2010年11月24日
日々寒くなってきましたね。皆様、風邪などひいておられないでしょうか?
実は、先週の火曜日の早朝に、母親が急逝しました。一部のみん友さんにはご報告させていただきましたが、初七日も済み、少しずつではありますが、日常が戻ってきつつあります。ただ、そこに母が居ないのが、まだつらいですが…。
母は20年近くの糖尿病キャリアで、月に一度は通院していました。
糖尿病のご家族がいらっしゃる方にはわかると思いますが、うまく付き合っていける病気でもあり、合併症が怖い病気でもあります。
元来めんどくさがりの母は、主治医から、一度心臓の検査をしましょうと言われていたのですが、何だかんだで先延ばしにしていました。その間に、病は着実に進行していたんですね。
母は急性の心筋梗塞で、救急車で運ばれ、医師や看護師さんが汗だくで頑張って処置を施してくれましたが、血圧が取れず、脳に血流がいかない状態で、万が一助かっていたとしても、一生ベッドの上で、話す事もできない状態だったでしょう。
医学的な事はわかりませんが、色々と検索すると、急性の心筋梗塞は、糖尿病患者はかなりのリスクがあるようです。
さっきまで普通に話していた母が、2時間後には物言わぬようになってしまう…。まさか、信じられない、どうしてと、そして、人の命というのはこんなに儚いものなのかと、改めて感じました。
仮通夜から告別式まで、ホントにバタバタで、お悔やみに来て下さる方々の前でも泣き通しでしたが、何とか母を送りました。涙など一度も見せた事のない父が、出棺の時に初めて涙をこぼしました。母は父が大好きで、これからやっと色んな事ができ、色んな話ができるという時だったので、母の年齢(享年62)は若すぎます。
うちの檀那寺のご住職もおっしゃってましたが、『お母様が、朝晩に仏壇に手を合わせる機会を作ってくださったんですね』と。
私はお経もろくに読めない不信心者ですが、仏壇に手を合わせ、母が少しでも安心して仏弟子となれるように合掌しています。
どうか皆様、大切な人は傍に居すぎて普通になってしまっているかもしれません。それは、家族だったり、友達、恋人、色んな周囲の人を、「そこに居て当たり前」となっているかもしれないと思います。しかし、それは永遠では無いという事を、改めて考えてみてもらえるとありがたいです。
感謝の言葉は、照れ臭くて言えない事もあります。しかし、命あるものとは、いつか別れなければいけない時が来ます。それも、突然に来るのです。後悔はしてもしてもきりがありませんが、たまには『ありがとう』と、口にしてみてください。
みんカラは、ある程度落ち着いてからまたお邪魔します。訪問できないので失礼ですが、ご理解ください。
それでは、年末の候、お体をこわされませんように。
Posted at 2010/11/24 22:25:17 | |
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