コルク栓を抜く

ワインは毎晩の友なので、我が家にはいろいろなコルク抜きがあります。
古いワインはコルクが痩せて細くなっていたりコルクが脆くなっていたりするので注意が必要です。
古いワインはコルクの上だけ抜けてきて下が瓶の中に残ったり落ち込んだりします。
ということで今回のアラビアのオレンスさんのやり方はいかにもエンジニアらしい大掛りなソリューションで、感銘しました。
エアーポンプ式コルク抜きも市販されており、実は昨夜20年ほど前のワインのコルクを抜こうと、このエアーポンプ式でコルクを抜こうとしたらコルクが痩せていて空気注入のための針を刺そうとしたらコルクが瓶の中に落ち込んでしまいました。(苦笑)
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/m230910963
スクリュー式のコルク抜きが一般的ですが薄い鋼の二枚舌をコルクと瓶の間に押し込んでコルクを抜く器具は秀逸です。
https://item.rakuten.co.jp/wac/546102/?s-id=pc_shop_recommend#546102

旧車王国さん、
　コメントありがたうござひます。　私はコルク栓のワインは年に数回しか開けないので家にあるコルク抜きはテコ無しのスクリュー式です。たまに 50kgf 以上の力でやつと抜ける場合があります。硬い場合の原因はコルクとガラス面との摩擦がなんらかの物質がその間に生成されてたことで大きくなるためだと思つてゐます。ご紹介いただいた Gitano は引張ることより摩擦を大きくしてゐる物質を破壊することで容易に抜くことができるといふ仕掛けと察してゐますが、まだ買ふに至つてゐません。しかし、その原理のみを頂戴し、コルクとガラスの間の6箇所ほどに細い針を差し込んで摩擦を小さくしてからスクリュウで抜くといふ技は時々つかつてゐます。
　Gitano はコルクにストレスを与へづ、全長に渡つて均等に引張る力をガラスとの接触面付近のみに与へてゐる点で私も理想的なコルク抜きであると思ひます。
　今回私が採用した空気で抜く方法は大昔にたしか松下電気製の電動ポンプ式リムーバーをテレビの宣伝でみた記憶が元です。
　直径20mmのコルクにかかる力は注入空気の圧力が 1MPa の場合
[69]> (* 0.10197 pi (expt (/ 20 2) 2))
32.03482
僅か 32kfg です。この程度の力ではたまに、摩擦をおおきくしてゐる物質のため、抜けない栓があると察しますが、今回はラッキでした。