ポルシェで5座シートがある貴重なファミリーカー - カイエンクーペ

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ポルシェで5座シートがある貴重なファミリーカー

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ポルシェ / カイエンクーペ
カイエンクーペ_RHD_4WD(Tip-S_3.0) (2023年)
- レビュー日：2024年5月6日
- 乗車人数：５人
- 使用目的：レジャー

おすすめ度： 5

デザイン：5
走行性能：4
乗り心地：5
積載性：5
燃費：3
価格：2

満足している点: 後席が広い点（トランクも広い）、最新のインフォティメント（ポルシェの中では）、抑えの効いた大人な内外装デザイン、レンジローバーに肉迫する素晴らしい乗り心地、抜群の遮音性と高速安定性、高い走行性能と運転が楽しい点。
不満な点: オプションを含めて高額過ぎる点、車体のデカさ（特に車幅）、出だしの重さを少し感じさせる点。
総評: 技術的な視点からデザインに至るまで一貫したブランド・フィロソフィーとクルマとしての完成度の高さを感じさせる製品づくりは流石ポルシェ。以下、マカンIII GTSとの違いを中心にコメントします。

デザイン: 5; ポルシェ内燃機関エンジンモデルの最新のデザイン言語を用いたSUV。ユーザーの好みに合わせて、内外装共に色々と選択が可能な点は素晴らしいが、その代償はとても大きい。（オプション地獄）
走行性能: 4; クルマとしての基本性能である、走る・曲がる、を忠実に再現する5座シートのポルシェ。スポーツエキゾーストはマカンGTSより好ましいサウンドが楽しめる。但しノーマル仕様のブレーキはダストが酷く、PSCBのオプション設定がない点は残念。またマカンGTSでも感じる鼻先の重さは同様以上に感じられ、この点が唯一のウィークポイント。
乗り心地: 5; 非常にしなやかな足回りを実現する最新のエアサスペンションが秀悦。 PDCCによる恩恵なのか、巨体かつ腰高にも関わらず、ロールを殆ど感じさせない設計とセッティングもお見事。静粛性の高さと居住スペースの広さも相まって、さらに快適である事は間違いない。
積載性: 5; 一般的な家族が利用する生活シーンでは十分なラゲッジスペース。
燃費: 3; 高速で10km/l、街中で6km/l程度と同排気量エンジンのマカンGTSとは大きく変わらないイメージ。もちろんアクセルを踏めばさらに悪化するので、お世辞にも燃費が良いクルマとは言えない。
価格: 2; オプションを含めると、乗り出しで2,000万円に近づく価格は他社ライバル車と比較して、割高感は否めない。
故障経験: なし。