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Mark V Collectorの愛車 [リンカーン マークV]

整備手帳

作業日:2020年3月15日

ヒーター水回りリフレッシュ

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 3時間以内
1
 先日、空調の温度設定が最低の状態(A/CはOFF)でブロアを回すと、ほんのりとヌルい風が出ることに気づきました。
 空調からの吹き出し温度は、ダクト内のエアミックスダンパにより、ヒーターコアへの分流量をコントロールすることで調整されますが、ヒーターコアが加熱された状態だと、設定温度を最低にしてエアミックスダンパが閉じていても、隙間から抜けた温風等の影響で微妙にヌルイ風が吹き出すことになります。
 このような現象を防ぐため、通常は(国産車も含め)ヒーターの設定温度が最低の場合は、エンジンからの温水がヒーターコアに流入しないよう遮断するバルブ(図中赤丸)が装備されているのですが、上記の症状はこのバルブに不具合がある可能性が高いです。
2
ヒーターバルブを取外してみました。
 このバルブは、ダイヤフラムに負圧が供給された時にバルブが閉じる構造です。
 取り外し前に温度設定を最低にセットしてみると、バルブは閉じた状態となり、動作自体は正常のようでした。
3
内部を確認すると、バタフライ弁のシールゴムが一部欠損しています。
 これが原因で、温度設定が最低でも、ヒーターコアに温水が流入し、ヌルい風が出ていたものと考えられます。
4
こちらの新品に交換します(RockAutoで$21.89+送料$10)。
5
新車時から頑張ってきた希少なモータークラフト純正のヒーターホースも硬化が激しいので、今回同時に交換することにします。
6
バルクヘッドに取付けられたヒーターユニットの上蓋を取り外したところ。
 この年代のアメ車は、ヒーターユニットがエンジンルーム側にある場合が多いです(画像1参照)。
 この構造は、ダッシュボードをバラす事無く簡単にヒーターコアを脱着することが出来るため、非常に整備性が良く助かります。
7
取り出したヒーターコアは冷却水の滲みや腐食等もなく一安心。
 エアで清掃した後水洗いしましたが、殆ど汚れはありませんでした。
8
各部品とホース類を接続したら、冷却水を補充し完了です。
 暖機後、温度設定を最低にしてブロアを回して見ると、ヌルい風が出る現象も解消しており、例年夏場は寒いくらいに効くR12冷媒のエアコンが、今夏はどれくらい冷えるのか楽しみです。

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この記事へのコメント

2020年4月7日 5:54
ども。
銅(真鍮)製のヒータコアやラジエータは、漏れがあってもハンダやロウで(技術は必要ですが)部分補修が出来るので長持ちでいいですよね。
今私が所有している2台は両方ともアルミコア+樹脂なので、漏れがとても心配です、、

エンジンルーム側からアクセスできる整備性の良さも羨ましいです。

おそらく外したバルブはバタ弁シールゴムの張替えを検討中で、廃棄せずにガレージの再生待ち部品置き場に置かれたのではないかと勝手に推測しております。笑
コメントへの返答
2020年4月7日 7:37
おはようございます~
いつもコメントありがとうございます。

仰せのとおりで、アルミラジエータの樹脂タンクは漏れると交換するしか手立てがないですもんねー。

そして、この車のエンジンルームの整備性の良さは素晴らしく、国産車の中では比較的整備性が良いと思われるランクル70ですら、タマに触るととてもコンパクトに詰め込まれているなーと感じます(もはやFWD車は触れない体質です(笑))。

外した旧部品は当然のように保管してますが、シールゴムの張り替えまでは思いつきませんでした(さすがヲレサマさん!)。
ただ、旧部品のバキュームアクチュエータは40年経過しているはずですが、未だに気密もしっかりしており、ヘタすると新部品(おそらく中華製)の方が早々に寿命を迎える可能性もあるのでは?っと考えています(昔のパーツは個別の部材レベルまで分解することが可能で、部分的に再利用や修理ができる点が素晴らしいですよね)。

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「@デジT さん
コメントありがとうございます。このようなバカげた車が販売されることは今後ないでしょうねー」
何シテル?   01/26 08:26
ごくフツーのしがないサラリーマンです。 少し前まで軽くて速い車が好きだったのですが、いつの間にか趣味で所有する車が2台とも「フレーム構造、車重2t超、規格灯丸...
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