ドロドロ音でクラクラせよ！（後編）

このクルマ，
ただものに非ず！


【　ある意味で，この4台は現行STIモデル（GR／GV系）では考えられる
　　世界最高水準の品揃えっ！ (`・ω・´) ｷﾘｯ　　

　　おそらく，どこを探しても，このラインナップが実現できたのは
　　前代未聞でしょうね♪  (^_^)v　　】


【　ここで少しおさらいを。
　　CS400はイギリスで発表された，コスワースが手を加えた
　　スーパーGRF。
　　ただ，75台という少数生産故に，日本には導入されないということ
　　でしたが，やはり蛇の道は蛇。（←マテ）

　　それは並行輸入という裏技（？）でした。
　　実はこれと全く構想を以前，抱いたことがありまして
　　それは現在のGolf GTIの後継の大本命（だった）
　　Audi RS3 が遂に国内導入を見送る，という残念なニュースの後
　　なんと！英国仕様（右ハンドル）が存在することを知り，かなりココロが
　　揺らいだことも (=_=)　　】


【　オーナー氏は（事実上の）国産AWDスポーツは今回が初めてとのこと。
　　現在，エンジンが奏でる音色を楽しむ車両（！）など，ご他聞に漏れず
　　複数のクルマをお持ちですが，よりアクティブに，そして安全に（！）
　　楽しむクルマとして，このCS400をチョイスされたとのこと。　】


【　車両型式：GRFが示すように，CS400に搭載されるのは
　　コスワースチューン（！）が施された，EJ25。

　　当然，タダモノではないわけで・・・スペック的には
　　 400PS[5750rpm] ／ 515Nm[3950rpm]  

　　と，GR／GV系の車両としては圧倒的な数字を
　　叩き出しております。 （;°◇°)
　　今回は贅沢にも，R205・S206を横一線に並べたため
　   エンジンルーム内のレイアウトの比較が容易でした♪

　　この車両は，輸入後に熱対策などが追加で施されており
　　このままサーキット仕様として，更に煮詰めていけば
　　かなり面白い1台になるのでは？ と思いました。
　　ただ，R205／スペックCで お馴染みの
　　インタークーラーウォータースプレイは
　　装備されていませんでした。　　】


【　CS400で変わったところと言えば，オーナー氏曰く
　　『 価格の割りには，キーの大きさなどが気になる 』
　　という主旨の発言があったので，早速比べてみました(笑)

　　・・・なるほど，キーのデザインがフツー過ぎる上に
　　大きさも一回りデカい！(^_^;)
　　やはり体格の大きな英国人向けなんでしょうか？？（謎）　　】


【　次にインテリアをチェックしてみましょう。
　　一見すると，国内仕様と同じように見えますが・・・

　　どうやら，エアコンの温度表示がイギリスでは異なるようで
　　目盛りの数字がちょっと違いますね (^_^;)　　
　　ちょうど3度づつ，低い表示になっているようです。　】


【　それから，燃費計の表示も現地に合わせているようで
　　さすがに2500ccの（非直噴）ターボでは，20L／kmなんて
　　平均燃費は，絶対ありえないことで，
　　これは欧州式に，100kmを走破するのに必要な燃料を表していると
　　思われます。
　　おそらく，100km／20.7L = 4.83
　　まあ市街地走行のみならば，ありえる数字ですかね～
　　それこそ，初期のEJ20は絶望的に悪燃費だったと，昔を知るヘビーユーザーさんは
　　皆，口を揃えて話しますね。　　】


【　CS400が発表されたのが，2010年。
　　ちょうどR205のデビューと同じ年のため，おそらくアプライドとしては
　　共にB型だと思われます。
　　それは，フロントのグリルやインパネのスピードメーターの表示にも
　　共通点を見出すことができます。
　

　　更にオーナー氏とイロイロお話するうちに，ご本人がご存知ないことが
　　幾つかあることが分かりました。
　　その原因というのは，なんと取り扱い説明書が添付されていないことでした。
　　いくらなんでも，英語版はあるものだと思っていたのですが
　　　（※Top gearでは，英国仕様のエボⅩには当たり前ですが，付いていましたが・・・）
　　それでは各種装備を十分に把握されていないのも道理のハズで
　　ご本人の要望もあり，今回のオフ会ではVDCのON／OFFの他，
　　トラクションモードの説明もさせて頂きました。
　　それと指定回転数になるとブザーが鳴る機能
　　（シフトインジケーター）についても，別途設定させて頂きました。
　　結果的に，少しだけカーライフのお手伝いができたのは
　　よかったですね～ (^o^)丿　　】


【　CS400の特徴の１つに，R205／S206と同じく6ポッドの
　　フロントブレーキがあります。
　　ただし，こちらのものはAPレーシング製。

　　ブレンボのものがどのくらいかは分かりませんが，資料によれば
　　ローター径が355mmとのこと。
　　ここまでくると，ブレーキホースはどうなっているのだろう？と
　　ちょっと気になってしまいます。
　　R205／S206は車両価格の割りにはステンレスメッシュ製になっていないという
　　隠れた不満がありますが・・・　　】


【　さていよいよ，今回のオフ会最大のイベントです。
　　実際にCS400に乗り込んでみます。

　　まずドライバーズシートに着座したのはM氏（NBR)
　　ラリーなど，競技生活が実に20年を越える実は
　　ベテランである事は，後で知りました。w(･o･)w

　　本来なら，ご自分のいつものテストコースであれば
　　尚よかったのですが，それでも前方がクリアになったら
　　即全開！！ = = =333

　　さすがにハイアマチュアです。
　　容赦なくアクセルを開けてゆきます！！！　】

 


【　さすがに400PSの圧倒的なパワー！は
　　2リッターとは段違いでした。 (・`д・´)

　　無論，トライバーがそのポテンシャルを引き出した
　　ということもあるでしょうが，このCS400のエンジン特性は
　　一言で言えば　　『 ドッカンターボ！ 』
　　良くも悪くも，クセがあるところでしょうか？
　　おそらくGC8を所有された方には，懐かしいフィーリングなのでしょう♪　】


【　私自身は歴代モデルを所有したことがなく，あくまで
　　B氏のスーパーコレクション（！）を試乗させて頂いた
　　だけの感想に留まりますが，味付けがなんというか・・・
　　パワーバンドが実質的に5000rpmあたりから
　　一気にやってくる！感じがして，逆に狭いパワーバンドを外すと
　　コースレイアウトによっては，ハンドリングマシン化した我らの
　　R205にも，もしかしたら勝ち目があるような印象でした（＾＾;）

　　繰り返しますが，あくまでドライバーの技量に依存する
　　話ではありますが（汗）　】


【　午後からの試乗も，そろそろたけなわ。
　　M氏（NBR）は急遽所用が，コスワース氏は引き続き
　　待機任務（？）があるそうで，ほどよくCS400の
　　ハイアベレージドライブ（！）を満喫して，この日の
　　ミッション完遂！ ＼＾o＾／

　　いや～NBRを先導に使う試乗コースとは，これまたかなり
　　贅沢なことですよ♪　】


【　そして残った私とM氏（R205）は，その後どうしたかと言えば
　　せっかく遠路はるばるとやってきたので，ちょうどお昼も
　　取っていなかったこともあり，コスワース氏に，おススメの
　　お店を教えて頂き，16時という早い閉店時間になんとか
　　間に合い，ご当地の味を十分に味わうことができました♪

　　ただ，外気温が既に5度という非常に寒い場所にお店が
　　あったため，山はすっかり雪化粧になっていました。
　　晩秋が過ぎれば，いよいよ冬の到来ですね・・・

　　ちなみに，彼の地は お蕎麦を胡桃を摺ったつけ汁で
　　頂く風習があるようで，それはそれで美味でした。
　　M氏（R205）にとっても，実りある1日だったと思います(＾▽＾)　

　　さあ，次回CS400に搭乗するのは・・・真冬の女神湖ですね♪　】