前車のBMW 135i(E82)を楽しんでいたのですが突然のぎっくり腰に見舞われたので「うーん、2ドアクーペでMTだといざとなったら乗るのがかなりきついかも」と思い始めた矢先、ニコル世田谷で出会ったのが
日本仮導入で来ていたALPINA D3Biturboの2ドアクーペでした。他にもセダン(リムジン)、ツーリングも導入予定でATもあったので結局選択したのは現行の右ハンドルツーリングのミドリーヌ号です。
納車直前の写真ですが、ピカピカですね。アルピナグリーンは光が当たっているところではパールのグリーン成分が光ってとても綺麗です。
本来日本仕様のALPINA D3BiturboにはiDriveでのナビ設定が無くて(オプションでも選べません)いわゆる「ひとこぶラクダ」のインパネだったのですが
大改造?してもらってパナソニックのストラーダをふたこぶラクダのインパネに入れてもらいました。見やすいところにモニターが来て操作もしやすかったのでとても重宝しました。
この当時BMWにはディーゼルは導入されていなかったので(3シリーズは次世代のF30になってからです)、335iも上回る450Nm(ダイナモで実測したら500Nm出てました)は十分パワフルなダッシュが出来ました。ガソリン車と違い、アクセルを踏むとすぐに太いトルクが自由自在に得られるのは非常に魅力ですね。
やや重たいディーゼルエンジンを積んでいてもツーリングボディと相殺されて前後の重量配分は前790Kg/後820Kgで49 : 51とほぼ理想的。山道でも頭が軽くてアンダーステアは出ず、ちょっとスピードが落ちてもアクセルを踏み込むだけで豊富なトルクですぐ加速出来るので知らない道でも楽しめます。
おまけに燃費が良いため満タンで軽く800Km以上は走行出来、高速に乗っての移動だと1000Km近く無給油で走行出来たのも何度か(1000Km超えも)ありました。
高速に乗ると走行可能距離表示が合計1200Kmを超える事も度々で高速料金が一律1000円の時代には軽油が安かった事もあって6000円で九州まで行けたので、何度も往復した事があります。友人4人と神戸を往復した際には交通費は高速代とガス代混みの割り勘で1人1500円でした(笑)。
0泊2日で小樽往復とか無茶もしましたが、沖縄を除いて日本全国を回る事が出来、結婚してからも北は秋田、西は長崎、熊本まで回れたのも楽しい思い出です。
長年走っていたのでこんなキリ番や
こんなキリ番にも出会えました。
ツーリングボディで色々積めて車中泊も出来(爆)、頭が軽くてコーナリングも楽しく太いトルクで加速も良く、満タンで長距離走れるディーゼルの好燃費に加えてアルピナの乗り心地の良さ、とほぼオールマイティの車です。
20万Km走行まではほぼノートラブルで楽しく走れていましたが、ここ数年はさすがに経年劣化でちょくちょく故障箇所も出てきました。それでも大きな支障は無く(コンフォートアクセスのセンサー故障で物理キーでドアの開閉をしているのはご愛嬌)、24万Kmは一般の方なら3台か4台分の走行距離になるかと思いますがこれ1台で充分満足でした。カーナビの目的地登録も2000件くらいになっていて最近は探すのが大変でした(爆)。
本当に一期一会で良い車に巡り会えたなぁ、と思っていますがさすがに部品調達に不便が出始めたり(FRMは世界中で欠品中でリビルド品で対応、カーナビも何度か部品交換してそろそろ限界)して維持に不安があり、これからの電動化時代に向けてどんな車を選択したら良いのかなぁ、と色々考えた挙句選んだのは
次の相棒もそっくりな車です(爆)。多分最後の内燃機関で、上がりの車になるかもしれません。今度は何十万Km走れるかなぁ。
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ALPINA D3 Biturbo | 日記
Posted at
2022/08/23 00:06:12