ＵＳＢ電源を使った換気扇を作成しました。

電力は小型のモバイル電池から供給し、後部座席の窓に装備して使います。車内で調理したり宿泊すると臭気排出や酸素確保のために換気したくなりますが、わざわざ換気のためにエンジンを起動するともったいないので電池で動作するものを廃品を活用して換気扇を作成しました。消費電流が少ないので10時間以上連続動作が可能です。

そのへんにあったUSBケーブルの配線仕様を調べます。USBは5ボルトが供給されるので、ケーブルは５Ｖ、GND、信号D+、信号D-の４本となります。赤と黒が通常電源の5VとGNDになります。

モバイル電池を接続して念のため5Vが供給されることを確認します。

そのへんにあった廃品のパソコンCPU用換気ファンを使います。CPUファンは電源12Ｖ入力とGNDと回転数確認パルス出力の3本があるので電源とGNDにUSBケーブルをハンダ付けします。定格電圧12Vですが5Vでも通常動作するようです。ブラシレスモーターはプラスマイナスを間違えると壊れるそうですので注意してください。ハンダ付けしたら隣の端子と短絡していないか抵抗値を確認します。そのあと電池を接続して動作を確認しておきます。

そのへんにあったヨーグルトの空き箱の底部に換気ファンをねじ止めし、支柱を結束バンドで空き箱に取り付けします。支柱はダイソーで買ってきました。「のびーる支柱」という名称の園芸用です。長さは窓の高さに合わせて切断します。

上部は斜めに切断してクリアファイルをハサミで切ってホッチキス留めします。棒を接続した穴やホッチキスで留めた部分は空気漏れ防止に接着剤を盛りました。上端からだけ換気扇の風が出ていくことになります。

これで完成です。夜間遮熱遮光マットの有無に関係なく使えます。棒を２本使う改良を後日行ったので安定取り付けできるようになりました。

外から見たところです。バイザー付きの車でしたらもっと目立たないと思います。車中泊で試したらしっかり換気できました。

夏季の換気にも使えると思います。太陽光発電を電源にしたら楽しそうですよね。確か前にプリウスのオプションで商品化されていたと思います。これより100万倍かっこ良かったです（笑）。

以上