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ゼロヨン兄の愛車 [マツダ ベリーサ]

整備手帳

作業日:2018年9月17日

エンジンマウントNO.3破損→交換(6万3500km時)

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 1時間以内
1
自宅車庫にベリーサが停めてあった位置の地面を見るとオイル染みが!? それも結構な量が漏れている!?!?!?

ボンネットを開けてすぐさまいつものMメカに電話をすると、特段深刻そうではないような口ぶり!?!?!? むしろ、はぁはぁ〜ん、とすでに目星がついている様子。。。

「向かって左側のエンジンマウントを見てみ?」 と、言われるがまま見てみると…。するとどうでしょう。右側のエンジンマウントの周りが激しくオイルまみれになった痕跡がありました。

えっ、まさかこれって…!?!?!? 液体封入エンジンマウント!? これには正直、オーナーになって初めて知ったことで驚きでした。

というのも、大概のクルマのエンジンマウントはソリッドゴム、要はゴムの塊がエンジンを支えているわけですが、振動や騒音を抑えるため液体を封入したエンジンマウントが採用される例は主に高価格車などに見られるからです。

それだけにコンパクトカーのベリーサ(DYデミオ)に採用されるとは、ほんと意外でしかなかったのです。

とりあえず走る分には問題ないから時間があったら見せに来なよ、ということで後日改めてMメカのお店に持っていくことに。
2
数日後…いつものMメカのお店にて簡単にチェック。

再度確認してもらったところ、やはり懸案のエンジンマウントが破れていることが判明。

聞けばDYデミオ/ベリーサ共に基本構造が同じこの2車共通の最大と言っていいほど良く知られているウィークポイントらしく、走行距離にして6〜7万kmほど走った個体によく現れる定番トラブルなんだとか。

で、Mメカはすぐさま部品庫へ行き、ガサゴソ部品を探しに…。というのも、以前はよく交換する部品だったから常に複数個在庫を持つようにしていたのだとか。

残念ながらさすがに最近では車両の減少に伴ってあいにくこの時は在庫ゼロ。とりあえず今日のところは部販へ発注するに留め後日交換としました。
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それと同時に排気系からか? かなり盛大に異音が出ていたので、それもついでにチェックしてみることに。

すると赤い矢印の部分が遮熱板とマフラーの接合が接触したような痕跡が見つかりました。

原因は二つ考えられて、まず一つ目は真っ暗闇の中、冠水した道路に勢いよく突入して遮熱板が曲がってしまったことが一つ。

もう一つがエンジンマウントが裂けたことでエンジンが傾き、マフラーと遮熱板との間のクリアランスがなくなり、それが接触して異音が出ていたのだろうという結論に。

とりあえず遮熱板を曲げてクリアランスを多く取ることで応急処置としました。
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さて、さらに数日後。注文したエンジンマウントが届きました。交換作業自体は工具が揃っていればそれほど難しくないため自分で行いました。

●ラバーNO.3エンジンマウント
7603円
5
3カ所吊ってあるエンジンマウントのうち1カ所を外してしまうため、ジャッキで軽く支える必要があります。

オイルパンの辺りをジャッキの皿で支えるため、雑誌などを咬ませて養生します。
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エンジンマウントはエンジン側が3ヶ所、ボディー側が3ヶ所、計6ヶ所で留めてあるだけです。

ただ、作業自体は簡単ですが、14mmのディープソケットとラチェットのエクステンションは長めのものが必要になります。
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取り外した破れたエンジンマウントを裏側から見た状態がこれ。見事にパックリ割れています。

ちなみに新品と破損品の重さを計ったところ新品1.9kgに対して破損品は1.8kgだったので、100gの差。つまりエンジンマウント内には約100ccほどのオイルが満たされている計算になります。
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破損したエンジンマウントを外し、新品を入れようとしたところボルトの頭が出てきませんでした。要するにそれだけエンジンが傾いた状態だったワケで、少しだけジャッキを持ち上げて水平にしてからナットを固定する必要がありました。

文字で書くと大変そうに思えますが、作業自体はナットを外して付け替えるだけの簡単なものです。作業時間もゆっくりやっても30分程度で済みますから、工具が揃っている方は自分で作業しても良いかと思います。

さて、交換後、コーナリング中でもエンジンが傾いて動くことや、派手に出ていた排気系の接触による異音はなくなり、やっと静かになりました。

本来であれば3ヶ所あるエンジンマウントは同時に全交換が理想的でしょうが、それは後日改めてということで。

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この記事へのコメント

2019年8月29日 8:23
ベリーサ(DYデミオ)あるあるですね。

これは最後まで改良されませんでした。
コメントへの返答
2019年10月1日 10:29
乗ってから知ることって本当に多いですねぇ。そうやって学んでいくんだと前向きに考えることにしてます(笑)。

しばらくオイルが抜けたままの状態で乗っていましたが、コンパクトカークラスで液体封入式のエンジンマウントを採用したのは、クラスを超えた…とかではなく、単に構造的にそうしなければ振動や騒音が解決しなかった苦肉の策…という結論でした。

根本的に構造に難があったとしか言いようがないですよねぇ。最後まで改良されなくて解決できなかったんですから…困ったもんです。
2019年8月29日 8:24
部品自体は改番されてますね。
コメントへの返答
2019年10月1日 10:38
コンパクトカーとしては5〜6万km程度の短いサイクルでのエンジンマウント交換は、かなり褒められたものではないですよねぇ。

かなりの割合で市場からの報告が上がっていたのでしょうから、パーツ自体の改変など対策は試みていたのでしょうねぇ。とは言っても構造的な問題はパーツではカバーできなかったってところでしょうか。

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「@べりばあ さん こんばんは。 相変わらず手入れが行き届いていて綺麗ですねぇ。しっとりしてるとシワや傷がつきにくくなるので長期間美しさが保てます。革シートの美しさはオーナーのマメさを表す鏡みたいな物なんです(^^」
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