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2019年10月16日

オートモビルカウンシル2019 - その3(伊仏瑞米車編)

 オートモビルカウンシル2019 - その3(伊仏瑞米車編)  春に開催された、千葉幕張メッセでの「オートモビルカウンシル」、第4回。


展示車の中からイタリア車、フランス車、スウェーデン車、それからアメリカ車をまとめてアップします。


まずはイタリア車から。


== フェラーリ ==
308GTB

この青いフェラーリ308、右ハンドルです。

かなりの注目を集めていましたね。

「千葉ガレージ」による展示です。カーケア商品のアピールなどもやっていました。

車内を見ると、シフトレバーの特徴的なむき出しゲートが、ちゃんと右ハンドル用に右に寄せられています。感心しました。

ミドシップに積まれた横置きエンジン。その後ろのトランクは、荷物が良く暖まりそうです(汗)

365 GTB/4 “デイトナ”

主催者展示です。今回、1960~1970年代を代表する3台のイタリアンスーパースポーツが並べられていました。

読み応えのあるキャプションも。

確かに、デイトナって実に端正ですね。古典的なロングノーズ・ショートキャビンは隙のない見事さ。

== ランボルギーニ ==
ミウラ P400 S

主催者展示の2台目、名車ミウラ。

E.フェラーリに腹を立ててスーパーカー製造に着手したF.ランボルギーニ。彼の会社はこの車で一気にフェラーリに追いついた。V12エンジンをミドシップに横置きするという奇抜なアイディアを具現化。

それにしても、実にセンスの良い展示です。当時のライバルはまさにデイトナだったわけですから。

== マセラティ ==
ギブリ

主催者展示の3台目。

添えられたキャプションが、これまた実に気が利いています。
「フェラーリがモードだとするならマセラティはクラシコ」

リアウインカーが赤い。この時代のイタリア車で赤一色って初めて見ました。

ギブリ(1968年)



こちらは通常のオレンジウインカーですね。それとも上のギブリはアメリカ仕様ベースだったりするのでしょうか?

== ダラーラ ==
ストラダーレ(2019年)

ダラーラ。イタリアを代表するレーシングコンストラクター…なんといっても上にもあるミウラの設計者ってダラーラ創業者っていう話ですよね。そんな名門が造ったロードゴーイングマシン。フォードの4気筒2.3リッターをツインターボ化し出力400馬力…と聞くとたいしたことなさそうですが、カーボンボディによって車重はわずか855kg。軽さは正義!いやぁ本格派ですな。「アトランティックカーズ」によって日本でも発売されるとのこと。あ、写真がこれしかなくてすみません。

しかしカーボンボディってぶつけたらどうするんでしょうか(汗)

== ランチア ==
ストラトス(1975年)



この開き方はまさにスーパーカー!

アルデア・カミオンチーノ(1947年)

老舗「ガレージ伊太利屋」から。ランチアの小型車「アルデア」をベースにした商用車です、ってこんなのあったんだ…

「Lancia Ardera」って書いてありますが、これは誤植でしょう。正しくは「Ardea」

当時のランチアは全車右ハンドルで通していて、本国仕様が左ハンドルになるのはしばらく先。当時はそんな時代だったんですね。

== フィアット ==
NUOVA 500D(1964年)
どんどん小さくなっていきます(笑)

言わずと知れた2代目チンクエチェント。「クロコオート」による出展。この車は初期型で、ドアも後ろヒンジ。また、全然知らなかったのですが、2代目チンクエチェントは「新型」ということでこの名前(ヌオーヴァ500)で登場したんですね。後期型からは「NUOVA」が取れ、ドアも前ヒンジに変更。

そのドアはこんなに大きく開くんですね。安全面では問題アリでも、これはさぞかし乗り降りしやすいでしょう。

ちなみに初代500は「ローマの休日」に出てましたね↓


次はフランス車です。

== シトロエン ==
SM(1971年)
常連の「アウトニーズ」、今回はいつものDSは出さず、このSMとアミの2台。

このSMはレストアベース。この状態で販売しており、買い手のオーダーで仕上げていくのだとか。ロマンだ!というか売約済み!

ボディサイズの割に後席はかなり狭そう。クーペだから当然ですかね。

さぞかし素晴らしい状態に仕上がるのでしょう。オーナーさんはこの車をどんな色に塗ってもらっているのでしょうか。


Ami8 ブレーク(1969年)

この時代のシトロエンはやっぱり独特ですね。

後輪が隠れているところとか(笑)

== プジョー ==
306 カブリオレ(1995年)

「LES MAINS S.P.R.L」から、今見ても実に魅力的な306しかもカブリオレ。ワイパーに挟まれた「商談中」の文字。確かにこの値段は良心的だなぁ…

ボディが綺麗なだけでなく、内装にも大きな痛みは見当たりません。

無事に商談成立したのでしょうか。

406 クーペ(1994年)
ピニンファリーナによるこのクーペ。こちらも久しぶりに見ました。

Cピラーとリアウィンドウの処理が実にイイですね。こういうの、ほんとうに上手い。

出展はプジョーの常連「原工房」から。ここはいつも大きなライオンのぬいぐるみを置いています。

== ルノー ==
ドーフィン 1600レーシング(850改)(1962年)

「ビッグキャットエンジニアリング」から。気合いの入ったレーシング仕様!「850改」というのはよく分かりませんが、ようは1600のエンジンに載せ替えたのかな。

しかしご覧の通りちゃんとナンバーも付いており、公道を走れるそうです。

ドーフィンは4CVの後継車。4CV(日野ルノー)同様にリアエンジン。

1960年代のサーキットではこんな車が活躍していたのだろうと、想像をかき立てられます。

ダッシュボードに並んだスイッチには、機能を記した手書きのシールが貼ってあります。

それからスウェーデン車。

== ボルボ ==
ボルボジャパン、KLASSISK GARAGE(クラシックガレージ)の展示。毎年恒例です。個人的にも楽しみにしています。

アマゾン 122S(1970年)

アマゾンの122Sといえば、五木寛之氏の小説「雨の日には車を磨いて」にも登場しました。

男の白いアマゾンと、女の赤いアマゾン。

白いアマゾン…まさにこのイメージでしょうか。

940 クラシック エステート(1994年)

940エステート。我が国におけるボルボブームの中核を担ったモデルでしょう。

いまやボルボはブームどころか、定番輸入車としての地位を確立した感があります。

240 TACK ワゴン(1993年)

ボルボ240ワゴンの最終型、限定車の「TACK」が2台ありました。価格差30万円、赤と深緑。

写真ではわからないのですが、革張りの豪華な内装を持ちます。実に魅力的。

ちなみにTACK(タック)とは、スウェーデン語で「ありがとう」

そういう言葉の方がいいですよ。だれかみたいに、口の端を吊り上げ「よくもそんなことを!」とか叫ばれてもね(汗)


そしてアメリカ車。ってアメ車は1台だけですが、それが実に素晴らしい。

== GM ==
シボレー・コルベット(1963年)
「AUTO ROMAN」出展の、この美しいコルベットC2。単なる2代目モデルではありません。

後ろにまわると…

この、中央で分割されたリアウィンドウ。スプリットウィンドウです!これは1963年式のみの非常に貴重なモデルなのです。

いやはや、ほんとうに美しい!
かつてアメリカ車も、イタリアンスーパースポーツにまったくひけをとらない美しさを持っていたのです。

コルベットは今年、まるでフェラーリのようなフォルムとミドシップレイアウトを持つ、まったく新しい車に生まれ変わるとのこと。この60年近く前のヘリテージを、GMはいまなお忘れていないということでしょうか。

←次回は最後。日本車編です。
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Posted at 2019/10/16 00:00:04

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この記事へのコメント

2019年10月16日 9:26
おはようさんです

デイトナはワイスピにも使われてましたが、良い音で好みですね(๑'ᴗ'๑)

コメントへの返答
2019年10月16日 12:56
こんにちは!

デイトナの持つ、古典的なシルエットには気品すら感じます。そういえば、最近も岐阜でアルミボディの超希少モデルが発見されたという話がありましたね。これがまた、オークションでデイトナ最高額を叩き出したとか。伝説は未だ続いているんですね…

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