ボルボ XC40リチャージ ピュアエレクトリック

ユーザー評価: 4.64

ボルボ

XC40リチャージ ピュアエレクトリック

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試乗した勢いだけで買わない方が良い-ボルボXC40 Rechargeに乗った。 - XC40リチャージ ピュアエレクトリック

試乗

試乗した勢いだけで買わない方が良い-ボルボXC40 Rechargeに乗った。

おすすめ度: 3

満足している点
1. CセグメントSUVとは思えない、重厚感。アクセルON/OFFで不当に揺れない。
2. BEVなのでもちろん静かでスムーズ。
3. ボルボ共通の、穏やかな内外装。EX30より寒々しくなくて良い。
不満な点
1. 後席はバックレストが立ち過ぎて、居心地が良くない。
2. SPAプラットフォーム(60/90系)に比べて、ペダルのオフセットは大きめ。
3. アクセルペダルがやたら重い。そもそもワンペダルドライブはそんなに好きではない。
4. 言うまでもなく充電環境。CHAdeMOしか使えない。
5. 補助金がもらえるとはいえ、一クラス上のV60CCに手が届く価格。
6. リセールは期待できない。しかも中古で買うと補助金がもらえない。
総評
年次点検の待ち時間の間に試乗。
従って町内道路と幹線道路合わせて5km程度しか乗れていないので、その範囲で感じたことを書かせていただく。

BEVらしく、静かで滑らか。しかも挙動がどっしりとしていて、いいクルマに乗っている実感は十分にある。乗ったことはないが、同価格帯ライバルのメルセデスEQAやBMW iX1と比べて、少なくとも内外装の趣味は良いと思う。

我が家の場合、最近はクルマに乗る機会が減り、一度に100km以上移動することもなくなっているので、もしかしたら次はBEVでもいいかも、と思い始めた。自宅充電ならガソリンスタンドに行かなくていいし。

でも、この車に補助金込みで600万円以上も払いたいか、となると悩ましい。
新しいEX30はXC40より150万円以上安いのだが、特に内装は相当割り切って作られており、正直寒々しい。

ディーラーのお話によると、BEVは新車で買って5年くらいのサイクルで乗り換えるものらしい。BEVの中古はバッテリーの不安がある上、補助金や税制の優遇処置の恩恵を受けられないので必然的に売れず、中古市場はダブつく。
これじゃ、絶対BEVは普及しないよね。
デザイン
4
外観はグリルがボディ色のパネルで塞がれていること以外、今までのXC40と大差ない。
ドイツ車や日本車みたいに顔の大きさ自慢を敢えてしないところが良いと思う。


インテリアもいつものボルボであるが、ペダルレイアウトが若干左にずれている。不満レベルではないが、ボディの大きさを利してフロントタイヤを前方に押しやったSPAプラットフォーム系(60/90系)ほど良くはない。


リアシートはEX30のように床が高くなっておらず、太腿の裏を座面がきちんと支えてくれるのは良いが、背もたれが立ち過ぎているので、長距離移動では疲れるかもしれない。
走行性能
3
試乗車は2WD仕様であったが、2023年モデルから後輪駆動化されたのがトピック。
自分のようなド素人が市街地を走っただけで後輪駆動の良さを感じることはなかったが、前後重量配分を均等にできるBEVであれば、特に加速時において後輪駆動が理に適っているはず。前輪駆動は前を重くしないと成立しない。


試乗車はBEVらしく、ワンペダルドライブがデフォルトになっているが、アクセルペダルが妙に重く、走り出しは結構難儀した。特に駐車場から道路に出るときなどソロソロと動かしたい時に、アクセルを緩めるだけで強いブレーキがかかるのは使いづらい。
乗り心地
4
60/90系よりもコンパクトなCMAプラットフォームが採用されているが、2トンを超す車重を利したどっしりとした乗り味が特徴。

特に加減速の際に不当に頭が揺れないのは、とても良いと思った。今年初めに乗ったアウトランダーPHEVは頭が前後に揺さぶられるのが不快だったが、それがない。
積載性
無評価
荷室の写真を撮り忘れた。
恐らく可もなく不可もなく。
燃費
無評価
【データ引用ミスにより、文章全面訂正】
カタログ上の航続距離は590km。
バッテリーの容量は73kWhなので、8.1km/kWhとなる。
ちなみに、ライバル各社の航続距離(WLTCモード)、電費は以下の通り。

BMW iX1 (AWD): 465km/66.5kWh(7.0km/kWh)
メルセデスEQA (FWD): 555km/66.5kWh(8.3km/kwh)
テスラ モデルY (RWD): 507km/??kWh

ライバルと比較すると、カタログ上ではXC40は四駆のiX1を上回るが、EQAより若干悪い電費ということになる。ただし、バッテリー容量が大きめなので、航続距離はEQAより長い。
ちなみにテスラ・モデルYのロングレンジAWDは605kmを誇る。
価格
2
試乗車は上級グレードのUltimateで719万円。
同じボルボであれば、一クラス上のV60クロスカントリー(699万円~)が手に入る価格。

国と地方自治体から合計で100万円以上の補助金が出るが、その分下取りは不利になる。
かと言って中古で安く手に入れようとすると、目に見えないバッテリーの劣化具合が心配になるし、中古で購入する場合は補助金などの恩恵を受けることができない。
やはりBEVは購入するのに勇気がいる乗り物なのである。

ちなみに、ライバルの価格帯は、
BMW iX1: 718万円~
メルセデス EQA: 782万円~
テスラモデルY: 563.7万円~

ボルボはテスラ以上、ドイツ御三家未満、と言う立ち位置。
なお、ボルボのBEVは5年間の車両保証、5年間のVSP(メンテナンスパスポート)、及び8年間のバッテリー保証が標準で付く。
ちなみに気になるバッテリー交換費用は、約200万円だそう。
故障経験
試乗車につき、割愛。

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