あれから１年…。“イチロー”を偲ぶ

特撮ヒーロー作品「キカイダー０１」のイチロー役だった池田駿介さんが亡くなって、ちょうど１年が経った。

ヒーローの突然の訃報に、昨年の今日はホントに落ち込んでいたな～と思いだす。















「キカイダー０１」は前作「人造人間キカイダー」の続編とも言うべき作品で、キカイダー（ジロー）に兄が居たという設定で、倒したハズのハカイダーがプロフェッサー・ギルの脳を得て、再び立ち上がった。

序盤こそキカイダーも登場し、０１と共に闘うというドラマが展開されたが、ジロー役の伴大介（すでに伴直弥に改名していたが…）さんが同時期に「イナズマン」にも出演しており、両方の撮影に参加出来なくなり、途中でジローが出なくなった。











その代わりと言っては何だが、ビジンダーやワルダーといった新キャラクターが登場した。

キカイダー０１の人間体であるイチローを演じたのは、それまで「かえってきたウルトラマン」MATの南隊員などで人気だった池田駿介さん。


池田さんはそれまで特撮ヒーロー番組では脇役を演じることが多かったが、この０１ではついに主役に抜擢。

すでに三十路を迎えていた池田さんが演じたイチローは、大人の男の優しさがにじみ出ていて、序盤と終盤に登場した弟ジローとの共演は、兄弟で力を合わせて…というテーマを視聴者に分かりやすく表現していたと思う。



その訃報からもう１年が経つとは、時間が過ぎるのが早いな…と思うな。

その「キカイダー０１」での挿入歌であり、池田さんもお気に入りだったという「ぼくらのキカイダー」の動画を見ながら、また故人を偲ぶとするか…。