車検も無事に終了したとある日のこと、とある場所にツーリングと云いますかドライブに行ってきました。
ところで突然ですけど、私の「ツーリング・ドライブ」ブログが今回で101回を数えることとなりました。
という事は、前回は記念すべき100回目だった訳ですけど、そのメモリアルなブログタイトルは記憶にも新しい「大惨敗」
内容についても、タイトルを全く裏切ることなく大惨敗という体たらく。
みんカラを始めて6年あまり、コツコツと書き貯めてきた結果がコレですよ。
私もよくよく運のない男だなと自嘲した。
そして、自らの行為に恐怖した。
そんな、ただただ愕然とするしかないようなエピソードを胸に、今回のドライブはスタートしたのです。
愛車レガシィに乗り込み、自宅駐車場を出発すると、まずは交通量が増えつつある朝の名古屋市街を東へと抜けます。
そして、市街を抜けたところでR153に乗り、更に東へ。
やがて豊田市に至ると豊田スタジアムなどを横目に道をR301へ、新城ではR257へ、更に浜松でR1へと下道ばかり乗り継ぎ辿り着いた先は・・・。
東静岡駅前。
この地名だけで、私が一体何を目的に出かけたのか分かった方は、なかなかの好事家ではないかと。
という訳で今回のドライブの目的は、現在、東静岡駅前で開催中の「静岡ホビーフェア」において絶賛展示中である「RG1/1ガンダム」
昨夏にお台場に展示され好評を博した、ガンダムの実物大モデルです。
お台場展示の際は、その人出の多さとスケジュール的な問題で見物を諦めたのですが、以来1年と1ケ月、遂にめぐりあうことができたのです。
「見せてもらおうか、実物大ガンダムの迫力とやらを」とばかりに見物したそれは、背後の近代的なビルと相まって、圧倒的な存在感を示していました。
かつて、ブラウン管の中の動く絵でしかなかった巨大ロボットは、30年という年月を経て遂に字句通り「大地に立つ」こととなったのです。
そう考えると、何やら感慨深いものがあります。
小学生のころ、私の周りはみんな、ガンダムに夢中でした。
当時、外が真っ暗になるまで遊んでいた私を含むクソガキ連中も、ガンダムの放映日だけは5時半にきちんと家路についたものでした。
ガンプラなんかも大ブームで、品切れする店が続出し、同時にバッタモンも続出。
「モビルフォース・ガンガル」とか、子供から見てももう目も当てられないレベルの出来だった覚えです。
そんな中、足繁く近所の「トキワ模型」に通い、ようやくゲットできたガンダムのプラモデルは、太ももの付け根が可動しないという致命的な弱点を持っていて、どのようにポーズをつけても棒立ち状態。
しかも友達の羽田くんなんて、左右の足を逆に接着しちゃって微妙に安定感のないガンダムになってたし。
ガキ大将の落合君は、近所の下級生の持っていたグフとドダイYSのガンプラを持ち前のジャイアニズムで取り上げ、帰りの会で問題になっていたっけ。
そして極めつけに夢中だったのは、同級生の武田君のお兄さん。
当時の卒業文集の自己紹介欄には将来の夢とか書く欄があって、みんなお花屋さんとか野球選手とか思い思いの未来像を書いていたのですが、武田君のお兄さんは違いました。
堂々と、力強く書かれていたその将来の夢は
「ガンダムのパイロット」
年下である私たちが見ても、破壊力満点な将来の夢でした。
きっと彼はニュータイプだったんでしょう。
リアルサイズのガンダムを前に、そんなファニーな記憶が次々に蘇ります。
そして、現在の技術では実物大の立像を作るのが精いっぱいだろうけども、今後、テクノロジーの更なる目覚ましい進歩とともに、実動するガンダムが大地に立つ日が来るかもしれない。
そしてその時にこそ、武田君のお兄さんの夢は叶うのでしょう。
武田君のお兄さんには、その日が来るまで是非とも長生きしてもらいたい、そう願わずにはいられませんでした。
そんなことを思いつつ、夕闇迫る東静岡の地を後にします。
100回目は、それはもうヘルメットが無ければ即死だったってくらい大惨敗でしたが、101回目である今回は、次の100回に向けてのリスタートとして上々の出来だったのではないでしょうか。
あとは高速道路に乗って、悠々と家路に就くのみ・・・。
とか思って鞄からETCカードを出そうとしたその時、とある事実がニュータイプの如く閃いたのです。
額のあたりにチカチカっと光が瞬くが如く閃いたのです。
即ち
ETCカード忘れた。
ええ、帰りも下道縛り決定ですよ。
翌日は普通に仕事なのに・・・。
認めたくないものだな、自分自身の、準備不足故の過ちというものを。
最後に今回の走行記録ですが、400.6キロ走行で、燃費が13.1km/Lでした。
それと、100%趣味のフォトギャラも作りましたので、宜しければどうぞ。
静岡ホビーフェアへ
RGガンダム(めぐりあい篇)
RGガンダム(ディテール篇)
RGガンダム(ライトアップ篇)