スコーピオン再販ついでに考えてみる。そもそもバギーって何？

ここんところスコーピオン復刻に関するネタが増えているけど、今回もそれにちなんだ（？）話を。

そもそもバギーって何なんだろ？と思っている人、多いと思う。

実物を見たことのある人、ましてそれが走っているところを見たことある人は、そう多くないと思う。

かくいう、オイラも実車のバギーは見たことが無い。

バギーは元々はアメリカ西部とかで出てきたレジャー用車両で、その大半がVWビートルをベースとしたものだったようだ。

その中で有名なのがこういうの↓

ルパン三世のエンディングで、峰不二子が海岸をこれに乗って快走しているシーンがあったけど、世界中が舞台だったルパン三世ならではってところか。

んで、これをベースにレースしようってなって、どんどん進化していくわけだけど、それらはほとんどワンオフ（あるいは少量製作）のシャシーに、やはりビートルのパワーユニットを組み合わせたものだった。

レースはその名くらいは聞いたことがあるバハ１０００というのが有名で、それは今も継続していると。


↑バギーチャンプやスコーピオンはこの辺のバギーをモチーフとしたんじゃないかと思う。

こうしたレース志向のバギーは、その後ヒルクライムレースなんかにも出てきて、パイクスのオープンホイールクラスにも出てたよね（↓）


んじゃ日本ではどうかというと、たま～にナンバー付いて公道を普通に走っているのを目撃するATV（↓）くらいしか見ないような。

でもちょこっと調べてみると、北海道や富士辺りで本格的なオフロードバギーのイベントが開催されていて、ちゃんとアメリカンなバギーが走ってるんだね（↓）

ほとんどがパイプを溶接して組み上げたシャシーに、市販車のパワーユニットを組み合わせて作ったものだという。

これらの実在するバギーをモチーフにしたのがRCカーのオフロードバギーなんだけど、競技用のモデルはすでに実車のバギーのレベルを大きく超えた別物へと進化（？）しており、スタイルも異次元レベルになってしまっている。

それだからこそ、スコーピオンのような実車のバギーを彷彿とさせるモデルの復刻が、今求められていたのはあると思う。


参考動画　バハ１０００