マライア・サリーのブログ一覧

『　Levi’s テーラーショップでカスタムジーンズ　１　』
『　Levi’s テーラーショップでカスタムジーンズ　２　』
『　Levi’s テーラーショップでカスタムジーンズ　３　』
『　Levi’s テーラーショップでカスタムジーンズ　４　』
『　Levi’s テーラーショップでカスタムジーンズ　５　』
に続いて第６弾を実施しました。

前回、インディゴ染料を漂白剤で落としましたが、霧吹きで何回かに分けて濃度の違う漂白剤を
吹きかけて作業するらしく、イメージしていたよりもグラデーションに段差ができてしまいました。
ブルージーンズを買ってインディゴ染料を落とすのがキレイにできないなら、白いジーンズを
買ってインディゴ染料を後から染めたらキレイに染まるのではないかと考えました。
そこでDIYでできるインディゴ染めのキットを探しましたが、ジーンズを半分染めるには
相当量の染料が必要だとわかり染料の処分にも問題が起きそうなので断念しました。

そこで考えを変えて藍染め工房を探して藍で染めることにしました。
『　藍染工房　壺草苑　』をみつけました。
職人さんと相談しグラデーションなら可能だと聞きさっそく白いジーンズを購入しました。





まず、後ポケットとタグ、パッチとベルトを通す紐を縫っている糸を全て外しました。
この状態で持っていき藍染めを行ってもらいました。
工賃は内緒！！高めのジーンズが買える金額です。









2か月後、藍染めの完成がこの状態です。
とてもキレイにグラデーションが入っています。
私が求めていたのはこのグラデーションです。

そしてこれをいつものLevi’s テーラーショップに持ち込みました。



こちらが完成状態です。





右ポケットはポケットを縫っている糸を裾と同じ赤い糸で縫い直してもらいました。
左ポケットはポケットを縫っている糸を裾と同じ青い糸で縫い直してもらいました。



こちらの元画像をスマホで撮影してもらい「これと同じにしてください」と言いました。
もちろんオーダー箇所は一つ一つ確認してもらいました。



しかし出来上がりがこちらです。
・りーばいすの文字は青色のはずが赤色。
・ポケット上部を青と赤の糸で縫い直していない。
・×マークの縫い方も違う。
・カスタムの証明テーラースタンプが押していない。
同じテーラーさんに同じ加工のお願いしているはずなのに違う結果を出してくるので本当に
困ります。
あなたのオリジナリティや考えは私の作品には必要ありません。
私の考えを忠実に再現してもらうために工賃を払っているんです。
こっちは工賃を出して依頼しているんですからお願いしますよ！！
シリーズ４までを担当してくれていた佐藤さん帰ってきて～！
あなたの再現力が懐かしいよ～。