘ホントなんです。それどころか、実は僕たちが使ってるエネルギーは殆ど全てが「原子力エネルギー」だってことなんです。
石油だって、石炭だって、原子力。
水力だって原子力。
風力だって、太陽光発電だって原子力。
キャンプ場の焚き火ですら原子力なんです。
何でかって言うと、元をたどればぜーんぶ「太陽」のエネルギーが形を変えただけなんですね。
石油や石炭は「化石燃料」といわれるように、大昔の生物が長い年月で変成してできたものです。これらの生物はどうやって生長したかというと、植物は太陽の光エネルギーで光合成をして、空気中のCO2と水から炭水化物を作ることで育ち、草食動物はその植物を食べ、肉食動物はその草食動物を食べて育ち、ということで、全ての生物はまずは植物が太陽エネルギーの形を変えることがあってはじめて育ち、生きることができる訳で、石油も石炭も結局は太陽のエネルギーが形を変えて貯蔵されていることに他なりません。(ある意味、石油や石炭は「太陽エネルギーの缶詰」みたいなものかも?ただ、缶詰からエネルギーを取り出すときにCO2が発生するのが問題ですね)
で、その太陽はなぜエネルギーを発するかというと、それ自体が宙に浮かぶ巨大な核融合炉で、中心部で水素核が融合してヘリウムになるプロセスで発生する膨大なエネルギーを光として地球に届けているわけですね。ですから、太陽の原子力エネルギーなくして、石油も石炭も一切ありえなかった、ってことです。
さて、地球になぜ風が吹くかといえば、これも太陽光で空気や海水、陸地が温められ、その温度差で低気圧やら高気圧やらが生まれて、気圧の高いところから低いところへ空気が流れるというのが風の大きな要因でしょう。その風を使う風力発電も、元をたどれば太陽の核融合エネルギー。
水力だって、山に雨が降るから川ができ、川ができるからダムで発電ができる、でなぜ雨が降るかといえば、太陽熱で暖められた海水が蒸発して、上空で冷却されることで雨雲ができるってカラクリだから、こいつもまた太陽さまさま。
そしてまた、当たり前ですが、太陽光発電は太陽がなければ、オハナシにもなりゃしません。
「究極のエコ」といったイメージのある風力や太陽光発電と、問題視されている石油、石炭が根っこをたどって行けば結局はおんなじ「太陽の光」が形を変えているだけだ、ってのは面白いなーと単純に思いました。
そんでもって、その太陽が悪名高き「原子力エネルギー」をその源として、僕たち地球の生命を生み育ててくれている、というのにはまた考えさせられました。
もちろん、今我々の技術で行っている核分裂による原子力エネルギー利用は、太陽中心部での核融合反応に比べると、それこそ月とスッポン。18世紀にワットが開発した蒸気機関と、現代のM5のV10エンジン以上にレベルが違ってますね。
まぁ、単にエネルギーの話だけじゃなくって、地球に存在する様々な物質を構成する水素以外の元素も、全ては太陽のような、あるいはもっと大きな恒星での核融合反応や、超新星爆発(スーパーノヴァ)を通じて作られたものなんですね。ってことは、この僕の、そしてあなたの体の中にあるカルシウムも、たんぱく質を構成する炭素も、ヘモグロビンに含まれる鉄も、ぜーんぶぜーんぶ、はるかな昔にはどこかの恒星の中心で燃えさかっていたはずだし、それがまた超新星爆発でドカーンと飛び散って流れ流れて今の僕やあなたの体の中にある、って訳なんです。
僕らはみんな、百億年近い昔には、銀河系で輝く大きな恒星だったんです。すごいですねー。みーんな、「星の子供」たちなんです。んー、ちょっとアブナイ宗教チックになってきたかなー??
さてそういうことで、あなたのクルマも、僕のクルマも、「太陽の核融合で生まれたエネルギー」をガソリンという名の缶詰から取り出しながら走ってるわけですから、実は「原子力エンジン」なんですね!!
なーんて、ヒマに任せてつらつらとまたしても馬鹿げたことを考えてたわけです。夜にこういうのを書くとみょうちくりんな方向に話が走ってしまってキケンですね。想像力というか、妄想力にまで原子力エンジンがついちゃう感じ???
Posted at 2009/09/27 01:18:04 | |
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