先日の築城基地航空祭での遠征時に
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同行者の航空祭仲間(実はこの方、某メーカーの電気技師です。Mr.Gことガッチャポンさんはよくご存知のあの方ですね(^^))の方にこのことを相談すると、詳細な解説をしていただいた上に、後日メールが届きました。
タイトル
フリスパ ユーティリティ電源大作戦
本文
おはよう、柴っち。
築城への行軍中に相談があったフリスパのユーティリティ電源だが、まずは添付の回路と下記の解説を読んでほしい。
==== 解説 ====
正しい回路
スイッチをONするとバッテリとユーティリティ・レセプタクルが接続され、装置に電源を供給することができます。また、LEDは電流が流れて点灯します。
~~~~ 注意! ~~~~
ユーティリティ・レセプタクルに何もつないでいない時でも、スイッチをONにしていればLEDは点灯します。
~~~~ 注意おわり ~~~~
スイッチをOFFするとバッテリとユーティリティ・レセプタクルとの接続が切れ、装置に電源は供給されません。また、LEDには電流が流れずに消灯します。
現状
「ユーティリティ・レセプタクルのマイナス側にLEDを入れた」と聞いたので当局が想定する「現状の回路」を描き、これを基に修正案を考えました。
もし現状回路がこれと違うのであれば、連絡下さい。
修正案
ユーティリティ・レセプタクルのマイナス側がボディ・アースであれば、それを利用して内装を大きく外すことなく作業できる可能性があります。
下記の作業要領を参考にして下さい。
もしマイナス側がボディ・アースでなければ、残念ですが内装を大きく外して作業するしかありません。
作業要領
1、スイッチをOFFとし、安全のためにヒューズも外します。
==== 警告! ====
ヒューズを外さずに作業をすると、感電、電気火災、車体または部品を損傷する危険があります。
==== 警告おわり ====
2、ユーティリティ・レセプタクルの配線を変更できるように、内装を外します。
3、ユーティリティ・レセプタクルのマイナス端子の配線を外し、ユーティリティ・レセプタクルのプラス端子に接続し直します。
これにより、ユーティリティ・レセプタクルのプラス端子にはスイッチからの配線とLEDへの配線の2本が接続されます。
4、空いたユーティリティ・レセプタクルのマイナス端子をボディ・アースに接続します。
~~~~ 注意! ~~~~
手順4で使用する電線は、ユーティリティ・レセプタクルのプラス端子に接続されている電線と同じ電線を使用して下さい。
それより細い電線や耐熱性能が劣る電線を使用すると、発煙又は電気火災の可能性があります。
~~~~ 注意ここまで ~~~~
5、手順1で外したヒューズを元に戻します。
6、スイッチをOFFとします。
このときLEDが消灯し、ユーティリティ・レセプタクルに直流12Vが供給されていないことを確認します。
7、スイッチをONとします。
このときLEDが点灯し、ユーティリティ・レセプタクルに直流12Vが供給されることを確認します。
8、スイッチをOFFとし、安全のためにヒューズも外します。
==== 警告! ====
ヒューズを外さずに作業をすると、感電、電気火災、車体または部品を損傷する危険があります。
==== 警告おわり ====
9、ユーティリティ・レセプタクルを元通りに取り付け、内装を元に戻します。
10、手順8で外したヒューズを元に戻します。
11、手順6、手順7を繰り返し、正常に作動することを確認します。
作業要領おわり
==== 解説おわり ====
そこで今回の君の任務だが、添付の回路と上記の解説を参考にして、フリスパのユーティリティ電源が所望の動作をするように、配線を修正することである。
例によって、君または君のフリスパがいかなる事態に陥ろうとも、当局は一切関知しないのでそのつもりで。成功を祈る。
なお、このメールは自動的に消滅s(ry
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自動的に消滅ってorz
簡単に言うと、LEDを直列に接続しているから電圧が下がってアクセサリーソケットに正しい電圧が給電出来ない。
だから並列に繋ぎ直せということですね。
添付ファイルを参考に正しく接続したら、リアカーゴ・アクセサリーソケットのスイッチを入れると、LEDインジケーターが点灯して且つアクセサリーソケットに接続した電装品が使えるようになりました(^^)
フューエルリッド・オープン警告灯と同じ色なので、点灯時はリアカーゴ・アクセサリーソケットの切り忘れか、フューエルリッドがオープンしているのか判別し難いですが、どちらが点いても状態確認は車外から行うので問題ないでしょう。