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二郎(CV:大塚明夫)のブログ一覧

2022年04月21日 イイね!

ポルシェ911(996)インプレ⑧「俺たちの未来はこれからだ!」


⑧俺たちの未来はこれからだ!

・xxxHOLiC

 さて、いよいよまとめに入らせていただきます。


  
 結論から言うと今のところは「ポルシェ買ってよかった!」と思うことができています。決して安くない金額で買ったのですから期待値も大きくなって当然ですが、私の今までの愛車遍歴の物差しからはまた違った魅力でもって頬をペチペチされている感じです。前章の走行インプレッションの通り乗り心地はよくないし静かではないし儀式もたくさんあるしまだ慣れ切ってないことも相まって長距離乗り終わるころには疲労感もあります。しかしこの疲れというは嫌な疲れ方ではありません。むしろしばらく経つと「ポルシェ乗りてぇぇぇええええ!!!」と脳内でリフレインするほどに病みつきになる感覚を覚えます。これからもっと「ポルシェを着る」ことができるようになってさらりと乗りこなせるようになったらええやん、と思います。

・若年寄

 そうそう実は数年前にAnyca(個人間カーシェアリング)で987ボクスターを1日借りて運転したことがあったんです。もちろん購入の参考にするために、です。で、このボクスターというが実に素晴らしいクルマで、走る・曲がる・止まるの全てにおいてVWの上位互換という感じでいやはや参りましたという感想を抱いたのを覚えています。

 ではなぜ当時ポルシェ購入に至らなかったかというと「まだ自分には早すぎる」と感じてしまったからです。確かにボクスターはいいクルマでしたがまだ自分が買って乗るには早すぎる、もっとジジイになってからの方が似合う、ポルシェに見合うぐらい自分が成長したらその時に買おうと思って保留にしたのです。



 しかし世の中は恐ろしい速さで加速しています。ポルシェの似合ういい感じのオジサマになるまで待つ、なんて悠長なことはもう言ってられなくなりました。トドメは先述のトヨタEVニュースですね。だから考え方を少し変えることにしました。「ポルシェを買うことでポルシェに見合う自分になっていく」ことに。あるいは「ポルシェが私を成長させてくれる」とも。

・さあ、どうなることやら。

 まずは今年の11月に車検がありますのでそこを(機械的にも金銭的にも)穏便に済ませることが当面の目標ですね。そしてこのクルマを買ってみてポルシェに魅了されてしまった感もあります。この先万が一大金が手に入ったら白い997前期型GT3が欲しいなーとか夢見ています。


※画像はWebモーターマガジンより

 さあ、どうなることやら。

 ということでこのあたりでインプレッションをおしまいにしたく思います。長文・乱文・稚文をここまで読んでくださったみなさま、ありがとうございました。それではみなさま、またどこかでお目にかかりましょう。
Posted at 2022/04/21 19:07:44 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2022年04月20日 イイね!

ポルシェ911(996)インプレ⑦「走行インプレッション後編」


⑦走行インプレッション後編

・炎上案件

 さあこのクルマというか多くの内燃機関車のメインデッシュたる内燃機関すなわちエンジンについてワーワー言わせてもらいます。

 結論から言うとこのエンジン、最高。今まで乗ったどのエンジンとも違う感触にして至極のユニット。このエンジンだけのためにこのクルマを選んでも一片の悔いなしと言い切れる(もちろんエンジン以外の部分も素晴らしいクルマなんですけど)、そんな名機です。詳しく見ていきましょう。

 まずはエンジンの回り方。もうねぇ、もうねぇ、これがねぇ、これがねぇ、もーう最高なんですわ。直列6気筒、V型12気筒、そしてこの水平対向6気筒はいわゆる完全バランスエンジンと言われ圧倒的な振動の少なさを誇ります。V12は流石に経験がないけれど、直6はAMGC36で所有経験があります。あれはレッドゾーンまでウルトラスムースに回りきる上に内燃機関らしい艶っぽさも兼ね備えた極上のユニットでした。で、ポルシェの方はどうかというと直6に比べると高回転でバタつく感じ。バタつくと言っても決して嫌な揺れ方でなく息吹のようなもの。直6がシュルシュルと回るとすればフラット6はシュバババというオノマトペがいいかしら。

 エンジンそのものがスムーズに回る性格にして、なんといっても大排気量NAというのがさらにその魅力を増加させています。回せば回すほどに淀みなく湧き出るジューシーなパワー感は他のどの形式のエンジンでも味わえない芳醇かつすっきり爽やかな味わい。2010年前後のダウンサイジングターボ旋風で駆逐されもはや絶滅危惧種になってしまったこの世界遺産を生で味わえるこの幸せたるや。

 バリオカムプラスという可変バルブリフト機構が搭載されていて、ネットの情報によると2ステージで切り替わりがあるとのことで。ホンダのVTECみたいに明確に切り替えを演出するタイプではないけれど、確かに回していくと回転数域によって少しづつ表情が変わっていくのは分かります。

・モリモリモリブデン、チタチタチタンダエル

 と、ここまで褒めちぎっていますが維持していく上でもちろん先述の爆弾2つ(インターミディエイトシャフト問題・シリンダーかじり問題)は考慮しなければいけません。現状オーナーとしてできることは乗り方とオイル管理に気を配ることです。さらにここでひとつ添加剤の使用を試してみることに。納車してしばらくというところで一時ネットでかなり話題になった斎藤商会さんの丸山モリブデンを注入してみることに。オイル添加用とガソリン添加用のダブル使いです。



 で、その効果はというとまず素人の私でもはっきりわかるのはエンジン音が劇的に静かになったということ。もともと静かなエンジンではなく、18年10万kmの個体ということも考慮する必要はあると思いますがこうかはばつぐんだ。吹け上がりその他も好調のように感じます。どうやらエンジン内の各種パーツにいい影響がありそうなのでこれからも様子みていきます。同じような添加剤ではベルハンマーも、私、気になります!結構先になりそうだけど丸山モリブデンの効果が切れてきたらベルハンマーの使用も考えましょうか。

・ハイオク満タンつゆだくで

 ちなみに燃費ですが、古いドイツ車らしく乗り方で大きく変動します。街中でトロトロ走っていると燃費はガンガン落ち込んでいきます。車載の燃費計で4km/l台とかなんとか表示されてアチャーってなります。ガソリン価格の高騰が続く今日この頃、ハイオク満タンで1万円近くいくのでなかなかにクるものはあります(ちなみに給油口が右フロントタイヤ付近にあるのもこのクルマの特徴です)。







 一方、高速をタラーっと流すような走り方をすると燃費はガン上がり。先日は高速主体の区間燃費は10.8km/lをマークしました。車歴重ねた1.5㌧超4WDスポーツカーにしては優秀でしょう。通勤等で毎日使うならあまり歓迎されることではありませんが、私のように趣味と割り切っているのなら納得できる、というか納得するように自己催眠かけられるレベルの燃費と思います。



・春のポルシェ祭り

 さて、ハンドリングは「重厚なんだけれど重厚すぎない」という感じ。純粋なRRでなく4WDで、聞いた話では常に駆動力が伝達される設計の4WDということで手ごたえのある感触。今路面がどういう状態になっているか、クルマがどう動きたいのか、といった情報がかなりの高解像度でハンドルから伝わってきます。

 また、4WDではありますが切り返しやUターンなどの場面で前輪がよく切れる印象があります。全長の割にホイールベース短いので余計にそう感じます。直前に乗っていたアバルト595がちっちゃいボディの割にまったくハンドル切れなくて大回りになってしまうことに慣れていたので、もはや感動的なまでに小回り効くと感じてしまいます。



 このホイールベースの短さはワインディング走るときに役に立ちます。納車してまもなく椿ライン(箱根から湯河原を繋ぐ道幅狭め半径小さめのカーブが続く峠道)を走らせたのですが、最初は道に対して大きめのボディに四苦八苦してました。ところがとある小さめのカーブに差し掛かって今までになく大きめにハンドル切り込んで4つのタイヤの位置関係を強く意識したとき、ああそういうことか!とホイールベースの短さに気づいたのです。頭の中でお祭りなどで見かける山車をイメージしながらステアリング操作するといい感じにカーブを料理できることを(大げさに言うと)発見したのです。もちろん箱根ターンパイクや伊豆スカイラインのような中高速コーナーが連なる道の方がクルマのキャラには合ってるのですが、意外とちょこまか曲がるワインディングでも楽しめます。

 カーブ駆け抜けていくときに今までのクルマと違うなと感じることのひとつに低い車高があります。スポーツカー然とした低く構えたディメンションは右に左にとハンドルを切る場面でまったくボディがロールしないことでよく感じられます。今まで乗ってきたクルマでわっしょいわっしょい!と上屋が動くところをこのポルシェはビター、シャキッと。それでもロー&ワイドを強調した最新型の911に比べるとひょっこりした印象も受けます。日常使いで気負いなく取り回せるサイズというのは911では996や997世代までかなぁというのが個人的な感想です。

・宇宙一ィィィィ----!

 そしてスポーツカーで、いやすべてのクルマで一番重要なブレーキ。よく「ポルシェのブレーキは宇宙一」と言われますね。このクルマのブレーキも実によく効きます。が、例えばブレーキ効きますと聞いてからこのクルマで走り出し、いざブレーキ踏むときっと多くのクルマ好きはまったく逆の感想を持つはずです「あれ?聞いていたよりもブレーキ効かない?」と。

 はい、このクルマのブレーキは踏んだら踏んだ分だけ効くタイプです。一時期のBMWのようにブレーキペダルに足を乗せただけで一気にガッと効くカックンブレーキではないのです。踏んだら踏んだだけ効くということはブレーキ力をコントロールしやすいということです。先述のRR特有の急激なオーバーステアを防ぐためにも不用意な前荷重状態にならないようにこういう味付けにしているんでしょうか?もちろん奥まで踏み込むと宇宙レベルのストッピングパワーを発揮してくれます。

 欧州車の常である「ブレーキよく効くんだけどブレーキダスト多すぎ」はもちろんこのクルマにも当てはまります。私も過去所有のクルマはすべて欧州車でノーマル状態ではあっという間にホイール真っ黒になってきました。ところがこのクルマはホイールのデザインが秀逸でブレーキダスト自体は大量に出るのですが洗車するとさらりとダストが流れ落ちるホイールデザインになってます。今使ってるブレーキパッドが寿命を迎えたらそこで初めて低ダストタイプを考えてもいいのかなと、今は思っています。




・ゴルフやべぇよゴルフ

 純粋な速さについて。もちろん速いことは速いです。RRベース4WDの圧倒的なトラクションでグングン加速していきます。アクセル踏み込んでいった時の恍惚感はたまりません。ところが冷静に数字を見てみると0-100km/hは5.1秒。これは私が過去に所有したゴルフ7Rヴァリアントとほぼ同じ。ちなみに最新のゴルフ8Rに至っては4.7秒だそうです。いやぁゴルフって速いんだなぁ。もちろん室内スペースや燃費維持費コスパその他はゴルフの方が圧倒的に優れているわけで・・・かなわないなぁ。さらに言うと加速感、パワーが弾けてワープする感じってのはターボエンジンの方が勝っています。ゴルフのそれは控えめですが、アバルト595のブースト感といったらそれはそれは刺激的でめっちゃ楽しかったです。



 だからもう数字とか数値、あるいは体感的なものでもこのクルマじゃなきゃいけないというものを指折り数えたら実は少なくて。多くを犠牲にしてそれでもわずかに残ったいくつかの濃厚な「味」とも言うべきものを粋に楽しむのがこういうクルマを所有する流儀なんですね。そうなってくるとこのクルマに乗ることの意義ってのはもうロマンでしかないわけで。

 そう、私はロマンを買ったのです。
Posted at 2022/04/21 19:06:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2022年04月19日 イイね!

ポルシェ911(996)インプレ⑥「走行インプレッション前編」

⑥走行インプレッション前編

・ゆっくり覚醒

 さていよいよエンジン始動です。スマートキーやプッシュスタートスイッチなんてある時代のクルマではないので、ハンドル左の穴にキーを差し込んで回すという古式ゆかしいイニシエーションを経てフラット6が目を覚まします。ちなみに996はこのキーシリンダーがよく壊れるとのことで。エンジンかけられない、はもちろん困りますがエンジン止められない、もなかなかに困りますのでなにか変な兆候を感じたらすぐに交換した方がよさそうです。



 以前ゴルフ2に乗っていた時のクセでキーONにしたら燃料ポンプの動作確かめて少し待ってからさらにキー回してエンジン始動、という流れが身体に染み付いているそんな私です。始動時に内燃機関に火入れるタイプのクルマに乗り続ける限りこの習慣は続けていくのでしょうね。さらに先述のシリンダーかじり問題もありますのでエンジンに負担をかけないように、少なくともアイドリング落ち着くまではじっくり暖機します。この時間を生かして(もちろん電動じゃなくて手動の)サイドミラー広げたり、荷物積み込んだり、ドライバーの心の方の暖機もしたりするのが吉。国産車みたいにパッと乗り込んでサッと走り出す、という風にはいきません。





・プレアデス星団

 車外で聞くアイドリング時のエンジン音量はまあまあ。スポーツカーだから、ポルシェだから、という先入観で身構えると拍子抜けするほど静か。音量でなく音質の方に耳を傾ければ大排気量NAらしい迫力というかオーラも感じさせます。
 実はこのエンジン、往年のスバリストが聞いたら思わず咽び泣いてしまうだろう「不等長エキマニの水平対抗エンジン」なんです。BE・BHまでのレガシィやGDAまでのインプレッサが奏でる「ドロドロ」いわゆる「ボクサーサウンド」の発生がこの不等長エキマニに起因することはよく知られていることです。スバルのボクサーサウンドほどドロドロ感はありませんが、なんとなーくの「気配」はこのポルシェからも感じることができます。

 ポルシェとスバル、と言えばちょっと話がそれますが。「3600cc水平対向6気筒エンジン」「RRベースの4WD」という基本構造を基にこのポルシェを乱暴に説明すると
「バックで285km/h出せるスバル・アウトバック3.6Rみたいなもん」
こう言うとある程度クルマ詳しい人に「あーなるほど(笑)」と納得してもらえます。はい、余談です。


※画像はWebCGより

・クセが強いんじゃ(by千鳥ノブ)

 さあいよいよ走り出します。MTなので①サイドブレーキ解除②1速へ③発進という手順を踏みます。でなんとこの①②③だけでもそれぞれクセがあります。

 まず①サイドブレーキ解除について、解除自体は普通なんですがかける方にクセがあります。結構上まで力込めて引かないとしっかりブレーキかからないんです。納車直後の話ですが、前後に傾斜してる駐車場に止めて降車しようと思ったらスルスルとクルマが動き出してあわててフットブレーキ踏みこんだ、なんてこともありました。これはこの個体特有のことなのか、調整できるものなのかは分かりません。次に整備してもらうときに相談してみましょうかね。



 ②1速へ、というところでは1速とリバースとで少々ミスシフトしやすいというのがあります。リバースに入れる方法はメーカーやクルマによって色々で、私の過去のクルマたちでも様々でした。上から押し込んで、とかリングを引いてなど明確に操作方法が違うシフトパターンなら間違えにくくて特に問題ないのですが。このポルシェはNから左に、さらに左上に押し込んでリバースに入ります。1速が左上なので慣れないと間違えることも。納車直後に信号待ちからの発進でエンスト(このクルマ、エンストしやすい!)したときに、焦ってシフトしたらリバース入れちゃったことがありまして。急にガクガクするわ、バックランプは光るわ、またガクガクしたかと思ったら直後ブレーキランプ光るわ、で後続のクルマはかなり怖い思いをしたでしょう。ごめんなさい・・・・・。



 ③発進では、今までにないシフト特性に最初は戸惑います。今まで好んでマニュアル車を乗り継ぎバイクにも乗ってる私ですが、こういう特性のマニュアルは初めてです。

 シフトストロークは長くもなく短くもなく。ギアに入った時の感触はそこまでソリッドでもなく、かといってやわやわでもなく。クラッチがつながる位置は奥でもなく手前でもなく。ペダルの踏力に関しては重くもなく軽くもなく。とにかくすべてにおいて独特です。

 で、いざ走り出して自動車学校から●●年やってきた感覚で、今までと同じように①クラッチ切って②アクセル少し踏んで③少しづつクラッチつ繋げ始めて④クラッチを完全に繋げる、でシフトアップしようとするとこれはこれはどうしたことか、予想以上にギクシャクしてしまってかなり面食らいます。とにかくこのエンジンは回り方・吹け上がり方がハンパないので③クラッチ繋げ始めるステップの時にエンジンがブォンッ!と意図しない空ぶかし状態となり④クラッチ完全繋げるステップに至ってガックンガックンとボディが、自分の身体が、そしてちっぽけな私のプライドまでもが揺さぶられる結果になるのです

・ユーミンパパ

 何度ギヤチェンジチャレンジしてもなんかしっくりこない。で、これを解決する救世主、ヒントになってくれたのは松任谷正隆さん。松任谷さんが以前おぎやはぎの愛車遍歴に出演した回のことをふと思い出して。何台ものクルマを乗り換え続けている松任谷さんがこれだけは手放せないという996GT3をおぎやはぎ小木が運転するという場面で松任谷さんがアドバイスしたのが「ポルシェ乗りの方法だけ教えましょうか。MTの930からポルシェ乗ってる人は必ず発進の時にアクセル踏みません。まずクラッチを上げていってフッと動いた瞬間に初めてアクセルを踏む。だからこう最初にブーンってやってる人はポルシェをあんまり知らない人(笑)」。で、もちろんそのあと小木がブーンをやらかして、ひと笑いあるんですが(笑)。

 これを参考にしてアクセルペダルを一切踏まずにクラッチ操作だけで発進というのを何回かやって身体で感じたらなるほどなるほどなるほど、と。これでようやく「感じ」を掴めてきたのです。松任谷さんのアドバイスを思い出さなかったらモノにするまでかなり時間かかってただろうと。松任谷さんありがとうございます。

・クセじゃ(by千鳥ノブ)

 あと1速の受け持つ範囲がかなり広いというのもこのクルマの特徴。今までのクルマの1速というのは本当に発進の瞬間だけ使うとか坂道発進の時に威力を発揮するとかそういう役割のギア。だから1速で走り出してクラッチ完全に繋ぎきる前に2速にチェンジした方が圧倒的にスムーズなクルマがほとんど。AMGC36のATなんてウインターモードだと2速発進していたぐらいだもの。でもこのクルマは1速で完全にクラッチ繋ぎ切るぐらいでちょうどいいことがだんだん分かってきました。

 逆にシフトダウンのときも回転数合わせるためにアクセル吹かすのはあまりよくなさそう。先述の通り恐ろしく吹け上がりの鋭いエンジンなのでアクセル踏んだ瞬間にエンジン回りすぎて逆効果に。ヒール&トゥなんかしないで普通にクラッチ継いだ方がよっぽどスムーズに走らせることができる。無理に合わせようとするとお高いクラッチがあっという間に逝ってしまいそうです。

 と、かなり購入当初かなり戸惑ったMTですが、ある程度操れるようになってくると「なるほどこのクルマの特性、エンジニアの思いからすると納得のMTだわ」と思えるようになってきます。とはいえまだまだ理解が足りない部分もあるのでこれからも精進あるのみです。

・お堅いショ(ッ)ク(アブソー)バ(ー)

 お次は乗り心地関連です。このクルマは率直に足回りがカタいです。大多数の人が「カタすぎ」と感じるであろうセッティングです。少なくとも購入前の私の予想以上に「乗り心地がよいと言えないクルマ」です。

 低速域の乗り心地は褒められたものではありません。確かにやっすいパーツで構成されたクルマの足のやっすい感じはしません。でもだからと言って上質とかカドが丸められているとかまったく不快さを感じないかとか、というとそうでもありません。なんというか「重さと硬さで押さえつけている感じ」がして、特にタウンスピードだとこれが顕著に表れます。

 じゃあ高速道路走るぐらいのスピードレンジで乗り心地が良くなるかというとそうでもないのです。今まで私が乗ってきたドイツ車は例えば高速道路の継ぎ目を越えるときは「タタンッ」と上手にいなして走るイメージがありました。でもこのクルマの場合は同じようなシチュエーションでかなり「ドタバタ」します。車歴18年10万kmにしてかなりのボディ剛性があるのでとっちらかることはないのですが決して好ましい感触ではありません。古いクルマなのでヘタリやヤレもあるでしょうが、でも先述の納車直後整備でアッパーマウントその他ある程度のリフレッシュしているので経年劣化による影響はそんなんでもないでしょう。4Sはターボと同じ足回りなのでカレラやカレラ4よりハードな味付けなのは理解はできますがいやぁそれにしてもこれは。

・グランツーリスモの知識(笑)によると

 で、いろんな乗り方走らせ方をしてクルマの反応を見て、ひとつの予想が立ちました。アウトバーンよろしく200km/hぐらいのスピード域、もしくはカーブやブレーキング等で大きな荷重がかかった時にようやく「タタンッ」っぽい感触のよく動く足回りなのではないかと。

 で、よく言われているように態勢乱れた状態で激しくブレーキングすると急にリヤの荷重抜けてかなり唐突にオーバーステアの挙動を示すRRの悪癖を軽減させるためにこういうセッティングになっているのではないかと。高度な電子制御や997から採用されたPASM(可変減衰ダンパー)がない時代の設計だからなおのこと、という側面もあるのではと。

・・・・・・私の乏しい知識ではこのぐらいの推察が限界ですごめんなさい許してください。

 いよいよメインディッシュ、エンジンのお話をしていきましょうか。

 と、長くなりすぎたのでここで一区切り、走行インプレッションは後編に続きます。
Posted at 2022/04/21 19:04:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2022年04月18日 イイね!

ポルシェ911(996)インプレ⑤「内装インプレッション」

⑤内装インプレッション

・ヘブンズドア

 さあさあいよいよクルマの中へ。と、その前に中に入るために開けるドア、そのまたドアを開けるためのドアハンドルに注目。このドアハンドルが今や国産車でもあまり見かけなくなってきたフラップ式なのです。今まで9台のクルマ全車がグリップ式だったので最初は面食らいました。前モデルの993までと次モデルの997以降はグリップ式なのでポルシェに触り続けている人からしてもこれは違和感があるでしょう。



 ドアを開けたり、そして閉めたりするときの感触も993以前のポルシェとはまったく違います。空冷時代はよく言われる「まるで金庫のようなボディ」そのままにドアを閉めるときも「ガチンッ!」という硬い感触でしたが、996は至って普通のちょっといい車だなという感じ。なるほど長年のポルシェファンにとって996発売時のこれは相当寂しかったんだろうなぁと思いを巡らせます。あとこれは個体差かもしれないけれど結構強く閉めないと半ドアになりやすいです。関連部品替えたら改善されるのか、それとも元々こんな感じなのか。さらに室内側から閉めるときはドア内側のドアハンドルが小さいのと、ドアの前の方に位置していて力が入りずらいのでなおさら半ドアになりやすいです。ちなみにドア内側にはペットボトルは置けないけれど、意外に容量のあるフタつき収納スペースがあります。





・着るタイプのシート

 さて室内に入るといかにも古いドイツ車という匂いが鼻腔を刺激します。個人的にはたまらなくいい薫りですが、クルマ乗り慣れてない人はクルマ酔いを誘発しちゃうかもしれん系の匂いです。そんな感想を抱きつつよいしょっと(今まで所有したクルマで最も着座位置が低い)シートに腰掛けます。996は前後調整だけは手動という半パワーシートが多く存在しますが、私の個体はポジションメモリー機能も付いてるフルパワーシート。しかしシートヒーターは見当たりません。ここまで立派なら付いていてもよさそうなのにねぇ。





 そうそう、購入して予想外だったものの一つにこのシートがありまして。
輸入車の特徴のひとつと言えばシート。国産車より大ぶりでしっかりと座れるシートが装備されているイメージがあって、実際今まで自分が乗り継いできたクルマはどれも立派なシートを持っていました。例えばゴルフ4R32はケーニッヒ社製の絢爛豪華な本革シートが奢られていて、シトロエンC4カクタスのシートは流石はフランス車と膝を叩すぎて石橋を叩き割ってしまいそうな程に永遠に座っていられる極上のシート、前車アバルト595はその小さなボディからは予想もつかない大きなシートに安心して身を任せることができていました。

 で、この996はどうかというと「えっ、このシート予想以上に小ぶりじゃん!」です。自分自身が小柄でコンパクトサイズなので全く問題ないのですが、大柄な人には少し窮屈かもしれません。お尻をキュッとシートに埋め込むようにして座り込うイメージになるかと。特に空冷ポルシェ時代に言われたことには「ポルシェを着る」というのがあります。様々な意味が含まれているこの言葉ですが、996のシートに関してはなるほどピタッとフィットするこの感じが着るという感覚なのかな、と。

 あと長距離乗るとなんとなーく腰痛がしてくる感じがしてポジションを見直した結果、「思っているよりもかなり奥に深く腰掛ける」のが大切ということに気づきました。シートポジションはリュウジのバズレシピの黒胡椒よろしく思っている3倍、は前に・・・・・は言い過ぎかもれないけれど、とにかく前に前に進め進めパンツァーフォー。3つのペダルを確実に踏み込んで正確に操作できる位置に背筋伸ばして座ってもらおうという設計者の意図なんでしょうか?ドイツっぽいと言えばドイツっぽいところです。

・生きろ。

 そんな正しさの権化たるシートに座り込んでまずはインテリアを見渡してみます。全体的には、その、なんというか、何世代前のセンスだなぁ、と。クラシックカーでもなければ、最新のテスラみたいにIT全面に押し出した最新鋭デザインでもなければ・・・・・。有機的な曲線が幾重にも重なりあって構成されたこの時代ならではのデザインです。996開発当時のポルシェは経営危機に瀕していて、冒険するところは冒険しなきゃ生き残れないんだ、なんとかしなきゃという思いがこのインテリアからも感じ取れます。決して高級だったり媚びた感じがしないのはいかにも昔ながらのドイツ車っぽい。正直なところ好き嫌いは分かれるだろうな、と。そんななかでも伝統の5連メーターやポルシェクレストの入ったハンドル、運転に集中できる空間づくりや「漢の運転台」の雰囲気はポルシェそのもの。所有感というかポルシェ乗ってるぞ感はしっかりあります。



・ミニディスク

 オーディオスペースはちゃんと2DINの広さで確保されていてベストポジションではないながらもナビ入れてもなんとか実用的に画面見ることはできるかな、という高さに設定されています。実は新車販売時はエアコンパネルが上でオーディオが下だったそうでカタログの写真でも確認できます。が、今流通してる多くの個体が逆にセットされています。こっちの方が使いやすいもんね。自分のもそうなってます。

 で、この個体の場合は中古購入時からAVIC-H9というカロッツェリアのサイバーナビがインストールされていたんですが調べてみたらこのナビ、2003年発売のもはや骨董品。クルマ本体の年式が2004年なのでたぶん新車購入時に取り付けてずーっとそのままなんでしょう。このナビがどれぐらい古いかというと例えばなんとMDが聞けるんですMD!さらにMDLP再生にも対応してるそうですよ!もう生きているうちに目にしない耳にしない口にしないかもしれないと思っていたMDLPという言葉の並びにもうクラックラしますね。メーカーの地図更新も2014年に終了しており、もはや実用に耐えないでしょう・・・・・。BOSEのオーディオシステムが装備されていますが、もはやユニットがあまりに古すぎてで音質うんぬんは分かりません。







 ここは令和の現代に合わせて最新のディスプレイオーディオに替えたいところ。CarPlayでいつでも最新地図のナビアプリを使ってiPhoneの音楽聞きながらドライブしたいですし。先述のとおりバック駐車がしにくいボディ形状してるのでバックカメラも欲しいですしね。しかし目星を付けていたアルパインのDA7Zというモデルが発売後瞬殺の完売、未だ入荷未定。とりあえず入荷案内メール登録して首をながーくして待っています・・・・・。

・スポンジ・ブーブ



 さてオーディオに追いやられてしまったエアコンパネル。エアコンはフルオート制御で、18年落ちのクルマですが冷房入れるとちゃんと冷風が出てきます。が、送風口からは千切れたスポンジが小間切れになって時々ちょろちょろと出てきて、フロアマットやシートに落ちてきます。これはこの世代の911やボクスターには良くある現象で、エアコンユニット内部のフラップに張り付けられたスポンジが加水分解して発生するらしく。これも冷風温風切り替えがうまくいかないぐらいに進行したら治さなきゃいけないとのことで。一体いくらかかることやら。







・特殊スキル

 996には大きく分けて前期型と後期型があります。ヘッドライトの形が違ったりエンジンの排気量が違ったりというところが大きなポイントですが、室内のユーティリティ面ではグローブボックスカップホルダーの新設が大きなトピックです。どちらもないよりあった方が絶対にいい装備であることは想像に難しくありません。グローブボックスは順当に車検証・取扱説明書その他を入れて使っています。カップホルダーは少し凝った造りをしていてカバーを押すとせり出てきてまずは1つ飲み物を置けるスペースが出現。そこからさらに手で引っ張りだしてもう一段階出てくることで2つ飲み物が置けるようになります。しかし私はこのカップホルダーを極力使わないようにしています。なぜなら使ったら壊れそう!だからです。古いクルマあるあるです。ちなみに運転席側のバニティミラーカバーも片方のプラスチック爪が割れており、こちらも「使わないことによって壊れていると見なさない措置」圧倒的完全解決をみています。古い輸入車やイタフラ系のクルマの所有経験があるとこういう変なスキルはどんどん身に付いてきますね。













・あなたと、コンビに、

 さて、前章でポルシェの実用性について触れましたが、この時代の輸入スポーツカーには珍しい便利装備の数々が室内に装備されていますのでご紹介。まずは後席、スペースはお世辞にも広いと言えません。例えばこのクルマ1台で成人男性4名の旅行はやめておいた方がよさそうです。それでもあるとないとでは大違い、ちょっとした荷物を置いておくのにも便利です。普段はIKEAのサメとイヌにご乗車いただいております。ちなみに後席の背もたれは倒すことができて、こうすることでそのままでは積めなかったものも積める・・・・・ことはあるのでしょうか?ちなみに背もたれ倒すとBOSEのウーハーを確認することができます。







 収納に関してはすでにご紹介したものの他にセンターコンソールにボックス、それからサイドブレーキ付近にもフタ付き小物入れがあります。予想以上に荷物は整理して乗せることができそうです。





Posted at 2022/04/21 19:02:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2022年04月17日 イイね!

ポルシェ911(996)インプレ④「外装インプレッション」

④外装インプレッション

・島村卯月

 さて、ここまででもうすでに結構な文字数の文章になってますが、ようやくここからが本番、実車のインプレッションになります。①②③を読んでくださった分、スゥーっと頭に入ってきやすい・・・・・だったら嬉しいのですがさあどうなることやら、がんばって書きます。

・Hey尻

 まずは走行性能以外の部分で。「クルマは走ってナンボ」は真実ですが「クルマはカッコ(恰好)が命」もこれまた真実。そして③でちょっと触れたようにこの996というのはデザインの好き嫌いが分かれるのが特徴です。特に996前期のヘッドライト形状は911のお目目としてはちょっと冒険をしすぎたのでしょうか。996後期で修正されて997では完全に伝統の丸目に戻って人気取り戻し以降定着したあたり見るともう答えは出てしまった感あります。でも外観においてヘッドライト以外の要素はむしろ空冷時代のセオリーをよく守っているとも感じます。両生類っぽい曲線の描き方とか、屋根からリヤエンドにかけて独特の角度で降りていくラインとか、RRならではのお尻のふくらみとか、ぶっといリヤタイヤとか、立ち気味のフロントウィンドウとか。そして私の個体の996後期4Sのフォルムで最大の特徴はなんといってもリヤセクションです。

 996は主に、

 ・カレラ(2WD・NA)
 ・カレラ4(4WD・NA)
 ・カレラ4S(4WD・NA、ターボの足回りとボディ)
 ・ターボ(4WD・ターボ)
 ・GT2(2WD・ターボの速いやつ)
 ・GT3(2WD・NAの速いやつ)

 というグレード構成になっていました。これにカブリオレやタルガといったボディバリエーションが組み合わされ、さらには特別仕様車も存在してグレード展開にはかなりの幅があります。

 そんな数多い996のラインナップの中で、カレラ4Sはターボと同じ足回りとボディということでぶっといリヤタイヤ(堂々の幅295mm!)とそれに対応したワイドフェンダーでかなりグラマラスなモリっとしたお尻になっています。シートに座ってサイドミラー覗くとリヤのふくらみがよくわかります(前と後ろとで幅が違うのでバック駐車は未だに慣れません!修行あるのみ。)



 さらに、横一文字に繋がっているリヤのガーニッシュは996でカレラ4Sのみの設定です(ターボ・GT2・GT3はその位置に大きなリヤウイングがあります。カレラ4Sでは速度対応型の小型の可変スポイラーです。)。これが同じように左右つながったテールランプを持つ空冷時代の911を彷彿とさせつつも、なおかつ新世代911の有機的でワイドでむっちりしたお尻を強調していて個人的にかなり気に入っている推しポイントです。BS日テレの人気番組おぎはやぎの愛車遍歴でよく聞くセリフに「クルマは顔もいいけどやっぱお尻っしょ!」に私はまったく同感です。996・4Sのお尻は世に数あるクルマの中でもトップクラスにエロいお尻と思います。たまらんね。





・MUGO・ん・・・色っぽい

 私の個体はシールグレーというボディカラー。シルバーと紺色の間のような色、R32GT-Rのガンメタのもうちょっと落ち着いた色合い、とでも表現すべき色です。これがなかなかに「機械機械した色」でクルマのキャラクターには合っているのではないかと。

・トランクひとつだけで

 そしてリヤエンジン車ならではの特徴としてフロントトランクがあります。床板を外すとその下にはテンパータイヤと車載工具が収納されています。テンパータイヤはさすがにフルサイズではありません。ってそりゃそうだ、リヤタイヤのサイズなんて295/30R18だもの。カレラ4Sは4WDのフロントデフがある関係で2WDのカレラに比べるとフロントトランクの容量は少なめです。それでも予想以上に多くのモノを積み込めます。ポルシェ911は速さも走りの感触も超一級のスポーツカーでありながらライバルに比べて実用性高い、毎日乗れるスーパーカーなどと言われる所以はこういうところにも表れています。







 一方、普通のクルマならトランク、ラゲッジスペースがあるリヤ部分のリッドを開けるとそこはどうなっているかと言うと、3600ccのフラット6エンジンがぎっちり詰まっているのが見えます。メンテナンス作業でよく触るパートやさまざまな補器類が所狭しと仲良く共同生活している様子を見ることができます。いかにもポルシェ911という風景にココロオドルENJOY(ENJOY)It's JOIN(It's JOIN)。





・パリピ孔明

 そのトランクリッドの上には先述の速度対応型の小型の可変スポイラーが鎮座。120km/h超えると自動的にせり上がり、その後は80km/h下回るまで自己保持するそうです。今は新東名などで最高速度が120km/hになったので「120km/hで動作するのを確認できた!」と言っても問題ないですね。私有地やサーキットでの走行も考えられるので元々問題ないっちゃないですが。実際にスポイラーがせり上がった様子は運転しながらでもバックミラーで確認することができて「おおー上がってる上がってる!」といった感じで気分もせり上がります。もうこれだけでアゲアゲEVERY騎士な気分上々です(ちなみに運転席足元のヒューズボックスのフタに手動で上げ下げできるスイッチがあります)。


Posted at 2022/04/21 18:59:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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