
千葉県の房総丘陵にある猪ノ川を遡行して来ました。房総半島で1番という黒滝も見たかったですし。
この断層が何ともいえません。川を遡上して行って、滝の右を少し上がった所から見たものです。
沢登りになってしまいますが、行く価値はあります。
5年前は林道から行けたのですが、今は通行止めです。それでもゲートをくぐって行く方もいるみたいですが。ネットには上がっていますね。ロープやハーネスで懸垂下降したとありましたが。
最初のゲート前にVetteを停めて、60m戻った所から入渓します。
川には清流でしか見る事のできない日本川トンボがいました。アオサギが飛んで行ったり、蟹やシジミチョウもいて自然豊かという趣きです。
直ぐに深い淀があり胸まで浸かります。この後も3、4回腰上まで浸かります。沢水なのでヤバイ位に体が冷えます。
幸い、その後はナメとなり水に浸かる事はありませんでした。左上に林道は走っていますが40mの崖上で、エスケープゾーンはありません。
渓谷を進んで行きます。砂地に2、3日前の足跡もあり、沢から黒滝へ向かう方はいるようです。
やがて念願の黒滝が見えてきます。緑が目に染みる。流れは細く、滝つぼはありません。滝から落ちた水は、左に直角に曲がって流れていきます。
滝の右側は25度位の斜面で、問題なく滝上まで上がって行けます。
滝の上です。このあと真ん中まで行ってビデオをとりました。3m位の二段目の滝があり、直登して上部へ登って行きます。
この後、稜線まで川を遡上していきました。帰りに林道を通ったのですが、林道からは樹木もあって、滝は良く見えないのです。林道から滝の下へは40mの崖です。降りて行く方に事故があって通行止めにしているのでしょうか。
最初のゲートは、その先に「かずさの森」という自然体験型宿泊施設があって、そこが管理している様です。施設入り口は林道から入っていくのですが、そのすぐ先にも真新しいステンレスの網のゲートがあります。
私は横を巻きましたが。
管理者は千葉県か君津市でしょうが、何が何でも入ってくれるなという感じです。重大事故があったのでしょうか。
滝の先からは東大演習林で前は春秋に公開されていたのですが、ここ2年コロナもあるのでしょうか公開されていませんし。
猪ノ川の遡上ですが、川廻しのトンネルが幾つも有り、面白かったですね。ただ川廻しのトンネルの上をダンプが走れる様な林道があり、かなり破壊はされていますね。
終盤から林道に上がると、トンネルの中に雌鹿が座って、声を出しても口笛を吹いても動かないのです。仕方なく歩いて行くと、立ち上がって15m位でまたこちらを見て動かないのです。写真を数枚写したのですが馬鹿チョンコンデジでは良く写りませんでした。
進んで行くとよろよろと川へ逃げて行きました。腹が大きかったので出産直前だったのでしょうか。
登り上げて稜線をこの前の土沢方面へ行ったのです。「相ノ川歩道」という標識はあったのですが、古道は消失していました。
そこから林道を車まで戻りましたが、楽しい1日でしたね。
なお、現時点で黒滝へは林道にしろ、川を遡上するにしろ、重大な生命の危険があります。御自身の能力や装備を勘案されて自己責任、自己判断で行かれて下さい。
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Posted at
2021/07/26 13:07:31