今年 ( 2011 年度 ) に入ってからだったと思うのですが,Victor AX-V8000 の デジタル 部電源 フューズ が寿命で飛んでしまい,その時は適当な フューズ を ホームセンタ で購入し,交換したのですが,音が大きく変わってしまいました。
そこで,純正品に交換しようと思い,ビクター サービス さんの方に注文しようとしたのですが,なんと代替え品も出ない事が判明。
フューズ ごとき部品出ないとは… と思いながらも,AX-D701 の フューズ を確保。
しかし,AX-V8000 の フューズ は中身が少し特殊な形状 ( 標準品 ) であった為,どこの メーカ かも分からず代替品選びに困っていました。
そして,たまたま RS で フューズ を取り寄せたところ,V8000 に付いていた フューズ と同じ メーカ である事が判明。
取り寄せた フューズ は シリーズ が違ったので,改めて V8000 に付いていた フューズ を良く見直し,シリーズ ナンバ が書いてある事を確認。
その シリーズ を検索してみると ビクター の言う通り廃盤。
仕方ないので,Mouser と言う米国の部品屋さんで廃盤の型式を検索し,代替品を確認。
元の シリーズ ナンバ は [ 237 ] だったのですが,現在は鉛 フリー 品の [ 233 ] と言う シリーズ になっていました。
肝心の メーカ は… [ Littelfuse ] と言う米国の フューズ メーカ でした。
AX-V8000 の フューズ 一覧
125V - 8A 237 シリーズ → 233 ×1
125V - 2A 237 シリーズ → 233 ×2
250V - 500mA 239 シリーズ → 現行 ×1
AX-V7000 は フューズ の メーカ 自体が違います。
DVD P の XV-A707 は 233 シリーズ の 125V - 1.6A です。
この フューズ ,標準品でも中身の形状が グニョグニョ しているのが特徴的で,タイムラグ の 239 シリーズ は芯に コイル 状に巻かれています。
フューズ でここまで音が変わるものと思っていませんでしたが,233 シリーズ は主に中域が前に出てくる印象になりますが,高域は減ったように聴こえます。
239 シリーズ は高域が伸びたように聴こえますが,中域の一部が抜け気味になる印象。
タイムラグ と標準では使い方が異なるので入れ替えるような事はしないので問題ないでしょう。
しかし,同一 メーカ に代替品が有るにも関わらず,部品が出ないのでは メーカ として修理はどうしているのか少し気になってしまいました。
元は鉛入のようなので,その辺りの音の変化が気になる所ではありますが,寿命が近い フューズ を使い続けるよりも,新品に交換した方が良い結果が得られると思います。
( 今回は元が切れてしまっているので,比較不可 )
ついでなので,AX-V8000 は全ての フューズ を新品に交換します。
そのついでに,HD-56MH700 の フューズ もこの メーカ の新品に交換しました。
MH700 は セラミック ボディ の タイムラグ 品 ( 6.3A ) が付いています。
そして,ついでのついでに,56MH700 の電源部 コンデンサ を一部交換してみると言う実験をしてみました。
今回は,充電部 2 次側の GU 220μF 450V 品を スイッチング 電源用 オーディオ KX シリーズ に交換。
もう一つ,制御部用と思われる部分の 1 次側 松下電器製 NHG 22μF 400V 品を ニチコン の 標準 シリーズ である VR シリーズ に交換。
この改造でどう変わるのか期待したのですが,結果は ? です。
正直,もうちょっと何か変わってくれるのかと思ったのですが,一部 ソース で若干画の抜けが悪くなってしまった気がした程度です。
数日間の エージング 後も結果は同じ。
その前に スイッチング 電源部の フォトカプラ を全て FAIRCHILD 製の新品に交換したのですが,そちらの方は成果があっただけに今回は残念な結果です。
これなら,フューズ 交換の方が成果大きかったです。
( コンポーネント 入力でのみ確認 )
と言う事で,MH700 はやはりこれ以上は触らない事とします。
AX-V8000 は純正を維持します。 AX-V7000 は V8000 に近くしてみたいです。
この日の画像は, Littelfuse の フューズ シリーズです。
画像手前から,500mA・2A・2A・6.3A
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Posted at
2012/08/21 01:39:42