詠み人知らずのブログ一覧

世間を騒がせることなくシレっと大彗星だったネオワイズ彗星。
もう地球からも随分遠ざかってしまったようです。

まぁ標準レンズの固定撮影でこれだけ写るだけでも本当は大物なんですけど。

それでもあの姿を見た後だと、なんかもう画像処理を色々試みようという気合も入らずに軽く弄っただけなのがトップの画像。

双眼鏡で見ても月明かりもある中で、彗星を見慣れた人でないとソレとは分らないイメージでした。
2回しか見ることはできなかったけど、多分生涯で何度も見ることはできない立派な彗星だったと思います。


6000年後、人類は存続しているのか？
なんてことを思いながらのお別れでした。

でも、彗星観測の人はまだまだ観測するんでしょうね。
だって、まかりなりにも標準レンズで写ってしまうような大物ですからねぇ。

もう1週間前の事になりますが、先週20日の夕方、
仕事を終えた後に機材満載で彗星撮影リベンジに行ってきました。

今度は赤道儀も準備して400ミリの大砲を装備。
トップの写真は400mmでの撮影ですが彗星が画角に収まりませんでした。

結局彗星が大きいので、標準レンズで撮った方が綺麗というね。。。




もう太陽からも地球からも遠去かり、次に地球に近づくのは6000年先？
一期一会な彗星、楽しませてくれました。
感謝しつつ見送ってあげたいですね。

生きてる間にもう一度くらい、こんな大きな彗星見る事ができるといいな。

車の話題ではありませんが、今週は話題になっているネオワイズ彗星を秋吉台で眺めてきました。

ネオワイズ彗星、、、彗星の名前は発見者にちなんで命名されるのが通例ですが、これもその例外ではなく、NASAの観測衛星で発見された彗星とのこと。詳細はwikiでも。

そこでも書かれていることですが、今年はアトラス彗星など前評判の高い彗星が接近していたものの太陽接近時に彗星核が崩壊、期待外れに終っていた中で大化けしたのが今回のネオワイズ彗星でした。


これは見に行きたい。

そう思っていましたが天候不順に健康上の問題もあって太陽最接近時の最も明るかった時期は見る機会に恵まれず、夕空で見えるようになってようやく見る機会に恵まれました。

17日金曜日、仕事を終えて帰宅して着替えもせずにそのままカメラバッグと三脚、双眼鏡だけを積みこんで秋吉台へ瞬間移動。

夕焼けの秋吉台に間に合いましたがネオワイズ彗星方面は雲の中。

（画像はSpace Station ARを通してみた秋吉台の風景)

こうなると雲が取れるのが早いか彗星が沈むのが早いか、それとも場所を変えるか？の賭けですが、雲が取れることを信じてジッと待つこと数十分。

信じる者は救われる！？
雲が流れ始めて彗星がその姿を現し始めました！

それで見えたのがトップの写真の状態。
とは言っても肉眼ではここまで見えないので、双眼鏡で位置を確認して写真で「光」を蓄積した状態になります。

なにより、双眼鏡で見た姿が綺麗！
久し振りに鳥肌が立つのを覚えるほどの姿でした。
同じ場所に来ていた親子連れの方に双眼鏡を渡して、私は夢中でシャッターを切っていました。


前もって赤道儀も準備しておけばもっと高解像の写真が撮れた筈なんですが、今回の機材ではここまで。

それでも画像の強調処理を行なうと長く伸びた尾が浮き出てきて、近年稀に見る大彗星だったと実感。


青くまっすぐに長く伸びるイオンの尾。
そして黄色く幅広く見えるダストの尾。
それぞれに微細な構造が見えるような見えないような。
50ｍｍと70-200ｍｍのズームしか用意しなかったのが悔やまれますが、大彗星の片鱗を見るには充分でした。


太陽からの距離は日増しに遠ざかりますが、7月23日には地球に最接近するので見掛け上の大きさ（尾の長さ）も大きくなる可能性があります。連休中晴れれば夕空で北西の空を眺めてみるもの良いかもしれません。


※秋吉台はご存知の通り車も多いので、見に行く方は「車から見えやすい服装、装備」を心がけて下さい。被視認性の良い反射材が付いた服など必須です。
くれぐれも黒っぽい服で星を見に行って道端で眺めるなんて事はしないようにしましょう。身の回りの安全を確保して空を見るようにしましょう。