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2013年02月09日

【備忘録】ヘッドライトHIDシステム総入れ替え

【備忘録】ヘッドライトHIDシステム総入れ替え  【注意】
 掲載内容はあくまで私が所有している車に対して私自身が行った作業の内容を記したものであり、内容についての正確性の保証、ご覧になって作業をなさったことによる損害が生じた場合の補償は一切致しかねます。




 「何シテル?」には幾度か投稿していますが、こちらではご無沙汰しております。

 さて、過日のブログでもお伝えしましたが、12年間使ってきたPIAA製HID(HH6)が寿命を迎えたので、1月19日と20日(20日は午前中で終了)の2日間にわたってBELLOF製HIDキット一式への交換(総入れ替え)作業を行いました。




 1日目(1月19日)。
 まずは取扱説明書に従い、バルブ(バーナー)開封前に点灯確認を行います。
 HIDのバルブ(バーナー)は破損しやすいので(特にセラミックチューブ部分)、どこの製品でも必ずこの作業を行うよう指示されているはずです。




 点灯確認が終わったら、いよいよクルマをばらしていきます。
 バッテリー、冷却水のリザーバータンク、ウィンカー、フロントグリル、ヘッドライトASSY、元のHID一式を外します。
 ヘッドライトASSYの脱着、バルブ交換作業の詳細についてはこちらを参照してください。







 な、何とバッテリーとバンパーレインフォースの陰に、この季節にはもういないはずのキアシナガバチが隠れていました。
 弱っていたので刺される心配はありませんでしたが、刺激しないようそっと作業を進めました。







 無事ヘッドライトASSYが取り外せたところで、作業場所を室内へ移します。
 バルブ(バーナー)のグロメットにはリレー用の配線も差し込まれていますが、R32はヘッドライトASSYの外側で接続させるため不要なので切除し、穴をホルツブラックシーラー(品番MH208)で埋めます。







 バルブホルダーはそれまで使っていた(バルブのセラミックチューブが下向きに付く)PIAA製をそのまま使い、BELLOF製アダプターはゴムキャップのみ使います。
 BELLOF製アダプターは純正のホルダーを使うため、バルブ(バーナー)のセラミックチューブが上に来てしまいその影が映り込むことと、バルブ(バーナー)が電球よりも太いため、挿入部の穴を拡げなければならないからです。
 PIAA製が入手できない場合は同等品がヤフオクなどで出回っているようですが、もし純正のホルダーとBELLOF製アダプター一式を使ってセラミックチューブを下向きに取り付ける予定の方は、取扱説明書と併せてごーさんホームページを参照して下さい。
 (下の写真は作業の都合上、バルブを固定するスプリングを取り外しています。)




 バルブ(バーナー)を交換した後、BELLOF製アダプター一式に入っていたゴムキャップを取り付け、そこへバルブのグロメットをはめ込みます。
 ゴムキャップは純正のリングを用いず、本体側4カ所の爪に引っかけて固定しました。
 もし不安であれば、この上からタイラップで縛っておくのもよいでしょう。




 助手席側はハイビームアジャスターのギアが破損し、空回りして調整できなかったので交換しました。




 バルブ(バーナー)の組み付けとアジャスターの交換が終わったら、屋外へ戻ります。
 イグナイター、インバーターの位置決めや配線をコアサポート裏に通す作業を行うため、バンパー、ラジエーターも外します。
 クーラントはとりあえずバケツに溜め、ほこりが掛からないようにして保管します。




 ヘッドライトASSYを取り付けた後、イグナイターの場所を決めます。
 インバーターからのハーネスにコルゲートチューブを巻いた後、前と同様ヘッドライト裏側あたりのコアサポートへ取り付けました。




 イグナイターの場所が決まったところで、次はインバーターです。
 雨や洗車の水が掛かる心配はあるものの、イグナイターのハーネスの長さとインバーターの動作保証温度(90℃以下)という条件から、今回はバンパーレインフォースを外し、その裏へタイラップを複数本使って固定しました。
 インバーターを固定してからイグナイターを接続するのはスペース的に無理があるので、先にイグナイターとインバーターを接続しておき、その状態でインバーターを固定します。
 運転席側はこんな具合に。




 助手席側は純正タイプインタークーラーのパイピングがあるのでこんな具合です。







 インバーターを取り付けたところで、バンパーレインフォースを元に戻します。




 ここまで作業したところで日も傾き寒くなってきたことから、残り(配線作業など)は翌日(1月20日)に行いました。

 

 2日目(1月20日)。
 配線作業を進めていきます。

 元の配線はターンシグナルスイッチ(ウィンカーレバー)のハーネス加工とPIAA製リレーハーネス(ロービームとハイビームの2系統)の併用による4灯同時点灯でしたが、BELLOFのHIDには左右独立したリレーハーネスが組み込まれ、バッテリーからそれぞれ電源を供給するようになっています。
 したがって、PIAAのリレーハーネスを撤去することにしましたが、このままだとハイビームをどうするか?ということになりました。
 ハイビームのみ車体側の配線から供給することも検討しましたが、この場合ロービーム(HID)のリレーと同じ配線に接続するため、どちらかがショートなどのトラブルを起こすと両方とも点灯しなくなり、またトラブルシューティングも面倒になります。
 そこで考えた末、撤去したPIAAのリレーハーネスを加工し、ハイビーム専用として使うことにしました。(前述2系統を左右それぞれに割当。)

 (この部分の写真は取り忘れました。)

 これらの配線を、コアサポート裏側の車体配線へタイラップ(リピートタイプ)で縛り付けます。
 接続はほとんどをギボシ端子(車体へのアース線接続はクワ型端子)で行いました。




 リレーとハイビーム側電球の定格に合わせ、ヒューズも交換します。
 この時は暫定的にハイビームは10A、車両側(リレー専用)は5Aを入れましたが、その後(2月11日)それぞれ5A、3Aに入れ替えました。
 (ハイビームの電球は消費電力55Wのものにしているので、消費電流は約4.6Aです。)







 ハイビーム用リレーはこんな具合に設置。




 バッテリーへの接続は、端子をターミナルに挟むのが無理だったため、エーモン工業製の電源取り出しターミナル(1680)を使いました。




 取り付け具合や点灯状態も含め念入りに確認を行いましたが、不具合がなかったので外した部品を元に戻していきます。
 冷却水のエア抜きは時間が掛かるため、しばらくは補充用のクーラントを常備し、出かけた先で補充、エア抜きを行うようにしました。

 肝心の点灯状態ですがこんな具合です。







 4灯同時点灯させるとこんな具合です。(注意:ハイビームはHIDではありません。)







(・∀・)イイ!!

 車内からだと少し黄色みが強く見えますが、明るさを求めてSpec Evolution Neoを選択したので致し方ないかと思っています。
 しかし、見づらいことはありません。
 車外からでは、色温度を4100~4300Kに揃えたこともあって4灯点灯では統一感が出ており、私自身大変気に入っています。

 

 12年前同様今回も苦労しましたが、その甲斐もあって完璧とは言えないまでも満足のいく仕上がりになりました。
 これで、夜間のドライブも安心して楽しめます。
 最後に、この内容が自分で取付を行おうとしている方への参考になれば幸いです。
ブログ一覧 | 整備手帳 | クルマ
Posted at 2013/02/09 08:36:37

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