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2020年08月23日

食器洗い乾燥機の修理

　先週、わが家の食器洗い乾燥機が壊れてしまいました。

　機種は象印のミニでか食洗機 BW-GX40　（2009年製）。

　食器洗浄中にエラーメッセージ「F1」が表示されてストップしてしまう症状です。

　調べたところエラー「F1」は給水側のトラブルらしく、水栓から食洗機へ十分な流量の水が来ていないとのこと。配管内にゴミが溜まっている程度なら簡単に直せると思い清掃することにしました。

　ところが配管内はキレイで水の流通を妨げる要素が見つかりません。ということで原因調査開始。

　この食洗機の動作はざっと以下の通り。

　①　食器洗浄をスタートすると排水弁が開いて庫内の残留水を排出する。

　②　排水弁が閉じ、給水弁が開いて庫内への給水が始まる。

　③　庫内に水が貯まるとヒーターがONになり庫内の水を加熱する。

　④　庫内の温水をポンプで循環して食器を洗浄する。（③と④は同時に作動）

　⑤　洗浄が終了したら排水弁を開いて庫内の洗浄水を排出する。

　⑥　②～⑤を繰り返す。（2回目以降は「すすぎ」の扱い。繰り返し回数は洗浄モードによる）

　⑦　乾燥工程（←わが家では使用せず）

　インターロックを解除した状態で扉を開けて動作を確認したところ、どうやら②の給水シークエンスに入った後、一定時間内に所定の水位まで上がらないとF1エラーを出して動作を止めるようです。

　試しに給水シークエンスに入ったところでコップ1杯の水を補給するとF1エラーが出ることなく次のシークエンスに移りました。

　やはり給水側の電磁弁が怪しい。そこで背面パネル、前面操作パネル、底面パネルの順に外して給水側電磁弁を確認します。

　ちなみに背面パネルは中央にピンが付いたトルクスネジで固定されているため、ちょっと特殊なドライバー（ビット）が必要です。

　これが取り外した給水側の電磁弁（ソレノイドバルブ）です。11年間ほぼ毎日使っている割にはキレイな外観。

　4本のネジを外して取り出したのがこのパーツ。ゴム製ダイヤフラムの一部が破れています。

この部品、通常は白い部分をスプリングの付いた鉄棒（プランジャー）が押して水を止めていますが、ソレノイドに通電するとプランジャーが引っ張られて経路が開き水が流れる仕組み。ところがこの写真のように破れていると十分な経路が確保できず必要な流量が得られません。

　そこでネットで調べると、とある部品屋さんで当該ソレノイドバルブを注文できることが判明。

早速ポチったら3日後に届きました。

　新しいソレノイドバルブです。後継品になって型番が変更されているとのこと。価格は1,050円也。送料や代引手数料を請求されなかったけどイイのだろうか？まあ思いのほか安く手に入ったのはありがたい。

　給水側ソレノイドバルブを交換した後、パネルを元に戻して動作確認。問題なく食器を洗うことができました。

　この象印の食洗機「ミニでか」シリーズはフットプリントが小さい上に縦方向に容量があるため、狭小マンションに住むわが家では大変重宝しています。しかし残念ながら数年前に事業撤退してしまい今は手に入りません。他メーカーに代替できる品がないため非常に残念です。

　ということで11年間毎日働いてくれたわが家の食洗機。直せなくなるまでこれからも頑張ってもらいます。

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Posted at 2020/08/23 08:07:57

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