異音修理と流用

現在、通勤用と自転車代わりに使用しているHA21Sアルトワークスなんですが3月くらいから走行中に右のフロントよりグアングアン異音が出始めまして同乗者からも乗ってて怖いと言われるようになりようやく直そうかと重い腰を上げました。
で、何が原因かと考えたらこの車サスペンションをMCかMH型のワゴンRの車高調に交換してあって画像の様にかなり極端にキャンバーが付いているのでおそらくハブのベアリングが逝っちゃったんだろうと推測して、じゃナックルごとMCのワゴンRに換えちゃおうという事で同じスズキだから年式・型式合わなくてもそんなに変らねぇべと安易に考え作業をスタート(^^;)

まずは画像の物が今回の作業で流用するパーツです。
なお、ナックルをMCワゴンRの物にするとHA21ワークスのブレーキキャリパーは取り付けが全く合わないので使えません。
と言う事でキャリパーも流用で画像の左がキャリパー付きナックル左右になります。
ついでに右のMC用のスリットローター(中古)が安く手に入ったので今回同時に交換します。
またまたついでに上のアルト用のラテラルロッド(中古)も安く手に入ったので同時に交換します。

そういえば説明し忘れていましたが、何であんなに極端なキャンバーが付いたかと言いますと画像のショックとナックルの取り付けのボルトの挿し穴がHA21ワークスは上と下が真直ぐなのに対しMC･MHのワゴンRは上に対し下の穴が外側にオフセットされていた為なんですね(＾＾;)

さて、まずこちらが作業前のHA21ワークスのナックル＆キャリパーですね。
ここから…

どんどん分解していき…

はい、無事にナックルとキャリパーが外れたのが画像の状態です。
この時点でHA21ワークスのドライブシャフトとMCワゴンRのハブの差込はピッタリ合う事が確認出来ました。(後で落とし穴がありますが)

そして分解したのと逆の手順で作業を行いMCワゴンRのナックル＆キャリパーを装着した画像です。
さて、左側の作業はこれで終了です、ここまでは特に問題もなくスムーズに作業を行えました、左に関してはHA21ワークスとMCワゴンRは問題無く流用できます。
さてここからが落とし穴です。
左が終り次に右の作業を開始しました、左よりも早いペースでナックル＆キャリパーを取り外し、さあ組み付けに入ってナックルにドライブシャフトを通した瞬間っ


あらっ!?

なんとドライブシャフトの赤丸で囲っている所のスプラインという溝が切ってある部分がナックルの外側に約15mmほどはみ出してしまっているではありませんか！
そうですHA21ワークスの方がMCワゴンRよりこの部分が長いという事をここで始めて知りました（- -;）
なんで～!?と思いましたがそんな事を考えても時間の無駄なのですぐに対策を考えましたが手持ちの物ではどうにもならんと5分で諦め、いつもお世話になっているショップのH氏に電話して何とか15mm厚のスペーサーを持ってきてもらい組み上げる事が出来ました。

で結果ですが見事異音は消えました、また極端に付いていたキャンバーも正常な位置にまで矯正する事が出来ました。

結論は流用には勢いも必要だけど綿密な下調べも必要だと痛感しました。

最後にH氏いつもありがとうございます。

ＰＳ
左は問題無いと書きましたが、乗っていると違和感があり調べてみると右と同じくドラシャの差し込みが長かった事が判明即右同様スペーサーを使用して対策しました