亀久保中央公園

我が家では「亀の公園」と呼ばれている、比較的広い公園。
呼び名の由来は、園内に鎮座する亀の石像。この石像は、区画整理を記念する巨大な御影石の石碑の左右に置かれていて、神社で言うところの狛犬のような存在。
この公園に限らずふじみ野市内の公園には、区画整理を記念する石碑やオブジェがやたらと多く、しかもかなりの金額を費やしたと思われるものばかり。
地権者からすれば、区画整理に際し道路や公園用地として無償で先祖伝来の土地を供出させられた(=減歩)のだから、石碑に名前くらい残しておいてくれよ、ということなのかもしれないが、利用者からすれば自己顕示欲の塊としか思えない。
亀久保中央公園の石碑は、子どもたちが登って遊ばないように規制する柵が設けられているのだが、そんなものはお構いなく巨大な石碑の上で子どもたちが遊んでいて、危険なことこの上ない。
しかもその柵自体が傷んでいて、支柱に登ると重傷を負いかねない状態になっている(現在市役所が応急処置済み)。
子どもたちに楽しんでもらうよう土地を提供して公園を設けたのに、市役所に余計な経費を負担させた上に、提供者の名前を記した物体のために子どもたちが怪我をしてしまったら、それは地権者の篤志に背きはしないかと常々疑問に思っている。
砂場等はなく、遊具はターザンロープ・幼児用滑り台・複合遊具・バスケットゴールが各1基。あとは芝生広場となっている。
それなりに広い芝生広場だが、野球等の球技は禁止。それでもバットを振りまわす馬○者がいて困る。
一度は、明らかにお爺ちゃん・お父さん・孫という組合せの家族が、金属バットに軟球で野球をしていた。いい大人がいて禁止事項も守れないのかと指摘して止めて貰ったが、孫がいる世代まで良識が劣化しているのかと思うと、素直に止めて貰ったとて後味が悪い。
邪魔臭い記念碑と、○鹿者利用者を除けば、比較的管理も行き届いていて、とても利用しやすい公園といえる。
夏には、北側のクリーク部分に水が満たされ、管理人立会いのもと水遊びが楽しめる。当然に屋外設備だが、しっかりと浄化設備も設けられているので、水質は万全。水を使いまわしている噴水紛いの施設とは違う。
水のない時期でも、子どもたちはクリークや水溜り部分を利用してよく遊んでいる。
設備や造りに特徴がある公園は、子どもたちの覚えもめでたく、よく利用されるということだろう。
その点を見れば、貴重な土地を提供してくれた地権者各位の意図は、成就しているといっていい公園である。
住所: ふじみ野市亀久保1丁目2
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