同行二人さん
2010/09/05
[静穏化] ロードノイズ低減プレート(シート固定ボルト編)
同行号の静穏処理のモノマネでしかない!と黙殺しようとしてた(笑)エーモンの「静音計画」シリーズ。
同行号の静穏処理と静音計画シリーズの主な対応関係は以下のようになる(同行号では「ノイズを抑える」だけではなく「振動や異音を抑える」ことを目的としているため,あえて「静穏」と称している)。
・静穏処理 (1)エンジンルーム/フロア~トランクルーム制振・防音,静穏処理 (10) ルーフ制振・防音/フロア防音追加 → ロードノイズ低減マット
・静穏処理(11) フロントタイヤハウス 防音 → タイヤハウス静音スプレー
・静穏処理(12) ドア/ゲート周縁 防音 → 風切り音防止テープ,風切り音防止モール
・静穏処理(14) ボンネット 防音 → エンジンルーム静音シート,静音マルチモール
・[グッズ] 車内プチドレスアップ?(この Seria のマルチマットはグローブボックスや小物入れ内などに敷く&貼るとカタコト音の防止になる) → カタカタ音防止シート
「同行号のマネ」というのは言い過ぎだが,いずれも一昔前から既製品や汎用性のある材料があるとともに,みんカラに同等の処理の仕方や材料が多数紹介されているため,「エーモンさん,開発時にゼッタイ参考にしてるでしょ?」という気にさせられる。
静音計画シリーズの商品は,今まで入手・適合させにくかった材料を扱いやすく妥当な価格で流通させる役割を果たすようになった一方で,一部には「ボッ○クリじゃね?(ダイソーグッズ比)」「他の材料の方が効果高いよ!」と思わせるものも混じっているような気もする。
最近になって発売されたロードノイズ低減プレートに至っては,工業用の振動吸収ワッシャーに色をつけたものでしかなく,エーモンがススめる施工箇所のみでは効果も不明瞭そうだし,それってどうよ?と思っていた。実際,みんカラに投稿されているインプレにも必ずしも効果は明瞭でなさそうな記述が多い。このプレートのもはや定番の(?)施工箇所となっているシートフレームとフロアの接合部には,同行号では自作のブッシュ(材料費 300円)が十分な効果を上げている。
とはいえ,調べてみると同等の汎用のワッシャーを個人入手しようとすると,選択肢が非常に少ないとともに,手間の割に意外と安くあがらない。同行号のレカロな運転席シートのフレームは軽量化のためなのか純正のフレームより強度が甘く,コンフォートなシート本体は重くてしっかりしているのでエンジンや路面からの振動が過剰気味に伝わってくる。上記の自作ブッシュでかなり改善されたものの,純正シート比で言えばもっと抑えてもいいくらいだ。
そこで,これ以上は意地を張らずに(笑)エーモン様のロードノイズ低減プレートを導入してみることにした。このプレートはこれまで処理したことのないフロントサスペンション取り付けボルトにも適用できるようなので,そこへの施工の効果に対する興味もあった。
今回はレカロな運転席シートへの施工を試行。同行号はフロアの制振やロードノイズ対策を重ねてきているので,もはや効果は体感できないであろうと予想していたのだが・・・ 取付後の試乗のために発進してすぐに「おおっ!」と分かるほどの効果があった。うーむ,正直スマンカッタ,エーモン。
シートから伝わる微振動がかなり解消され,荒れた路面などでのシルキー感が明らかに増した。微振動が今までより遠くで発生しているように感じられ,それによる錯覚でロードノイズも低減しているかのように感じられる。これで商品名の意図も理解できた。商品の性質の説明や他の方々のインプレにあるように,ノイズそのものが減ったり大きな振動はとくに減っている感触はないが,これなら商品としてイケると納得させられた。
それでも疑い深い同行は,「実験2」を慣行。同行号はしつこいデッドニング(笑)のため,カーオーディオの低音が効きまくる。サイドスピーカーのウーハーを最大にして音量を上げると,シートフレームからの振動がかなり強く伝わってくる(他の箇所のビビリは殺してあるので)。純正シート時代はシート自体がビビるほどで,誤ってバカでかい音量に設定したままオーディオをオンにしたら,直後に背中から胸にまで振動が伝わってきてむせて咳が出たことがあるほどだ(ホントです)。現在はサブウーハーを導入しているので,サイドスピーカーのウーハーはほぼ殺してあるが,あえてサイドスピーカーのウーハーを最大にしてシートフレームの振動の程度を味わってみた。見事な残暑晴れの日曜の朝,さぬきののどかな田舎道を爆音で「ポリリズム」を鳴らしながら走る同行号・・・。うーむ,やっぱりプレート取付の効果はあるようだ。
おそらく,予想とは裏腹に,他の処理を重ねてあったため,今回のプレートの(通常はそれほど大きくはない)効果を感じやすかったのだと思う。また,このプレートの制振効果によって発生する問題はないわけではない。
1)ロードインフォメーションのダイレクト感が減じる
2)シート高がごくわずかだが変化する(上がる)
3)他の箇所からの微振動が気になるようになる
1)に関してはレーシーにクルマを使う方にとっては歓迎しにくいだろう。2)はすぐ慣れるはず。3)はいつものことなのでキニシナイようにするか,「フルチューン」に走るしかない(笑)
いずれにせよ,エーモンのおかげで静穏化が多くの方々にとって身近なものになったとともに,マニアックだったり高級品だった材料が体裁良くほどほどの価格で入手できるようになったことは喜ばしいことと評価したい。量販店の店頭などに置かれている無料の解説書/カタログやディスプレイ,メーカーのホームページ・通販体制の充実度とフレンドリーさからみて,「ちょっと高いな」と思わせる商品の価格も妥当なものに思えてくる。
というわけで,エーモンさん,これからも仲良くしてください(笑)
なお,フロントサスペンション取り付けボルトへの施工は,ボルトの絞まりが硬いことととタワーバーの位置調整との兼ね合いもあって後日行うことに。
同行号の静穏処理と静音計画シリーズの主な対応関係は以下のようになる(同行号では「ノイズを抑える」だけではなく「振動や異音を抑える」ことを目的としているため,あえて「静穏」と称している)。
・静穏処理 (1)
・静穏処理(11) フロントタイヤハウス 防音 → タイヤハウス静音スプレー
・静穏処理(12) ドア/ゲート周縁 防音 → 風切り音防止テープ,風切り音防止モール
・静穏処理(14) ボンネット 防音 → エンジンルーム静音シート,静音マルチモール
・[グッズ] 車内プチドレスアップ?(この Seria のマルチマットはグローブボックスや小物入れ内などに敷く&貼るとカタコト音の防止になる) → カタカタ音防止シート
「同行号のマネ」というのは言い過ぎだが,いずれも一昔前から既製品や汎用性のある材料があるとともに,みんカラに同等の処理の仕方や材料が多数紹介されているため,「エーモンさん,開発時にゼッタイ参考にしてるでしょ?」という気にさせられる。
静音計画シリーズの商品は,今まで入手・適合させにくかった材料を扱いやすく妥当な価格で流通させる役割を果たすようになった一方で,一部には「ボッ○クリじゃね?(ダイソーグッズ比)」「他の材料の方が効果高いよ!」と思わせるものも混じっているような気もする。
最近になって発売されたロードノイズ低減プレートに至っては,工業用の振動吸収ワッシャーに色をつけたものでしかなく,エーモンがススめる施工箇所のみでは効果も不明瞭そうだし,それってどうよ?と思っていた。実際,みんカラに投稿されているインプレにも必ずしも効果は明瞭でなさそうな記述が多い。このプレートのもはや定番の(?)施工箇所となっているシートフレームとフロアの接合部には,同行号では自作のブッシュ(材料費 300円)が十分な効果を上げている。
とはいえ,調べてみると同等の汎用のワッシャーを個人入手しようとすると,選択肢が非常に少ないとともに,手間の割に意外と安くあがらない。同行号のレカロな運転席シートのフレームは軽量化のためなのか純正のフレームより強度が甘く,コンフォートなシート本体は重くてしっかりしているのでエンジンや路面からの振動が過剰気味に伝わってくる。上記の自作ブッシュでかなり改善されたものの,純正シート比で言えばもっと抑えてもいいくらいだ。
そこで,これ以上は意地を張らずに(笑)エーモン様のロードノイズ低減プレートを導入してみることにした。このプレートはこれまで処理したことのないフロントサスペンション取り付けボルトにも適用できるようなので,そこへの施工の効果に対する興味もあった。
今回はレカロな運転席シートへの施工を試行。同行号はフロアの制振やロードノイズ対策を重ねてきているので,もはや効果は体感できないであろうと予想していたのだが・・・ 取付後の試乗のために発進してすぐに「おおっ!」と分かるほどの効果があった。うーむ,正直スマンカッタ,エーモン。
シートから伝わる微振動がかなり解消され,荒れた路面などでのシルキー感が明らかに増した。微振動が今までより遠くで発生しているように感じられ,それによる錯覚でロードノイズも低減しているかのように感じられる。これで商品名の意図も理解できた。商品の性質の説明や他の方々のインプレにあるように,ノイズそのものが減ったり大きな振動はとくに減っている感触はないが,これなら商品としてイケると納得させられた。
それでも疑い深い同行は,「実験2」を慣行。同行号はしつこいデッドニング(笑)のため,カーオーディオの低音が効きまくる。サイドスピーカーのウーハーを最大にして音量を上げると,シートフレームからの振動がかなり強く伝わってくる(他の箇所のビビリは殺してあるので)。純正シート時代はシート自体がビビるほどで,誤ってバカでかい音量に設定したままオーディオをオンにしたら,直後に背中から胸にまで振動が伝わってきてむせて咳が出たことがあるほどだ(ホントです)。現在はサブウーハーを導入しているので,サイドスピーカーのウーハーはほぼ殺してあるが,あえてサイドスピーカーのウーハーを最大にしてシートフレームの振動の程度を味わってみた。見事な残暑晴れの日曜の朝,さぬきののどかな田舎道を爆音で「ポリリズム」を鳴らしながら走る同行号・・・。うーむ,やっぱりプレート取付の効果はあるようだ。
おそらく,予想とは裏腹に,他の処理を重ねてあったため,今回のプレートの(通常はそれほど大きくはない)効果を感じやすかったのだと思う。また,このプレートの制振効果によって発生する問題はないわけではない。
1)ロードインフォメーションのダイレクト感が減じる
2)シート高がごくわずかだが変化する(上がる)
3)他の箇所からの微振動が気になるようになる
1)に関してはレーシーにクルマを使う方にとっては歓迎しにくいだろう。2)はすぐ慣れるはず。3)はいつものことなのでキニシナイようにするか,「フルチューン」に走るしかない(笑)
いずれにせよ,エーモンのおかげで静穏化が多くの方々にとって身近なものになったとともに,マニアックだったり高級品だった材料が体裁良くほどほどの価格で入手できるようになったことは喜ばしいことと評価したい。量販店の店頭などに置かれている無料の解説書/カタログやディスプレイ,メーカーのホームページ・通販体制の充実度とフレンドリーさからみて,「ちょっと高いな」と思わせる商品の価格も妥当なものに思えてくる。
というわけで,エーモンさん,これからも仲良くしてください(笑)
なお,フロントサスペンション取り付けボルトへの施工は,ボルトの絞まりが硬いことととタワーバーの位置調整との兼ね合いもあって後日行うことに。
Posted at 2010/09/05 10:00:22
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