- 車・自動車SNSみんカラ
- 車種別
- メルセデス・ベンツ
- EQA
- クルマレビュー
- クルマレビュー詳細
EVは万人向けではないが…車としては満点な一台 - EQA
-
LNO
-
メルセデス・ベンツ / EQA
EQA250+_RHD【MP202402】 (2024年) -
- レビュー日:2024年5月5日
- 乗車人数:3人
- 使用目的:仕事
おすすめ度: 4
- 満足している点
-
新型EQA250+になってから多くの改良点がありました。
走行距離が公称値600km弱へ大幅アップし、モーターも変更され静粛性も上がっています。
特にMUBXがNTG7になったのも何気に大きく、それに伴って運転支援もアップデートされ、シートキネティクス(簡易マッサージ)や、Apple CarPlayがコンソール内のUSB端子も対応になったり全画面表示になったりと細かい点まで至れり尽くせりになりました。
書き切れないほど変わった点が多いですが…もう一つ大きいのはECO+モードという、ボタン一つで一気に航続距離を20~30km伸ばす緊急用モードの追加でしょうか。
本当に不満のないレベルの仕上がりで、一つの完成形と言えると思います。 - 不満な点
-
バッテリーが詰まっている関係で床が高く、後部座席の成人男性の長時間着座は辛いかもしれません。
当方の環境では後部座席は女性しか乗らないために不便はしませんが、生活環境によっては吟味するポイントかもしれません。
それと、車自体の不満点ではありませんが…どこのディーラーさんもEVに関して現時点では知識不足で、客の方が詳しい有様です。
やはりその地方の電気料金プランなど一緒に提案してくれる位でないと頼りないですし、更に言えばV2Hやソーラーパネルまで幅広くお話しが出来るようになって欲しいです。
住宅の営業マンみたくなってしまいますが、どうしてもEVとは切り離せない話なので、評論家や自動車雑誌のような方々にも求められると思います。
やはり電気周りも分からずEV勧めたり評するのは無意味(エンジンやガソリンが分かってないのと同義)ですので…。
あとタイマー充電がないのは頂けません…深夜電力を使うのはEVの根幹ですし。 - 総評
-
乗り心地・静粛性や高級感など車そのものの不満点は全くと言って良いほどありません。
本当に期待以上でした。
しかしEV車自体どうなのか?と問われると人によりけりになります。
少なくとも家庭の電気料金プラン再考は最低限必須であり、更にはV2Hやソーラーなど生活に密着してくる要素が多いために家族の同意などハードルが高めです。
また補助金の契約(処分制限期間)で最低4年間は所有し続ける必要があるため、短期スパンで乗り換えて色々な車を楽しみたい方にはそもそも不向きです。
長期スパンで出費を抑える前提になってくるので初期投資の意味合いが強く、長く乗って乗り潰してナンボになってくると思います。
そのためリセールを気にする方にも不向きに思えます。
- デザイン
- 5
-
このEQAと同時にEQBもフェイスリフトされており、これでEQA~EQSまで全てデザイン統一されたことで古来のメルセデスのラインナップ然としました。
※EQCは生産終了しており、本国では既にカタログ落ちしています
内装デザインはベース車両であるGLAやGLBと全く同じですので、EV車だと身構える必要もなく乗れます。
裏を返せばテスラのようにEV独特のデザイン感を盛り込んでいるわけではないです。 - 走行性能
- 4
-
EV車ならではの非常に強い加速で走行性能はかなり高いです。
0-100kmで見ると8秒台で数字上はそう速くないのですが、これは電池消費緩和のため70~80km付近から加速が鈍化するようです。
常用域では十分すぎる性能なので困ることはないですね。
また走行時のロードノイズもかなり抑えられており、吸音材も明らかに多く詰められているのが分かります。
スポーツ走行は…SUVなのでスピードが出ると腰高感も出てきますし、そもそもそういう車種でもないので期待出来ないです。
一方、扱いやすさに関しては、思った以上にかなりデカいので少し気を遣います。
それもそのはずでEセダン辺りとほぼ変わらないサイズ感なので、狭い日本で快適に扱うには最早ギリギリのサイズだと思います。 - 乗り心地
- 5
-
乗り心地は最高レベルだと思います。
乗り心地や静粛性に関しては、当然ながら(エンジン音など官能的な部分は別として)内燃機関車ではちょっと敵わないんじゃないかと思います。
またマルチリンクやサス(アダプティブダンピングシステム付きです)の足の出来が非常に良いように思え、素晴らしく滑らかです。 - 積載性
- 5
-
EQAはクーペSUVのため積載性はそこそこって感じでしょうか。個人的にはキャンプやゴルフ用品を運ぶわけでもないので困っていません。
そういう意味では純SUVのEQBは真に唯一無二だなと思います。同サイズで7人乗りの積載量を持つEVはEQBとテスラしかありませんので…。
その代わり重量やCd値の関係で、走行性能や航続距離などの面でEQAの方が上回りますので、その辺はトレードオフの関係になってしまうと思います。
とは言えSUVタイプである事に変わりないので積載性が悪いというわけではありませんし、ルーフレールも通っているので実用上困ることは全くないと思います。 - 燃費
- 5
-
運転の仕方やエアコンなど電気周りの使用状況によりますが、実走行値で6km/kWhは越えるので、まずまずの電費ではないでしょうか。
高速で250~260kmほどの距離を(外気温20度、エアコン22度、常時80km/hクルコンの条件下で)走り7.8km/kWhでした。昼間だと8km/kWhを叩き出していましたが、夜になり雨でワイパーとヘッドライトが動作しましたので少し下がりましたが、十分な性能ではないでしょうか。
走行距離に関しても新車時バッテリーで上記の距離(愛知-東京)を無給電で約50%消費でしたので、合計500kmは走る計算になり公称値とかけ離れておらず優秀ではないかと思います。 - 価格
- 2
-
やはり価格はネックになります。
V2H対応となったことで補助金スコアが120点以上になり満額に変更されたのは嬉しい誤算でしたが、それでも御三家の他2メーカー(Audi e-tronやBMW iX)のEVよりも飛び抜けて高いです。
ある程度のオプションを付けてウォールユニットなど必要なものを揃えると、かなりの見積額になるので驚きます。仮にフルオプで、ウォールユニット本体と設置費+YANASEパッケージ(ドラレコやコーティングなど)を付けると1,000万円級の見積書が出てきます。
その分の豪華さなども頭一つ抜けてると思いますが、そこに価値を感じるかどうか次第になります。
ただメルセデス給電カード(e-Mobility系)の一年間無料が付帯するため、月会費だけで年間8万円弱+給電代がタダなので、一年間は保険以外の出費は完全0円で車を維持出来ます。
但しメルセデスの給電カードは会費が高く、e-Mobilityカードを直契約した方が安いので、一年後の解約を忘れないようにする必要があります。
そもそもカードがなくても通常料金で良ければ給電自体は可能ですので、自宅充電があれば不要に思います。
他メーカーと比較すると価格面では負けてしまう一方で、同じメルセデスでの同クラスのガソリン車GLAやGLBと比較しますと…延長保証などに別途入る必要もなくフル保証(EQケア)が付いており、一年間給電無料+その後ガソリン代との差額+免税+補助金で、長く乗ると結果としては同等程度には収まる計算なので★2といった所でしょうか。
V2H対応したことで、ソーラー設置すると結果として爆安で買える事になるとは思いますが…約10年後に訪れるであろうソーラー撤去(入れ替え)費用など未知数な部分が多いので、現時点で評価に組み込むのは難しいと思います。
-
615.0万円
-
620.0万円
-
250プラス AMGラインパッケージMP202402 レザ ...
609.6万円
-
380.0万円

マイページでカーライフを便利に楽しく!!
あなたにオススメの中古車
-
メルセデス・ベンツ EQA 認定中古車(東京都)
615.0万円(税込)
-
日産 セドリックワゴン サーフスタイル 新品デイトナクローム(千葉県)
209.1万円(税込)
-
トヨタ ヴォクシー 登録済未使用車 純正10.5型ナビ 両側電動(和歌山県)
417.9万円(税込)
-
日産 デイズ 自動(被害軽減)ブレーキ付(香川県)
134.9万円(税込)
注目タグ
ニュース
あなたの愛車、今いくら?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
