NANKANG SV-3  

2024年　3月　4シーズン使用し最終レビュー

安くてヤバメなスタッドレスタイヤ
雪国で使えるものなのか、ダメでもそんなに乗る車じゃないので、チャレンジしてみた。
無茶しなきゃ雪国でもなんとか使えるタイヤです。
サイズは225/40R19です。

ナンカン代表作であるNS-2に、細かい溝彫っただけのタイヤです。

知らんけど。

タイヤパターンは超かっこいいです。
タイヤの硬さについては、スタッドレスとは思えない夏タイヤレベルの硬さです。
硬いのですが、経年による硬化は少ないように感じました。
3シーズン目にタイヤ硬化対策として、灯油と2ストオイルの混合物を塗り込んでみたのですが、まあ吸わない吸わない。
ある程度吸いこむのに1週間ほどかかりましたが、柔らかくなった感じはなかった。
ESSN-1は1時間程でほぼ吸い込んでった。

使ってみた感じでは、
とりあえず雪国でも使えます。
15cm程の積雪、圧雪路、凍結路でもちゃんと噛みます。
でもブリジストンとか横浜のスタッドレスよりは発進時滑りやすいし、限界速いです。
柔らかい雪が30cm程積もった路面だとカーブで横滑りします。
スピード落としきれば全然問題ないです。
というか、これ履いて思ったんだけど、雪国での走り方分かってる人なら何履いても大丈夫じゃね？って、思った。
タイヤなんて、ただの気休めにしかならない。
結局の所、悪路を悪路と認識し運転に活かせる注意力と、悪路に出会わない運の部分に大きく依存してんだと思う。

nankangのスタッドレスタイヤはウインターアクティブタイヤと、アイスアクティブタイヤに分類されており、雪国で使用するならアイスアクティブタイヤを選ばなければなりません。
しかしこのタイヤはウインターアクティブタイヤです。
冬の乾いた路面や、突然の積雪に対応できる程度のタイヤです。
雪国の人の感覚だと、結果論で問題は無かったけど、ホントにスタッドレスとは思えない硬さのタイヤなので、売るならアイスアクティブタイヤに絞って売って欲しい。
自分の場合は大丈夫だったからといって、これが東北とか北海道のようなより雪の多い地域で安全に使用できるとは限りません。
履けるサイズあるなら同社のESSN-1とか、AW-1みたいなアイスアクティブに分類されているタイヤを選んでください。
これは私からの、大切なお願いです。

私は履けるサイズが無かったので、これを選んだだけです。

価格は4本セットの価格です。
コンチネンタルとかだと一本でこの値段だよね。
安さには勝てません。
あとは車の性能と運でカバーします。