エアコン使用時の水温上昇対策(その2) 電動ファン(2基目)取付
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
夏季エアコン使用時の水温上昇対策として、前回はA/Cコンデンサー前面にプッシュ式の電動ファンを設置しましたが、今回はラジエーター後方にプル式の電動ファンを追加で装着してみることにします。
使用するのは同じくビリオンの16インチのもので、画像上左側が前回設置したプッシュ式、右側が今回装着するプル式のものですが、ファンの裏表が逆に装着されているだけで後は同一の製品でした(電源の配線はプッシュ式:+→赤・-→黒、プル式:+→黒・-→赤に接続するよう指示があります)。
マークVのラジエーター後方にはVベルトで駆動される純正クーリングファンとの間に約15cmもの空間があり、今回使用する電動ファン(厚さ10cm)を余裕で装着することが可能です。
2
今回は手持ちの余剰部品の中から丁度良いステーを見つけられたため、車両側には穴明け等の加工をせずポン付けで設置。
3
A/Cコンデンサー~ラジエーター間の周囲が隙間だらけなので、エプトシーラーで閉塞しておきます。
4
前回作成したリレーハーネス周りも再度作り直し(リレーは信頼のトヨタ純正品を使用しています)。
5
定格出力165W×2基=330Wの消費電力となるため、アイドリング時のオルタネーター出力で賄いきれるか心配でしたが、電圧は13V以上で安定、ファンの消費電流35Aに対し発電電流48Aとまだまだ余裕がありそうです。
6
但し、純正70A出力のオルタネーターに対応したB+端子~バッテリー間のハーネスはAWG 10GA.の太さで、ヒュージブルリンクもAWG 14GA.となっていて、他の電装品が稼働した際には容量オーバーとなる可能性もあるため、手持ちのスターターケーブル(AWG 4GA.)を使用し容量アップを図ります。
7
作成するハーネスには、万一短絡が発生した場合に備え、125Aのスローブローヒューズを接続。
8
完成したハーネスを車両に装着して完了です(取外した純正のB+端子は確実に絶縁処理を行っておきます)。
9
パッと見のエンジンルーム外観もオリジナル状態を維持しており、電動ファンが装着されている気配は感じられません。
そして、Dレンジでブレーキを踏んだ状態でエアコンを作動させ、95℃以上に水温が上がったところでファンを作動させると、数分で90℃を下回る温度まで低下させることができます。
しかし、目標としている85℃まで低下させるにはまだ不十分で、更なる対策を講じていく必要がありそうです。
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