ゴールデンウィークですが皆さんいかがお過ごしでしょうか。
私は前回のブログで書き込みましたワイパー関係でワイパーモーターを交換してからかなりの年数が経っているので今回交換することにしました。
私が使っているワイパーモーターはTA.RA20系では流用の定番となっているAE86用です。
このワイパーモーターもそうですが今の現行のワイパーモーターを使う場合ハーネスの変更が必要となります。
最近TA.RA20系でワイパーモーターを新しいものに取り替えてもワイパーのスピードがLoHiの切り替えが出来ずスイッチをどちらにしてもスピードがHiのままで切り替えが出来ない方が多くいらっしゃると聞きましたので数年前のブログにも書き込みましたが今回改めて方法を書き込みします。
まずこれがRA25のワイパーモーターです。
ワイパーモーターの配線は250カプラーの6極です。
そしてこれがAE86のワイパーモーターです。
配線は250カプラーの4極です。
これだけ見れば単純に配線が2本少ないだけですが、TA.RA20系の整備書を見ると
このようになっています。
解説を読むとまずワイパースイッチを1段引く(Lo)と図の+1、+2に12Vが加わります。ワイパーモーター内ではその端子を通ってフィールドコイルL1、L2、L3に電流が流れモーターが回転する。
ワイパースイッチを2段ひく(Hi)と+1端子の12Vが切れフィールドコイルL3に電流が流れなくなりモーターは高速回転するとあります。
つまり1段引くと流れる電流でフィールドコイルL3に発生する逆向きの磁力でモーターの回転を抑えていることになるようです。
つまり現行のワイパーモーターとTA.RA20系のワイパーモーターではモーターの中の配線が異なっています。
なので現行のワイパーモーターをスイッチの改造無しで使う場合このスイッチ動作を理解しておかないとまともに動くようになりません。
OT誌の過去の記事ではスイッチを機械的に変更してLoHiの切り替えが出来るようにする方法の掲載がありました。
私はその方法はDIYでは難易度が高いと考えます。
私は電気的に切り替える方法を使っています。
現行のワイパーモーターは単純でフィールドコイルの低速と高速を切り替えるだけでいいようになっています。
解説するとTA.RA20系の6極ハーネスの+1、+2を使い新に5極リレーを間に入れます。
5極リレーはエーモン工業さんでありますね。
①TA.RA20系の6極端子の+1(青黒)を5極リレーのコイル片側に接続。
②5極リレーのコイルのもう一方をマイナス(ボディーアースでも可)に接続
③TA.RA20系の6極端子の+2(青橙)を5極リレーのCに接続
5極リレーの場合スイッチONでCとAが繋がります。
スイッチがOFFの場合はCとBが繋がっています。
④5極リレーのA端子から新しく取り付けるワイパーモーターの低速側端子へ接続
⑤5極リレーのB端子から新しく取り付けるワイパーモーターの高速側端子へ接続
トヨタのワイパーハーネスの色はTA.RA20系で使っていた色と今のハーネスの色は同じです。
なので新に取り付けるワイパーモーターが搭載されていた車両の配線図を手に入れれば接続は簡単です。
これはTA.RA20系の整備書にあった配線図です。
この配線図にあるWBはアースとなります。現行のワイパーモーターでモーターの取り付けボルトでボディーアースするものはTA.RA20系の6端子の-から配線を出して同じようにボディーアースしてください。
ボディーアースをしないタイプ(現行のワイパーモーターで5極もしくは6極のもの)は必ずTA.RA20系の6極端子の-と取り付けるワイパーモーターのアース端子を接続してそこからバッテリーの-もしくはボディーアースを接続してください。
TA.RA20系の配線図を見ると判る通りアースはワイパーモーターのボディーから取るようになっているので上記の接続をしないと動きません。
⑥次は帰還回路の接続ですがTA.RA20系の6極カプラーのB端子(青)を新に取り付けるワイパーモーターのB端子に接続
⑦TA.RA20系の6極カプラーの+4端子(青白)を新に取り付けるワイパーモーターの帰還端子(青白)に接続
⑧TA.RA20系の6極カプラーの+3端子(青黄)から④で接続した低速側の配線に合わせて接続
となります。
恐らくトヨタ系であればこれで動きます。
因みに最初にAE86のワイパーモーターを取り付けた時の写真はこれです。
これが使ったリレー
配線したらこんな感じでした。
その後、動く事が確認出来たので配線はスッキリさせました。
今回はこのワイパーモーターを使いました。
このワイパーモーターに決めた理由は配線が防水タイプとなる点とかなり新しいものになることです。
ついでに既存の250カプラーは090カプラーに取り替えて
リレーはこのリレーボックスの中に収めています。因みにこれはN社のS130Zの純正です。
ワイパーモーターの配線が終わったので次の作業に取り掛かりました。
今回、某オクでこれを手に入れました。
今、私が使っているものと同じCDIです。
TRD品番の無いものでまさか出品されるとは思いませんでした。
ただ、トップ画面にもある通りカプラーがかなり傷んでいて取り替えが必要となる事及び以前所持していた方が配線方法を変更していたので合わせて修理が必要となります。
これを、この予備のCDIと同じようにします。
完成です。
翌日、今のCDIを2つとも配線を外して今回購入したCDIのみをF側に取り付けてエンジンの始動確認をしました。
結果は良好。
使用可能なCDIを新たにストックすることが出来ました。