山の鍛冶屋のブログ一覧

翌朝は快晴．
寒くもなく，清々しいのだが，少し二日酔い気味．
2800mという高度での飲酒はきつい．しかも，冷酒．
調査だというのに，これは，ちょっと不謹慎だったかと思うが，これが地質屋の伝統らしい(笑)


五ノ池も朝は少し神秘的に見える．


こちらは，三ノ池．
御嶽山を形作った最後の噴火口と言われている．
ここの水は，御神水と呼ばれているが・・・


日が昇って，水蒸気が上がって，少し霞んでしまった．


継子岳にいたライチョウ．
親子で，ヒナは二匹見た．
御嶽山のライチョウの生息数は，増えているのだろうか？
近年，よく見かけるような気がする．


帰りは，再び，摩利支天を越えて，二ノ池経由で下山．
結局，剣ヶ峰は登らず(笑)

梅雨が明けるのかどうか危ぶまれたが，何とかギリギリで開けた模様．

今回は，ロープウェイ経由で，上で小屋どまりのリッチな山旅といいたいところだが，調査ということで，スコップやら十字鍬やら調査道具をいっぱいに背負ってなので，楽ではない．

しかも，梅雨明けというのに，湿気がすごくてまるでサウナ．
森林限界まで登って，ようやく，涼しくなった．


噴火後5年近くを経過して，尾根沿いの火山灰はほぼ見えなくなったが，二ノ池は埋め尽くされている．


今晩は，飛騨側にある五ノ池小屋で宿泊．しかも，二食付き．
今まで，立ち寄るだけだったので，初泊まりである．



目の前には，五ノ池．
御嶽山噴火で，最後のマグマ噴火いわれている（一説では水蒸気噴火とも？）．
周辺にスコリアが飛び散った跡があるので，マグマ噴火なのは確かだろう．


夜には，岐阜の酒をいただいて，満天の星空（ミルキーウェイも見えた）を堪能して，いい夜だった．